本ページでは、プリブート認証通過後、何らかのトラブルでWindowsが起動できなくなったPCのHDD/SSDをWindowsを起動せずに復号する方法についてご案内いたします。
プリブート認証通過後にWindowsが起動しなくなった場合、HDD/SSDが暗号化されていると、Windowsの修復ができません。
Windowsが起動しない状況では通常の手順で暗号化されたHDD/SSDを復号できないので、「DESlock+ Recovery Utility」を使用して暗号化されたHDD/SSDを復号します。
なお、本ページでご案内する方法は管理プログラムで管理されているクライアントPCを復号する方法です。
DESlock+ Enterprise Serverで管理していないクライアントPCの場合は以下のURLをご参照ください。
▼Windowsが起動できない場合に、暗号化されたHDD/SSDを復号するには?
(DESlock+ Enterprise Serverで管理していない場合)
https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/13745?site_domain=encryption
HDD/SSDの物理障害によってWindowsが起動できない場合は、DESlock+ Recovery Utilityを使用しても、暗号化されたHDD/SSDを復号することはできません。
DESlock+ Recovery UtilityはWindowsを起動する前にCDやUSBフラッシュドライブから起動できるプログラムです。
DESlock+ Recovery Utilityの起動方法は3種類あります。
「CDブートタイプ」「USBブートタイプ」のDESlock+ Recovery UtilityはUEFIブートモードでは起動できません。
「CDブートタイプ」「USBブートタイプ」を使用する場合で、クライアントPCがUEFIブートモードで起動している場合はLegacy(レガシー)ブートモードへBIOSの設定を変更する必要があります。
機種によってはLegacy(レガシー)ブートモードへ変更できない機種もありますので、設定方法についてはPCメーカーのサポートセンターへご確認ください。
なお、Legacy(レガシー)ブートモードへ変更できない機種につきましては、Ubuntuを起動して実行する方法でDESlock+ Recovery Utilityを起動してください。
また、TPMを利用して暗号化している場合は、UbuntuからDESlock+ Recovery Utilityを起動する方法でのみ、復号を実施できます。 CDブート、またはUSBブートからDESlock+ Recovery Utilityを起動する方法では復号できませんので、ご注意ください。