ESET Endpoint アンチウイルス for Linux V11.1.3.0 から ESET Endpoint アンチウイルス for Linux V12.0.13.0 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V11.1.3.0 から V12.0.13.0)
以下の機能が追加されました。
ESET PROTECT Complete または ESET PROTECT Elite のライセンスを使用した ESET PROTECT(クラウド版)で管理している場合、ESET PROTECT(クラウド版)のパッチ管理機能より、本プログラムをインストールした環境の脆弱性のあるパッケージに対して、パッチ適用できるようになりました
ただし、Ubuntuのパッケージマネージャ(apt または snap)を介してインストールしたパッケージに限定されます。
ESET PROTECT(クラウド版)または ESET PROTECT on-prem V12.1 以降をご利用の場合、以下より「ネットワークの隔離」機能が利用可能となりました
・[コンピューター]アイコン→ネットワークから分離したいコンピュータークリック→[ネットワークの隔離]→[ネットワークから隔離する]
・「コンピュータをネットワークから隔離」タスク機能を使用
ESET PROTECT(クラウド版)にて、本プログラムを含んだライブインストーラーを作成できるようになりました
自動アップデート機能によるプログラムの配信タイミングを選択できるようになりました
配信タイミングの設定を含む自動アップデート機能の設定手順については、
こちらをご確認ください。
以下のOSへの対応が追加されました
・Red Hat Enterprise Linux 9(※)
・Red Hat Enterprise Linux 8(※)
・Linux Mint 22
・Linux Mint 21
・Debian 12
※ サポートされているデスクトップ環境(Cinnamon 5.0以降 / GNOME 3.28.2以降 / KDE / MATE / XFCE)がインストールされている必要があります。
■ 変更(V11.1.3.0 から V12.0.13.0)
以下の機能が変更されました。
本プログラムをインストール時にWebアクセス保護機能を無効化するオプションが、以下の通り変更となりました
詳細は
こちらをご確認ください。
V11.1:ESET_DISABLE_WAP=1 ./eeau_x86_64.bin
↓
V12.0:ESET_DISABLE_NFTABLES=1 ./eeau_x86_64.bin |
■ 修正(V11.1.3.0 から V12.0.13.0)
内部的な不具合が修正されました。
■ ご利用上の注意事項(V12.0.13.0)
- インストールにはroot権限(スーパーユーザー)が必要です
以下のパッケージは、OSリポジトリに接続できる場合、ESET Endpoint アンチウイルス for Linux のインストール時に自動でインストールされます
※ 不足している記載パッケージと依存性関連のパッケージがOSリポジトリから取得しインストールされます。しかし、Ubuntu 22.04 LTS および Linux Mint 21 上の最新カーネルで必要な「gcc-12」については、手動で導入する必要があります。
オフライン環境で利用していてOSリポジトリに接続できない場合は、手動で以下のパッケージをインストールしてから、ESET Endpoint アンチウイルス for Linux のインストールを実施してください。
| OS |
パッケージ
|
|
|
- gcc
- make
- elfutil-libelf-devel
- kernel-devel
- nftables
- libcurl
- nss-tools
|
- Ubuntu Desktop
- Linux Mint
- Debian
|
- gcc
- make
- libelf-dev
- linux-headers-generic
- linux-headers-generic-hwe
- nftables
- libcurl4
- libnss3-tools
|
- 以下のディスプレイサーバーがサポートされています
・X11
・Wayland
- 以下のデスクトップ環境がサポートされています
・Cinnamon 5.0以降
・GNOME 3.28.2以降
・KDE
・XFCE
・MATE
- ミラーサーバーを使用したアップデートについて
本製品をミラーサーバー経由でアップデートする場合は、ミラーツールの --updateServer オプションを使用してLinux版のモジュールを取得したミラーサーバーを作成する必要があります。
作業手順については、以下をご参照ください。
・Windows Server環境でミラーツールを使用する場合はこちら
・Linux Server環境でミラーツールを使用する場合はこちら
■ 既知の不具合(V12.0.13.0)
以下の不具合を確認しております。
- 「隔離」から復元したウイルス検体がリアルタイム検査にて即時に検出されない
「隔離」したウイルス検体を復元した際に、リアルタイム検査にて即時に検出されません。
標準出力にエラーが表示される
本バージョンをインストールまたはアップデートする際、標準出力に以下のメッセージが出力されます。
本現象は表示上の問題で、インストール処理は正常におこなわれています。
| N: ファイル’<インストーラパス>’がユーザ’_apt’からアクセスできないため、ダウンロードはrootでサンドボックスを賭さずに行われます。 - pkgAcquire::Run(13:許可がありません) |
Webアクセス保護機能を除外してインストールする際に出力されるログについて
Webアクセス保護機能を除外してインストールをおこなった際、バージョンアップ時に「libnss3-tools」と「nftables」をインストールコマンドの引数に指定して実行するよう以下のログが出力されます。
To upgrade ESET Endpoint Antivirus to newer version, use:
apt-get install ./eea-12.0.13.0-ubuntu20.x86_64.deb libnss3-tools- nftables- |
本現象は表示上の問題で、Webアクセス保護機能を除外してインストール・バージョンアップする場合は、「libnss3-tools」と「nftables」の導入は不要です。
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。

ヒント
リポジトリへの公開は、日本時間の2025年9月17日以降となります。