ESET Server Security for Linux V10.3.5.0 から ESET Server Security for Linux V11.0.228.0 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V10.3.5.0 から V11.0.228.0)
以下の機能が追加されました。
- ESET PROTECT Complete または ESET PROTECT Elite のライセンスを使用した ESET PROTECT(クラウド版)で管理している場合、脆弱性とパッチ管理に関する機能が使用可能になりました
なお、本プログラムでは、脆弱性の検出のみ可能です。脆弱性とパッチ管理に関する詳細はこちら。
- Web アクセス保護において、Cisco AnyConnect VPN がサポート対象に追加されました
- ICAPS(ICAP over TLS)経由のリモート検査に対応しました
なお、ストレージソリューション側もICAPSに対応している必要があります。詳細はこちら。
■ 変更(V10.3.5.0 から V11.0.228.0)
以下の機能が変更されました。
- CentOS 7 および Red Hat Enterprise Linux 7 がサポート対象外となりました
- [ESET LiveGuardを有効にする]の項目が、設定画面 → [検索エンジン]→ [クラウドベース保護]→ [ESET LIVEGUARD] 配下に変更されました
- ESET LiveGrid® および ESET LiveGuard Advanced による「文書」の送信が、ESET LiveGuard Advanced のみに変更されました
■ 修正(V10.3.5.0 から V11.0.228.0)
以下の不具合が修正されました。
- Amazon Linux 2 で 5.10.0-31-amd64 以降のkernel を利用している場合、eset_rtp のコンパイルに失敗し、リアルタイムファイルシステム保護機能が動作しない
- ESET PROTECT(クラウド版)や ESET PROTECT on-prem V11 以降で管理している場合に、「無効な要求: 機能が実装されていません」という ESET Connector サービスに関連するメッセージがコンソールのイベントに表示される場合がある
■ ご利用上の注意事項(V11.0.228.0)
以下の注意事項があります。
■ 既知の不具合(V11.0.228.0)
以下の不具合を確認しております。
- リスニングアドレスを空欄にしてポート番号を変更すると、ポート番号の変更ができない
リスニングアドレスを空欄にしてポート番号の変更をおこなうと、変更したポート番号に変更できず、Webインターフェースにアクセスできません。
本現象が発生した場合は、以下のコマンドにてポート番号を変更してください。
# /opt/eset/efs/sbin/setgui –i <IP>:<Port> |
- SELinux が導入されていない環境でプログラムをバージョンアップすると、Webコンソールにエラーが表示される
SELinux が導入されていない環境で旧バージョンからプログラムをバージョンアップすると、Webコンソールに以下のエラーが表示されます。
/var/tmp/rpm-tmp.wARwrm: line 31: semodule: command not found |
正常にプログラムのバージョンアップは完了しており、動作に問題ありません。そのままご利用ください。
- 「隔離」から復元したウイルス検体がリアルタイム検査にて検出されない
「隔離」したウイルス検体を復元した際に、リアルタイム検査にて検出されません。
- マルチバイト文字が含まれるパス配下で検出がおこなわれた場合、本バージョンの隔離画面にて、パス名が文字化けする
表示上の問題で、隔離機能に問題はありません。
- /tmp領域をnoexecオプションでマウントしている環境において、本バージョンのスケジューラーによる検査が機能しない
以下の回避策(cronでのスケジュール検査の代用)を実施することで、スケジュール検査が可能になります。詳細はこちら。
例:# sudo crontab -e
0 2 * * 0 /opt/eset/efs/bin/odscan --scan --profile=”@In-depth scan” / &> /dev/null |
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。
ヒント
リポジトリへの公開は、日本時間の2024年10月2日以降となります。