ここでは、Windows Server 環境でミラーサーバーをご利用の場合に、IIS(Microsoft Internet Information Services)で検出エンジンを公開する手順についてご案内しています。
手順の詳細は、以下をご参照ください。
< 構築の流れ >
- ミラーフォルダーの作成
- IIS環境の構築
- クライアント用プログラムの設定
※ 本手順では、例として、以下の環境での設定内容を記載しています。
項目 |
設定内容 |
WebサーバーのOS |
Windows Server 2019 |
IISのバージョン |
10.0 |
WebサーバーのIPアドレス |
192.168.1.2 |
Webサーバーの動作ポート |
2221番 |
ミラーツールを使用している場合に、公開しているフォルダー |
eset_upd |
1. ミラーフォルダーの作成 < Webサーバーでの作業 >
以下の手順で、ミラーフォルダーを作成してください。
2. IIS環境の構築 < Webサーバーでの作業 >
以下の手順で、IIS環境を構築してください。
Step.1 IISのインストール
以下の手順で、IISをインストールしてください。
すでにIISをインストール済みの場合は、
Step.2へお進みください。
- 「スタート」→「サーバーマネージャー」をクリックします。
- サーバーマネージャーの「ダッシュボード」画面が開きます。「② 役割と機能の追加」をクリックします。
- 「役割と機能の追加ウィザード」画面が開きます。
「開始する前に」画面が表示された場合は、「次へ(N)>」ボタンをクリックしてください。
- 「役割ベースまたは機能ベースのインストール」にチェックを入れ、「次へ(N)>」ボタンをクリックします。
- IISをインストールするサーバーを選択し、「次へ(N)>」ボタンをクリックします。
- 「Webサーバー(IIS)」にチェックを入れてください。
- 「Webサーバー(IIS)に必要な機能を追加しますか?」画面が表示されます。「機能の追加」ボタンをクリックします。
- 「次へ(N)>」ボタンをクリックします。
- 「機能の選択」画面が表示されます。「次へ(N)>」ボタンをクリックします。
- 「Webサーバーの役割(IIS)」画面が表示されます。「次へ(N)>」ボタンをクリックします。
- 「役割サービスの選択」画面が表示されます。「次へ(N)>」ボタンをクリックします。
- 「インストール オプションの確認」画面が表示されます。「インストール(I)」ボタンをクリックします。
- インストールが開始します。
インストールが完了しましたら、「閉じる」ボタンをクリックします。
- サーバーマネージャー画面を閉じ、OSを再起動します。
Step.2 IISの設定
以下の手順で、IISの設定をしてください。
- 「スタート」→「Windows管理ツール」をクリックします。
- 「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー」をダブルクリックします。
- 画面左側から Step.1 の手順5で選択したサーバー名を右クリックし、「Webサイトの追加...」をクリックします。
- 「Webサイトの追加」画面が開きます。
以下の項目を設定し、「OK」ボタンをクリックしてください。
項目 |
設定内容 |
サイト名(S) |
「ESET mirror」 |
物理パス(P) |
ミラーフォルダーを指定してください。
< 例1:ミラーツールを使用している場合 >
C:\ESETMirror\Win32\mirror\eset_upd
< 例2:プログラムのミラー機能を使用している場合 >
C:\ESETMirror |
種類(T) |
「http」 |
IPアドレス(I) |
「未使用のIPアドレスすべて」 |
ポート(O) |
Webサーバーの動作ポートを指定してください。
例:2221 |
ホスト名(H) |
空欄 |
- 画面左側から追加された「サイト」→「ESET mirror」をクリックし、画面中央の「MIMEの種類」をダブルクリックしてください。
- 画面右側の「操作」から「追加...」をクリックしてください。
- 「MIMEの種類の追加」画面が開きます。
以下を入力し「OK」ボタンをクリックしてください。
項目 |
設定内容 |
ファイル名の拡張子(E) |
「*」 |
MIMEの種類(M) |
「application/octet-stream」 |
- 画面左側の「サイト」→「ESET mirror」をクリックし、画面中央から「既存のドキュメント」をダブルクリックしてください。
- 画面右側の「操作」から「無効にする」をクリックしてください。
- 「ESET mirror」が停止している場合は、画面左側の「サイト」→「ESET mirror」を右クリック→「Webサイトの管理」→「開始」をクリックしてください。
- 画面右側に「既定のドキュメントの機能は無効にされています。」と表示されている場合は、そのまま手順10へ進んでください。
- Webブラウザーを起動し、アドレスバーに該当する以下のURLを入力してください。
項目 |
設定内容 |
URL |
< クライアントプログラム V9 以前を使用している場合 >
「http://"WebサーバーのIPアドレス":"Webサーバーの動作ポート"/検出エンジンのフォルダ/update.ver」
< クライアントプログラム V10 以降を使用している場合 >
「http://"WebサーバーのIPアドレス":"Webサーバーの動作ポート"/検出エンジンのフォルダ/dll/update.ver」 |
手順4で指定した「物理パス(P)」下の「update.ver」の内容が確認できれば、設定は完了です。
確認できない場合は、手順4の設定を見直してください。
※ ファイアウォールを利用している場合には、上述の「Webサーバーの動作ポート」を許可していただく必要があります。
3. クライアント用プログラムの設定 < クライアント端末での作業 >
以下のWebページの「II. 各クライアントでの操作」をご参照いただき、検出エンジンのアップデート設定を変更してください。
< アップデートサーバーの設定内容 >
http://"WebサーバーのIPアドレス":"Webサーバーの動作ポート/(検出エンジンのフォルダー名)"
(例 http://192.168.1.2:2221/ep11)