ファイアウォール機能の設定について、旧バージョンより以下の変更点がございます。

• ファイアウォール機能の詳細な設定は、セキュリティ管理ツールのポリシーにて、［ネットワークアクセス保護］の設定をした［Common features］ポリシーを適用してください。
  セキュリティ管理ツールより、ルールを設定しない場合は、既定のルール（外向きの通信は許可され、端末から開始されたものでない内向きの通信は全てブロック）が適用されます。
   
• ファイアウォール機能は不要の場合、ESET Endpoint Security for macOS V8 以降のインストールやバージョンアップの際は、「カスタムインストール」でファイアウォール機能を外してインストールすることを推奨します。
  「既定のインストール」でインストールを進めた場合、ファイアウォール機能が有効となり、ファイアウォール機能の仕様変更により、予期せず通信が遮断される可能性があります。
   
  なお、以下の場合、ファイアウォール機能を外さずにインストールを進めると、「ネットワークコンテンツフィルタを追加」の画面にて、「許可」を選択したタイミングでファイアウォール機能が有効になります。
   
  ・上述の「■ 利用可能な機能について」に記載の ライセンス群 B のライセンスをご利用の場合
  ・上述の「■ 利用可能な機能について」に記載の ライセンス群 A から ライセンス群 B のライセンスに切り替える場合（※）
  　※ 新しいライセンスでアクティベーション後、「ネットワークコンテンツフィルタを追加」の画面が表示されます。
   
  
  ＜ カスタムインストールの画面 ＞
   
    
   
  ＜ ネットワークコンテンツフィルタを追加の画面 ＞
   
  
  
   
• ESET Endpoint Security for macOS V8 以降を「既定のインストール」でインストール後、上述の「■ 利用可能な機能について」に記載の ライセンス群 A から ライセンス群 B のライセンスに切り替える場合、ファイアウォール機能等の利用可能になる機能についての設定が必要となります。
  ライセンスを切り替えた後、設定に関する通知画面が表示されるため、以下の手順を実施してください。
  なお、以下の手順を実施すると、ファイアウォール機能が有効になります。
   
  macOS Sequoia 15.x 以降でご利用の場合

   

  1. 新しいライセンスでアクティベーション後、「"ESET Network Access Protection"が新しいネットワーク機能拡張を使おうとしています」のポップアップが表示されます。
     ［システム設定を開く］ボタンをクリックし、OS側のセキュリティ設定画面を開きます。
     
     
      
  2. ネットワーク機能拡張の設定画面が開きますので、「ESET Network Access Protection」を有効に設定し、［完了］ボタンをクリックします。
     
     
      
  3. 「ESETシステム拡張機能を有効にする」の画面にて、「続行」をクリックします。
     
     
      
  4. 「"ESET Network Access Protection"がネットワークコンテンツのフィルタリングを求めています」のポップアップが表示されますので、「許可」をクリックします。
     ※「許可」を選択したタイミングでファイアウォール機能が有効になります。
     
     
      
  5. 「ネットワークコンテンツフィルターを追加」画面が表示されますので、「続行」をクリックします。
     
     
      
  6. 「設定が完了しました。」の画面が表示されることをご確認ください。
     
     
      
  7. コンピューターの再起動を実施します。
   
  macOS Sonoma 14.x 以前でご利用の場合

   

  1. 新しいライセンスでアクティベーション後、「拡張機能がブロックされました」のポップアップが表示されます。
     ［システム設定を開く］ボタンをクリックし、OS側のセキュリティ設定画面を開きます。
     
     
      
  2. 「アプリケーション"ESET Network Access Protection"のシステムソフトウェアの読み込みがブロックされました。」を「許可」します。
     
     
      
  3. 「ESETシステム拡張機能を有効にする」の画面にて、「続行」をクリックします。
     
     
      
  4. 「"ESET Network Access Protection"がネットワークコンテンツのフィルタリングを求めています」のポップアップが表示されますので、「許可」をクリックします。
     ※「許可」を選択したタイミングでファイアウォール機能が有効になります。
     
     
      
  5. 「ネットワークコンテンツフィルターを追加」画面が表示されますので、「続行」をクリックします。
     
     
      
  6. 「設定が完了しました。」の画面が表示されることをご確認ください。
     
     
      
  7. コンピューターの再起動を実施します。
  
   
• ESET Endpoint Security for OS X V6 のファイアウォール機能の設定は、ESET Endpoint Security for macOS V8 へのバージョンアップ時に引き継ぐことができますが、バージョンアップ前に以下Webページの手順を実施する必要がございます。
  ［Q&A］ESET Endpoint Security for OS X V6.11 から ESET Endpoint Security for macOS V8 へ、ファイアーウォールの設定を引き継ぎぐ方法について
   
• ESET Endpoint Security for macOS V8 より、ファイアウォール機能の設定はすでに確立している通信に対しても有効になります。
   

macOS Big Sur 11.x 以降でご利用になる場合、OS側で追加の設定をおこなう必要があります。
詳細は、以下のWebページをご確認ください。
［Q&A］Mac環境でESET製品を利用するために必要なOS側の設定について
 

セキュリティ管理ツールで管理していない場合、ESET Endpoint Security for macOS V8 をインストールするとスケジューラに「定期自動検査」という名前のオンデマンド検査が、インストールした数分後の時刻とインストールした曜日で自動設定されます。
詳細設定画面 →［スケジューラ］→［オンデマンド検査タスク］をクリックし、以下画面より必要に応じて設定を変更してください。

オフラインライセンスファイルを使用したアクティベーションは、コマンド、およびセキュリティ管理ツールからのアクティベーションタスクで実行可能です。
なお、オフラインライセンスファイルでアクティベーションした場合は、リアルタイムファイルシステム保護機能のみ動作します。
 

製品の自動アップデート機能が、既定で「有効」になっています。
自動でのプログラムのバージョンアップを「無効」にする場合は、以下Webページをご参照ください。
［Q&A］Mac環境をご利用で自動アップデート機能を有効、または、無効にするには？
 

Mac向けプログラム V6 の詳細設定画面 → ［Webアクセス保護］→［URLリスト］にて設定可能なホワイトリスト（許可するURLを設定し、許可したURL以外のURLにアクセスできないようにすること）は、ESET Endpoint Security for macOS V8 では設定いただけません。ブロックしたいURLと許可したいURLを組み合わせて設定してください。

通知が機能しない場合がございます。OS側の問題に起因しているため、発生した場合はOSの再起動を実施してください。
 

コンピュータをネットワークから隔離する機能は、上述の「■ 利用可能な機能について」に記載のライセンス群 B のファイアウォール機能を利用できるライセンスが必要です。