ESET Endpoint Security V5.0 の設定組み込み済みインストーラーを利用して、ESET Smart Security V4.2 から ESET Endpoint Security V5.0 へアップグレードをおこなった場合、設定組み込み済みインストーラーに組み込まれた設定が有効になります。
ただし、以下の設定はアップグレード後に組み込まれずに、ESET Smart Security V4.2 で設定していた値が引き継がれます。
(1) パーソナルファイアウォール
【 ESET Endpoint Security V5.0 の設定箇所 】
- 詳細設定画面→[ネットワーク]→[パーソナルファイアウォール]→[ファイアウォールユーザープロファイル]
- 詳細設定画面→[ネットワーク]→[パーソナルファイアウォール]→[ルールとゾーン]→[ルール/ゾーンエディタ]
- 詳細設定画面→[ネットワーク]→[パーソナルファイアウォール]→[IDSと詳細オプション]
- 詳細設定画面→[ネットワーク]→[パーソナルファイアウォール]→[学習モード]
- 詳細設定画面→[ネットワーク]→[パーソナルファイアウォール]→[アプリケーション変更の検出]→[チェック対象外とするアプリケーションのリスト]
(2) Webアクセス保護のアクティブモード
【 ESET Endpoint Security V5.0 の設定箇所 】
- 詳細設定画面→[Webとメール]→[ Webアクセス保護]→[HTTP、HTTPS]→[アクティブモード]
(3) HIPSのルール設定
【 ESET Endpoint Security V5.0 の設定箇所 】
- 詳細設定画面→[コンピュータ]→[HIPS] →[ルールエディタ]→[ルールの設定]
- 詳細設定画面→[コンピュータ]→[HIPS] →[詳細設定]
※ HIPS機能は、ESET Endpoint Security V5.0 から搭載された機能となりますので、ESET Smart Security V4.2 には存在しません。
◆ 回避方法
アップグレード後に上記の設定を組み込むには、以下のいずれかの方法で ESET Endpoint Security V5.0 へアップグレードを実施してください。
- ESET Smart Security V4.2 をアンインストールしてから、ESET Endpoint Security V5.0 の設定組み込み済みインストーラーでインストール
- 設定組み込み済みインストーラーでアップグレードを実施後、上記の設定がされた設定ファイルをインポート
設定ファイルのインポート手順につきましては、下記Webページをご参照ください。
[Q&A] 設定ファイルのインポート・エクスポート手順
- ESET Remote Administrator で管理している場合、設定組み込み済みインストーラーでアップグレードを実施後、タスクで設定を配信
ESET Remote Administrator からクライアントに設定を配布する手順につきましては、下記Webページをご参照ください。
[Q&A] タスク機能を利用してクライアントに設定ファイル(.xmlファイル)を配布する
■ 参考
設定組み込み済みインストーラーに組み込まれていない設定は、ESET Smart Security V4.2 で設定していた値が引き継がれます。
ただし、一部の設定は引き継がれません。詳細については、下記Webページをご確認ください。
[Q&A]上書きインストールによって設定は引き継がれますか?