本手順は、Windowsが起動できるPC上でご実施ください。

1. 下記リンクから、ESET Encryption Recovery Utilityをダウンロードします。

2. USBフラッシュメモリをPCに接続します。

3. 接続したUSBフラッシュメモリをFAT32形式でフォーマットします。
   ※Windowsでは、32GBを超える領域をFAT32でフォーマットすることはできないため、32GBを超えるUSBフラッシュメモリを接続した場合、メニューにも「FAT32」は表示されません。
   容量が16MB～32GB内のUSBフラッシュメモリをご利用ください。

USBフラッシュメモリをFAT32形式でフォーマットする方法

①マイコンピュータから接続したUSBフラッシュメモリを右クリックし、コンテキストメニューからフォーマットをクリックします。

 

②ファイルシステムを「FAT32(既定)」にし、開始をクリックします。

 

③警告文が表示されますので「OK」をクリックします。

 

④フォーマットが完了しましたと表示されるので「OK」をクリックします。

 

⑤以上でFAT32形式でのフォーマットが完了です

4. 手順1でダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
   解凍したフォルダには「efi」という名前のフォルダが存在します。

ZIP圧縮形式ファイルを解凍する方法

参考

以下の手順はWindows標準の解凍方法です。
別途、圧縮解凍ソフトをインストールしてご利用されている場合は、ご利用のソフトにてご解凍ください。

①ZIP圧縮ファイルのアイコンを右クリックして、表示されるメニューから「すべて展開」をクリックします。

 

②参照をクリックして、展開先を選択します。
   選択後、右下の展開をクリックします。

 

③解凍されたファイルが選択した箇所に展開されます。
   以上でZIP圧縮形式ファイルの解凍が完了です。

5. 「efi」フォルダを手順3でフォーマットしたUSBフラッシュメモリの中にコピーします。

 

以上の手順で、「ESET Encryption Recovery Utility」起動メディアの作成手順は完了です。

1. 上記手順で作成したUSBフラッシュメモリをWindowsが起動しないPCに接続し、PCの電源を入れて、USBフラッシュメモリから「ESET Encryption Recovery Utility」を起動します。

2. ESET Encryption Recovery Utilityが起動します。
   起動すると下記の画面が表示されます。

3. 「1」と入力し、「Enter」キーを押下します。

4. 「y」キーを押下します。

5. 「Please select a user」と表示されます。
   パスワードを入力するユーザーの番号を入力し、「Enter」キーを押下します。
   ※入力するアカウントは任意のもので構いません。本手順では例として「admin」の番号を入力しています。

6. 「Please enter the password for the following user」と表示されますので、プリブート認証用ユーザー名に対応したパスワードを入力します。
   本手順では「admin」アカウントの管理者パスワードを入力します。
    

7. 以下の画面が表示されると、復号が開始され、復号されたセクター数がカウントアップされます。

8. 「Success」と表示されれば復号が完了です。
   「Press a key to continue」と表示されますので、「Enter」キーを押下します。

9. 「Press a key to shutdown computer」と表示されますので、「Enter」キーを押下します。
   PCがシャットダウンしますので、「ESET Encryption Recovery Utility」起動用USBフラッシュメモリをPCから取り外してください。

以上でHDD/SSDの復号作業は完了です。

HDDが復号されていますので、Windowsのインストールディスクやシステム修復ディスクから「スタートアップ修復」を実行してWindowsを修復したり、Live CDなどを使用して必要なデータを取り出したりすることができます。