ESET Endpoint Security V12.0.2062.0 から V12.1.2057.3 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V12.0.2062.0 から V12.1.2057.3)
以下の機能が追加されました。
- 自動アップデート機能によるプログラムの配信タイミングを選択できるようになりました
配信タイミングの設定を含む自動アップデート機能の設定手順については、こちらをご確認ください。
- モジュールのアップデートと製品のアップデートについて、[安全な接続を使用する]の設定ができるようになりました
以下より、本項目を有効化することで、HTTPS経由でアップデートがおこなわれるようになります。
・詳細設定画面 → [アップデート]→[プロファイル]→[アップデート]→[モジュールのアップデート] の[安全な接続を使用する]
・詳細設定画面 → [アップデート]→[プロファイル]→[アップデート]→[製品のアップデート]の[安全な接続を使用する]
- 詳細設定画面 →[保護]→[電子メールクライアント保護]→[アドレスリスト管理]→[ユーザーのアドレスリスト]にて、アドレスリストのインポート / エクスポートが可能になりました
- 詳細設定画面 →[検査]→[デバイス検査]に[検査中のスタンバイの防止]設定が追加されました
本項目を有効化することで、検査中にOSがスタンバイモードにならないようになります。
なお、バッテリー電源で動作している場合はスタンバイモードになる可能性があります。
- 詳細設定画面 →[トラブルシューティング]→[ログファイル]の[ログファイルのサイズが(MB)を超えている場合]にて、ログサイズの最大値を設定できるようになりました
指定した値を超えた場合、古いエントリから、指定した値の80%のサイズまで削減されます。
- LiveGrid を使用する機能が有効化されている状態で、LiveGrid が無効になっている場合に、詳細設定画面にアラートが表示されるようになりました
■ 変更(V12.0.2062.0 から V12.1.2057.3)
以下の機能が変更されました。
- 旧バージョンから本プログラムのインストーラー(msiファイル)を使用してバージョンアップする場合、バージョンアップ後の再起動が不要になりました
■ 修正(V12.0.2062.0 から V12.1.2057.3)
以下の不具合が修正されました。
- [除外されたフォルダーのリスト]にフォルダーを追加する際に除外されない現象について
■ ご利用上の注意事項(V12.1.2057.3)
- セキュリティと安定性のアップデート機能について
- 自動アップデート機能のご利用について
仕様や注意事項は、以下のWebページをご確認ください。
[Q&A]自動アップデート機能とは?
- リアルタイムファイルシステム保護の動作について
アクティベーション後、検出エンジンのアップデートが完了するまでは、リアルタイムファイルシステム保護が有効になりません。
本プログラムをインストール時、必ずアクティベーションと検出エンジンのアップデートをおこなってください。
- SSL/TLSプロトコルフィルタリングについて
以下の設定で[証明書の有効性を確認する]を選択した場合でも、証明書の有効性が確認できないWebサイトへアクセスした際、確認のダイアログが表示されずにアクセスができる仕様となっています。
詳細設定画面 →[保護]→[SSL/TLS]→[証明書の信頼を確立できない場合のアクション]→[証明書の有効性を確認する]
該当のWebサイトへアクセスを拒否する際は、Webブラウザーにてご対応ください。
- 迷惑メール対策保護機能によってメールの件名タグが削除される現象について
ESET製品では、迷惑メール対策保護機能により迷惑メールではないと判定された場合、メールの件名タグが削除されます。
このため、ネットワーク機器等とESET製品で設定した件名タグの文字列が同一の場合、ネットワーク機器等の機能でタグ付けをおこなっても、メール受信時にESET製品で迷惑メールではないと判定されると、タグが削除されることがあります。(ESET製品の既定値:[SPAM])
以下の項目でタグの文字列を変更することで、本現象を回避できます。
詳細設定画面 →[保護]→[電子メールクライアント保護]→[メールボックス保護]→[応答]の[テキスト]
- ESET RMM(詳細設定画面 →[リモート管理]→[ESET RMM])のご利用はサポート対象外です
- 上書きインストールでバージョンアップした際に一部設定が引き継がれない
- ミラーサーバーから検出エンジンのアップデートをおこなう場合、以下の資料をご参照ください
- 本バージョンの検出エンジンをアップデートする上で、使用可能なミラーサーバー
- 本バージョンのミラー機能を使用して構築したミラーサーバーから、アップデートが可能なクライアント用プログラム(※)
※1 オフライン環境などで利用する場合は、
ユーザーズサイトに公開している「Windows の「バージョン12」向けクライアント用プログラムの場合」の検出エンジンファイルを使用できます。
※2 本バージョンのミラー機能を使用してミラーサーバーを構築した場合、同一バージョンのWindows向けクライアント用プログラム(V12)のみアップデート可能です。その他のプログラムはアップデートできなくなりますのでご注意ください。
- 上書きインストール後に、「モジュールは最新です」と表示されない
旧バージョンからの上書きインストール後、最新の検出エンジンが適用されているにもかかわらず、「現在の状況」に「モジュールは最新です」と表示されず、アップデート画面の「前回の成功したアップデート」に「アップデートはまだ実行されていません」と表示されることがあります。
次回の検出エンジン配信後に本現象は解消し、表示が正常化されます。
- 「Azure Code Signing(ACS)」準拠について
本製品はAzure Code Signing(ACS)で署名されているため、本製品をインストールする際はOSによって事前に対応が必要となります。詳細はこちら。
- 「ヘルプとサポート」画面に表示されるサポート期限の日付が、実際のサポート期限と1日ずれる
実際のサポート期限については、こちらをご参照ください。
■ 既知の不具合(V12.1.2057.3)
以下の不具合を確認しております。
ミラーサーバー機能で、HTTPS接続のための証明書を指定するとミラーサーバーに接続できない
ESET Endpoint Security でHTTPSのミラーサーバーを構築する際、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」を指定(※)するとHTTPSミラーサーバーが起動せず、このミラーサーバーに対してHTTPS接続をおこなうと「サーバーに接続できません」というエラーが表示されます。
(※)[設定]画面 -[詳細設定]-[アップデート]-[プロファイル]-[アップデートミラー]-[HTTPサーバー]-[HTTPサーバーのSSL]が該当します。
HTTPSのミラーサーバー機能をご利用の際は、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」以外のタイプを設定してください。
- パスワード設定をおこなった状態で、インストーラーのコンテキストメニューからアンインストールを選択した場合にアンインストールが実行できない
プログラムをアンインストールする場合は、コントロールパネルよりアンインストールを実行してください。
- 「対話アラートを表示」を無効にしても、「対話アラートのリスト」のアラートが表示される
「対話アラートのリスト」のアラートを表示させないようにするには、[設定]画面 -[詳細設定]-[ユーザーインターフェース]-[通知]-[対話アラート]の編集より、各アラートの「ユーザーに確認する」のチェックを外してください。
- 初回アップデート直後にIntel Threat Detection Technology 機能が有効化されない現象について
本機能は2回目のアップデート後に有効化されます。
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。

ヒント
リポジトリへの公開は、日本時間の2025年10月1日以降となります。