ここでは、ESET Endpoint Security for OS X V6.11 から ESET Endpoint Security for macOS V8 へ、ファイアーウォールの設定を引き継ぐ手順をご案内しています。
以下では例として、VNC(ローカルのTCP/UDP5900ポート)へ、特定のIP(192.168.11.157)から接続を拒否する場合の設定手順を記載しています。
< 設定手順 >
以下の【 STEP 1 】~【 STEP 3 】をご参照ください。
【 STEP 1 】ESET Endpoint Security for OS X V6.11 でファイアウォールのルールを作成
- メニューバーの ESET Endpoint Security for OS X のアイコンをクリックし、[ESET Endpoint Security を開く]を選択します。
- [設定]→[詳細設定を表示する]をクリックして、設定ウインドウを開きます。
- [ネットワーク]をクリックします。
- [ルール]→[追加]ボタンをクリックします。
- 以下の設定項目を入力する画面が順に表示されます。以下の通りに入力して、最後に[終了]ボタンをクリックします。
設定項目 |
設定内容 |
名前 |
新移行されるルール_VNC |
アクション |
拒否 |
方向 |
両方 |
プロトコル |
TCP&UDP |
ポート |
ローカル |
ローカルポート |
vnc |
宛先 |
IPアドレス |
IP/IPv6アドレス |
192.168.11.157 |
- [プロファイル]→[複製]ボタンをクリックし、任意のプロファイルを追加します。
(例:ここでは「仕事」を追加)
※ パブリック、ホーム、ワークは引き継げないので作成が必要です。
- 「ゾーン」→[追加]ボタンをクリックします。
- 以下の通り設定して、[OK]ボタンをクリックします。
※ ゾーンに作成したプロファイルが追加されていないと、作成したルールが引き継がれないためご注意ください。
設定項目 |
設定内容 |
名前 |
任意の名前(例:仕事プロファイルのゾーン) |
プロファイルの設定 |
手順6で作成したプロファイル(例:仕事) |
アクティベーター |
ご利用の環境を選択(例:IPv4/IPv6 サブネット) |
- 作成したルールが追加されていることを確認します。
【 STEP 2 】ESET Endpoint Security for macOS V8 へ上書きインストールを実施
以下のWebページを参考に、上書きインストールをおこなってください。
【 STEP 3 】ESET Endpoint Security for macOS V8 でルールが動作しているかの確認
以下に記載の内容を確認のうえ、動作確認をおこなってください。
< 確認① >
【 STEP 1 】で適用したルールが正常に動作するか、以下の確認をおこなってください。
- 「192.168.11.157」から、VNC(ローカルのTCP/UDP5900ポート)への接続が不可であるか
< 確認② >
【 STEP 1 】で作成したルールがエクスポート時に反映されるか確認してください。
- [Finder]→[アプリケーション]→[ユーティリティ]→[ターミナル]を起動します。
- ターミナルにて以下のコマンドを実行します。
sudo /Applications/ESET\ Endpoint\ Security.app/Contents/MacOS/cfg --export-xml=/Users/admin/Desktop/config_1.xml |
- 出力された「config_1.xml」を開き、「ITEM NAME="Firewall"」に適用したルールが表示されているか確認します。
以下の画像は例として、Windows端末へ「config_1.xml」をコピーしてWebブラウザーで確認しています。