ミラーサーバーの構築手順についてご案内しています。
◆ ミラーサーバーの構築手順
I. ミラーサーバーの構築
II. 各クライアント端末の設定
◆ ミラーサーバーとは?
ミラーサーバーとは、お客さまの環境内に構築する検出エンジンのアップデートサーバーです。
ミラーサーバーを構築することで、各クライアント端末がミラーサーバーから検出エンジンを取得することができ、通信負担の軽減などを図ることができます。
ミラーサーバーを構築する場合、大きく分けて以下の2つの方法があります。
1)プログラムのミラー機能を使用してミラーサーバーを構築する
以下のプログラムには、ミラー機能が搭載されています。プログラムにある機能を利用するため、容易にミラーサーバーを構築していただけます。
- ESET Server Security for Microsoft Windows Server
- ESET Endpoint Security
- ESET Endpoint アンチウイルス
※ 上記以外のプログラムには、ミラー機能は搭載されていません。
※ Mac / Android / Linux向けクライアント用プログラムでは、プログラムのミラー機能を使用して構築したミラーサーバーからのアップデートはご利用いただけません。
2)ミラーツールを使用してミラーサーバーを構築する
ミラーツールは、ミラーサーバーで公開するための検出エンジンを作成する専用ツールで、Windows Server環境 / Linux Server環境で動作します。ミラーツールをWebサーバーやファイル共有機能などと併用して使用することで、ミラーサーバーの構築が可能です。
※ ミラーサーバーからアップデートをおこなう端末が Mac / Android / Linux 端末の場合は、ファイル共有機能で構築したミラーサーバーから検出エンジンを取得することができません。IISなどのWebサーバーでミラーサーバーを構築してご利用ください。
ミラーツールは、クライアント用プログラムやセキュリティ管理ツールとは別に導入する必要がありますが、IISを利用する場合はIISの機能による負荷軽減が可能になるなど、配信方法によって運用の幅が広がります。
◆ アップデート可能なクライアント用プログラム
ミラーサーバーの構築方法によって、検出エンジンを配布可能なクライアント用プログラムが異なります。
ミラーサーバーから検出エンジンを配布可能なクライアント用プログラムについては、以下のPDFファイルをご確認ください。
◆ ミラーサーバーの構築手順
I. ミラーサーバーの構築
IISを使用してミラーサーバーを構築する場合は、以下のWebページをご参照ください。
以下の手順を参考に、ミラーサーバーを構築してください。
1)プログラムのミラー機能を使用してミラーサーバーを構築する手順
2)ミラーツールを使用してミラーサーバーを構築する手順
以下のWebページをご参照ください。
- Windows Server環境でミラーツールを使用する場合はこちら
- Linux Server環境でミラーツールを使用する場合はこちら
※ 同じPC上で、同じポート番号を使用して、プログラムのミラー機能を使用したミラーサーバーとミラーツールの機能を使用したミラーサーバーを同時に有効にする、または、同じ設定を複数おこなうと、クライアントがミラーサーバーを利用できませんのでご注意ください。
II. 各クライアント端末の設定
各クライアント端末がミラーサーバーからアップデートをおこなうよう設定を変更します。使用しているクライアント用プログラムに合わせて、後述の手順を実施してください。
※ 本手順では、例として、以下の環境での設定内容を記載しています。
項目 |
設定内容 |
ミラーサーバー、および、WebサーバーのIPアドレス |
192.168.1.2 |
ミラーサーバー、および、Webサーバーの動作ポート |
2221番 |
IISなどを利用して公開しているフォルダー |
eset_upd |
ファイル共有にて公開しているフォルダーのパス |
\\user\eset_upd\(検出エンジンのフォルダー名) |
1)クライアント端末を操作して設定変更する手順
< Windows 対応プログラム >
< Mac 対応プログラム >
< Linux 対応プログラム >
< Android 対応プログラム >