ESET PROTECT V9.0.11.6 から ESET PROTECT V9.1.19.2 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V9.0.11.6 から V9.1.19.2)
以下の機能が追加・強化されました。
- [コンピューター]セクションに、「詳細フィルター」が追加されました。
既定では最小化されており、画面上部にある[詳細フィルター]ボタンをクリックして展開することで表示されます。
- 以下の古いサーバーコンポーネントを使用している場合、[クイックリンク]→[古いコンポーネント]に表示されるようになりました。
CentOS 7 でご利用の場合は、古いサーバーコンポーネントのリストが表示されません。
・Microsoft SQL Server:15.0.4223.0 以前
・MySQL:8.0.0.0 以前
・OS(Windows):10.0.0.0 以前
・Apache Tomcat:9.0.62 以前
・Java Runtime Environment(JRE): 17.0 以前
- Apple M1チップ / Apple M2チップ搭載の端末に Mac向け ESET Management エージェントをインストールする場合、Rosetta 2のインストールが不要になりました。
- [ダッシュボード]→[ステータス概要]の「コンポーネントバージョンステータス」に、「待機中」が追加されました。
自動アップデート機能を使用してバージョンアップが実行された際の、再起動待ちの端末の台数を確認できるようになりました。
- ESET PROTECT からクライアント端末のOSの再起動を操作する際に、クライアント端末利用者が再起動の延期をできるようになりました。
再起動の延期設定の可能範囲は、「1時間 / 3時間 / 5時間 / 1日 / 3日 / 7日 / 15日 / 20日 / 30日」です。
[コンピューター]→該当端末の左側のアイコン→[電源]→[再起動]をクリックし、[延期]のプルダウンリストから設定できます。
また、ソフトウェアインストールタスク / ソフトウェアアンインストールタスクの再起動オプションでも同様の設定が可能になりました。
- ソフトウェアインストールタスクでバージョン指定なしで最新バージョンの展開ができるようになりました。
既定で本機能にチェックが入ります。手順の詳細はこちら。
- ダッシュボードの「LiveGuard」タブを表示、または、非表示に切り替えができるようになりました。
右上の歯車のアイコン→[LiveGuardを表示]または[LiveGuardを隠す]より設定できます。
- [コンピューター]セクションに、「OSサービスパック」(21H2等)を表示できるようになりました。
- ヘッダー(左上の ESET PROTECT の横)に、以下のリンクが追加されました。
・ ESET Business Account
・ サポート情報
・ ESET Knowledgebase
- すべての監査ログイベントが、Syslogに転送されるようになりました。
- [ヘルプ]→[ESET PROTECTガイド]が刷新されました。
- ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V9.1 以降を含むオールインワンインストーラーを作成する際、フルモジュールインストーラー / 最小モジュールインストーラーのいずれかを選択可能になりました。
- クライアント用プログラムのバージョンアップ等で再起動が必要となった際に、クライアント端末利用者に再起動の通知を促す通知を表示させる機能が追加されました。
自動解決に関する設定をした[ESET Endpoint for Windows]ポリシー([設定]→[通知]→[アプリケーションステータス)→[自動解決]の編集)を適用してください。
■ 変更(V9.0.11.6 から V9.1.19.2)
以下の内容が変更されました。
- Windows Server 2008 R2 に ESET Management エージェントをインストールする場合、Service Pack1 およびKB4493730 / KB4039648 が適用されている必要があります。
- 必要なソフトウェアについて、Java 17(64bit)のみがサポート対象になります。
- 「ESET PROTECTサーバー(Linux版)」「MDC(Linux版)」「Linux版 EM エージェント」をインストールする際に必要なソフトウェアにおいて、OpenSSL 3.x はサポート対象外になります。
■ 修正(V9.0.11.6 から V9.1.19.2)
以下の不具合が修正されました。
- オフライン環境の ESET PROTECT V9.0 でGPOまたはSCCMスクリプト(「install_config.ini」ファイル)を作成できない
■ ご利用上の注意事項(V9.1.19.2)
- ESET Management エージェントの自動アップグレード機能については、以下のWebページをご確認ください。
[Q&A]ESET Management エージェント の自動アップグレード機能を有効、または、無効にするには?
- オールインワンインストーラーを利用してバージョンアップをおこなう場合、バージョンアップ後にOSの再起動を実施してください。
- 監査ログのレポートを生成するための権限について
監査ログのレポートを生成するためには、ESET PROTECT Webコンソールにログインするユーザーに[監査ログ]の読み取り権限が必要です。
- 「サーバー検査」タスク実行時に、検査対象として検査プロファイルだけを選択すると動作しない現象について
ESET PROTECT の「サーバー検査」タスクを以下の設定内容で実行した場合、「サーバー検査」タスクは実行されません。
設定項目 |
設定内容 |
検査されたサーバー
(検査をおこなうクライアント端末を指定) |
Windows Server向けクライアント用プログラムがインストールされたサーバーを指定 |
検査対象 |
「Hyper-V検査」項目配下に表示される「検査プロファイル」のみを選択 |
Windows Server向けクライアント用プログラムがインストールされたサーバーに対して、「サーバー検査」タスクを利用してHyper-V検査を実行する場合は、「検査対象」には「検査プロファイル」と「検査対象となるゲストOS」を選択してください。
- ESET PROTECT V9.1 にバージョンアップ後、モバイルデバイスコネクターに以下のエラーが表示される場合があります。
HTTPS証明書はAppleで必要な条件を満たしていません |
上記エラーが表示された場合は、管理する端末に合わせて以下の手順を実施してください。