セキュリティ管理ツールで管理しているWindows向けクライアント用プログラムをクローン展開することができます。詳細は以下の通りです。
▼ はじめに
本ページでは、マスターイメージに定期的に復元されない環境への展開手順を説明しています。
※ 仮想デスクトップなどで環境がマスターイメージに復元される環境で利用する場合は
こちら。
▼ 対象プログラム
■ セキュリティ管理ツール
- クラウド型セキュリティ管理ツール
- オンプレミス型セキュリティ管理ツール
■ クライアント用プログラム
- ESET Endpoint Security
- ESET Endpoint アンチウイルス
- ESET Server Security for Microsoft Windows Server
▼ クローン展開の手順
以下のStep.1~Step.6の手順に従って、クローン展開してください。
Step.1 マスターコンピューターのセットアップ
以下の手順で、マスターコンピューターのセットアップをおこないます。
【 1 】ESET Management エージェント のインストール
セキュリティ管理ツール でクライアント用プログラムを管理する場合は、管理対象となる端末に ESET Management エージェント をインストールする必要があります。
ESET Management エージェントのインストール手順は、以下のWebページをご参照ください。
< クラウド型セキュリティ管理ツール をご利用の場合 >
- ライブインストーラーを作成してインストールする場合はこちら。
- GPOを使用してリモートインストールする場合はこちら。
< オンプレミス型セキュリティ管理ツール をご利用の場合 >
ヒント
ESET Management エージェント は、クローン展開した端末ごとにインストールすることも可能です。
エージェントライブインストーラーなどを任意の場所に保存しておく等の方法をご検討ください。
【 2 】クライアント用プログラムのインストール・自己防衛機能の無効化
クライアント用プログラムをインストールして、自己防衛機能を無効にします。
- 以下のWebページを参考に、クライアント用プログラムをインストールします。
マスターコンピューターにクライアント用プログラムをインストールする場合は、インストール後にアクティベーションをしないでください。
- 以下のWebページを参考に、自己防衛機能を無効にします。
※ 自己防衛機能が有効になっていると、後述する「Step.2 マスターイメージの作成」に失敗する場合があります。
Step.2 マスターイメージの作成
Step.1でセットアップした端末のマスターイメージを作成します。
Step.3 セキュリティ管理ツールでの設定
セキュリティ管理ツール にマスターイメージとなるマスターコンピューターを登録します。
※ マスターコンピューターとして登録しているコンピューターの情報を削除した場合、ID(複製)の回復ができなくなりますので、コンピューターの情報を削除しないようご注意ください。
Step.4 クローン展開を実施
Step.2で作成したマスターイメージで、全端末へクローン展開します。
Step.5 ESET製品のアクティベーション
クローン展開した全端末のESET製品のアクティベーションを実施します。
Step.6 自己防衛機能の有効化
以下のWebページを参考に、クローン展開した全端末のESET製品に対して、Step.1で無効にした自己防衛機能の設定を有効に戻します。
▼ アクティベーション済みのクライアント用プログラムのマスターイメージでクローン展開した場合の対処方法
アクティベーション済みのクライアント用プログラムをクローン展開すると、ESET Business Account 上では同一端末として認識し、1台の端末でESET製品をアンインストールした際に全端末のESET製品がアクティベーション解除されてしまいます。
該当するマスターイメージで展開した場合は、一度プログラムをアンインストールし、再インストールをおこなってください。
※ ESET Management エージェントの再インストールは不要です。
▼ クローン展開したコンピューターがセキュリティ管理ツールのコンピューターの一覧に表示されない場合の対処方法
クローン展開したコンピューターがセキュリティ管理ツールのコンピューターの一覧に表示されない場合、クローン展開する前にマスターコンピューターの登録設定をしていないことが原因と考えられます。
上記の原因に該当する場合は、セキュリティ管理ツールの「質問」に回答し、マスターコンピューターの登録設定をおこなうことで、クローン展開したコンピューターを表示することができます。