ESET Server Security for Microsoft Windows Server V12.0.12005.0 から ESET Server Security for Microsoft Windows Server V12.1.12010.0 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V12.0.12005.0 から V12.1.12010.0)
以下の機能が追加されました。
- 自動アップデート機能によるプログラムの配信タイミングを選択できるようになりました
配信タイミングの設定を含む自動アップデート機能の設定手順については、こちらをご確認ください。
- モジュールのアップデートと製品のアップデートについて、[安全な接続を使用する]の設定ができるようになりました
以下より、本項目を有効化することで、HTTPS経由でアップデートがおこなわれるようになります。
・詳細設定画面 → [アップデート]→[プロファイル]→[アップデート]→[モジュールのアップデート] の[安全な接続を使用する]
・詳細設定画面 → [アップデート]→[プロファイル]→[アップデート]→[製品のアップデート]の[安全な接続を使用する]
- 詳細設定画面 →[検査]→[デバイス検査]に[検査中のスタンバイの防止]設定が追加されました
本項目を有効化することで、検査中にOSがスタンバイモードにならないようになります。
なお、バッテリー電源で動作している場合はスタンバイモードになる可能性があります。
- LiveGrid を使用する機能が有効化されている状態で、LiveGrid が無効になっている場合に、詳細設定画面にアラートが表示されるようになりました
■ 変更(V12.0.12005.0 から V12.1.12010.0)
以下の機能が変更されました。
- 旧バージョンから本プログラムのインストーラー(msiファイル)を使用してバージョンアップする場合、バージョンアップ後の再起動が不要になりました
- 検出エンジンのアップデートの履歴を確認できる箇所が、以下へ変更になりました【 2025.12.4 追加 】
[ログファイル]→[アップデート]を選択
■ 修正(V12.0.12005.0 から V12.1.12010.0)
内部的な不具合が修正されました。
■ ご利用上の注意事項(V12.1.12010.0)
- 自動アップデート機能のご利用について
- セキュリティと安定性のアップデート機能について
- SSL/TLSプロトコルフィルタリングについて
以下の設定で[証明書の有効性を確認する]を選択した場合でも、証明書の有効性が確認できないWebサイトへアクセスした際、確認のダイアログが表示されずにアクセスができる仕様となっています。
詳細設定画面 →[保護]→[SSL/TLS]→[証明書の信頼を確立できない場合のアクション]→[証明書の有効性を確認する]
該当のWebサイトへアクセスを拒否する際は、Webブラウザーにてご対応ください。
- ESET RMMのサポートについて
ESET RMM(詳細設定画面 →[リモート管理]→[ESET RMM])のご利用はサポート対象外です。
- ミラーサーバーから検出エンジンのアップデートをおこなう場合、以下の資料をご参照ください
【 アップデート可能なプログラム対応表 】
なお、本資料には以下の内容が記載されています。- 本バージョンの検出エンジンをアップデートする上で、使用可能なミラーサーバー(※)
- 本バージョンのミラー機能を使用して構築したミラーサーバーから、アップデートが可能なクライアント用プログラム
※ オフライン環境などで利用する場合は、
ユーザーズサイトに公開している『Windows の「バージョン 12」向けクライアント用プログラムの場合』の検出エンジンファイルを使用できます。
- IISを使用した検出エンジンの公開について
本プログラムのミラー機能を使用して作成したミラーフォルダーをIISで公開する場合、自己防衛機能が有効で、既定で作成されるミラーフォルダーを指定すると、MIMEの設定で「エラー:アクセス許可がないため構成ファイルを書き込むことができません」とメッセージが表示されます。
IISで検出エンジンを公開する場合は、任意のフォルダー(例:C:\ESETMirror)配下で作成したミラーフォルダーを指定してください。手順の詳細はこちら。
- 「Azure Code Signing(ACS)」準拠について
本製品はAzure Code Signing(ACS)で署名されているため、本製品をインストールする際はOSによって事前に対応が必要となります。詳細はこちら。
- 上書きインストールでバージョンアップした際に一部設定が引き継がれない
- 旧バージョンから上書きインストール後に、「デバイスを再起動する必要があります」のセキュリティアラートが表示される
- 脆弱性パッチ適用時のサーバー再起動について
本製品に付帯する「脆弱性とパッチ管理」機能で、サーバーの再起動設定はできません。
コンピューターの再起動は手動で実施してください。
リモートデスクトップ接続の接続元を制限する設定について
本プログラムを新規でインストールし、ESET PROTECT Essential クラウド / ESET PROTECT Essential オンプレミス / ESET PROTECT Essential Plus オンプレミスのライセンスでアクティベーションした場合、本プログラムがインストールされている端末に対して、リモートデスクトップ接続の接続元を制限する設定が既定で行われます。
本プログラムがインストールされている端末に対してリモートデスクトップ接続が必要な場合は、以下項目を適切な値に設定し、必要なリモートデスクトップ接続が遮断されないように設定してください。
詳細設定画面 →[保護]→[ネットワークアクセス保護]→[ネットワーク攻撃保護]→[総当たり攻撃保護]の「受信RDP接続を制限」
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ネットワーク隔離の除外ポリシーについて
セキュリティ管理ツールより、ネットワーク隔離の除外ポリシーを利用するためには、クライアント端末にインストールされている ESET Management エージェントが本プログラムを認識している必要があります。
本ポリシーを利用したい場合は、以下の方法にて ESET Management エージェントに本プログラムを認識させてください。
・ESET Management エージェントをインストールした後に本プログラムをインストールする
・本プログラムを ESET Management エージェントより先にインストールしていた場合はOSを再起動する
なお、ネットワーク隔離の除外ポリシーは、セキュリティ管理ツールにログイン後、以下にて設定可能です。
・ポリシー設定画面 より[Common features]を選択し、[ネットワークアクセス保護]→[ネットワークアクセス保護]→[ネットワーク隔離のカスタム除外(クライアントタスク)]の[編集]
・ポリシー設定画面 より[ESET Server/File Security for Microsoft Windows Server (V6+)]を選択し、[保護]→[ネットワークアクセス保護]→[ネットワークアクセス保護]→[ネットワーク隔離のカスタム除外(クライアントタスク)]の[編集]
■ 既知の不具合(V12.1.12010.0)
以下の不具合を確認しております。
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。

ヒント
リポジトリへの公開は、日本時間の2025年11月12日以降となります。