ESET Endpoint Security V9.1.2060.1 から V9.1.2063.1 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V9.1.2060.1 から V9.1.2063.1)
以下の機能が追加されました。
- Windows 11 2023 Update(バージョン「23H2」)への対応【 2023.11.21 追加 】
■ 修正(V9.1.2060.1 から V9.1.2063.1)
以下の不具合が修正されました。
- V8.1 以降から V9.x へ自動アップデート機能、または、プログラムコンポーネントアップデート(PCU)機能を実施後、ドキュメント保護機能が消える
- 設定ファイルのエクスポート / インポート時に、一部設定が含まれない
- V9 から上書きインストールをおこなった際に、Direct Cloud詳細ログの設定が引き継がれない
- Windowsアップデート後ESETが起動しなくなる
■ ご利用上の注意事項(V9.1.2063.1)
- セキュリティと安定性のアップデート機能について
- 自動アップデート機能のご利用について
仕様や注意事項は、以下のWebページをご確認ください。
[Q&A]自動アップデート機能とは?
- リアルタイムファイルシステム保護の動作について
アクティベーション後、検出エンジン(ウイルス定義データベース)のアップデートが完了するまでは、リアルタイムファイルシステム保護が有効になりません。
本プログラムをインストール時、必ずアクティベーションと検出エンジン(ウイルス定義データベース)のアップデートをおこなってください。
- 旧バージョンから上書きインストール後に表示されるアラートについて
[Q&A]Windows向けプログラムを上書きインストール後、「デバイスを再起動する必要があります」などが表示される
- SSL/TLSプロトコルフィルタリングについて
以下の設定で[証明書の有効性を確認する]を選択した場合でも、証明書の有効性が確認できないWebサイトへアクセスした際、確認のダイアログが表示されずにアクセスができる仕様となっています。
詳細設定画面 →[WEBとメール]→[SSL/TLS]→[証明書の有効性]→[証明書の信頼を確立できない場合]→[証明書の有効性を確認する]
該当のWebサイトへアクセスを拒否する際は、Webブラウザーにてご対応ください。
- 迷惑メール対策保護機能によってメールの件名タグが削除される現象について
ESET製品では、迷惑メール対策保護機能により迷惑メールではないと判定された場合、メールの件名タグが削除されます。
このため、ネットワーク機器等とESET製品で設定した件名タグの文字列が同一の場合、ネットワーク機器等の機能でタグ付けをおこなっても、メール受信時にESET製品で迷惑メールではないと判定されると、タグが削除されることがあります。(ESET製品の既定値:[SPAM])
以下の項目でタグの文字列を変更することで、本現象を回避できます。
詳細設定画面 →[WEBとメール]→[電子メールクライアント保護]→[迷惑メール対策保護]→[メッセージ処理]の[テキスト]
- ESET RMM(詳細設定画面→[ツール]→[ESET RMM])のご利用はサポート対象外です
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上書きインストール後に、「モジュールは最新です」と表示されない
旧バージョンからの上書きインストール後、最新の検出エンジンが適用されているにもかかわらず、「現在の状況」に「モジュールは最新です」と表示されず、アップデート画面の「前回の成功したアップデート」に「アップデートはまだ実行されていません」と表示されることがあります。
次回の検出エンジン配信後に本現象は解消し、表示が正常化されます。
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デバイスコントロールの設定で「CD/DVD」にブロックルールを適用している場合、エクスプローラーよりCD/DVDを[右クリック]-[取り出し]をおこなっても取り出せない
[設定]画面-[詳細設定]-[デバイスコントロール]- ルールの[編集]より、「CD/DVD」にブロックルールを適用している場合、エクスプローラーよりCD/DVDを[右クリック]-[取り出し]をおこなっても「取り出し中にエラーが発生しました」のポップアップが表示されてメディアを取り出せません。
直接ドライブの取り出しボタンでメディアを取り出してください。仮想環境の場合は、仮想管理コンソールより取り出してください。
- ミラーサーバーから検出エンジン(ウイルス定義データベース)のアップデートをおこなう場合、以下の資料をご参照ください
【 アップデート可能なプログラム対応表 】
なお、本資料には以下の内容が記載されています。
- 本バージョンの検出エンジン(ウイルス定義データベース)をアップデートする上で、使用可能なミラーサーバー(※)
- 本バージョンのミラー機能を使用して構築したミラーサーバーから、アップデートが可能なクライアント用プログラム
※ オフライン環境などで利用する場合は、
ユーザーズサイトに公開している「Windows の「バージョン9」向けクライアント用プログラムの場合」の検出エンジン(ウイルス定義データベース)ファイルを使用できます。
■ 既知の不具合(V9.1.2063.1)
以下の不具合を確認しております。
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ミラーサーバー機能で、HTTPS接続のための証明書を指定するとミラーサーバーに接続できない
ESET Endpoint Security でHTTPSのミラーサーバーを構築する際、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」を指定(※)するとHTTPSミラーサーバーが起動せず、このミラーサーバーに対してHTTPS接続をおこなうと「サーバーに接続できません」というエラーが表示されます。
(※)[設定]画面 -[詳細設定]-[アップデート]-[プロファイル]-[アップデートミラー]-[HTTPサーバー]-[HTTPサーバーのSSL]が該当します。
HTTPSのミラーサーバー機能をご利用の際は、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」以外のタイプを設定してください。
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パスワード設定をおこなった状態で、インストーラーのコンテキストメニューからアンインストールを選択した場合にアンインストールが実行できない
プログラムをアンインストールする場合は、コントロールパネルよりアンインストールを実行してください。
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「対話アラートを表示」を無効にしても、「対話アラートのリスト」のアラートが表示される
「対話アラートのリスト」のアラートを表示させないようにするには、[設定画面]-[詳細設定]-[ユーザーインターフェース]-[アラートとメッセージボックス]-[対話アラートのリスト]の編集より、各アラートの「ユーザーに確認する」のチェックを外してください。
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自動アップデート機能 / プログラムコンポーネントアップデート(PCU)機能を使用してバージョンアップすると、プログラムが起動しない場合がある
本現象が発生した場合は、OSの再起動をおこなってください。
- 「ドライバーインストールは失敗しました」のエラーメッセージが表示される
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自動解決ポリシーを適用した際、再起動実施後もデスクトップ通知が再び表示される
ESET PROTECT Cloud / ESET PROTECT V9 から自動解決に関する設定をした[ESET Endpoint for Windows]ポリシーを適用し、「デバイスの再起動」デスクトップ通知が表示される際に、プログラムの「現在の状況」画面の「デバイスの再起動」リンク、またはOS操作により再起動をおこなうと、再起動後に同デスクトップ通知が再度表示されることがあります。
本現象は、「デバイスの再起動」デスクトップ通知の「再起動」ボタンより再起動をおこなうことで解消されます。
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Webアクセス保護を一時停止しても、フィッシング対策機能が一時停止表示にならない
Webアクセス保護を一時停止すると、フィッシング対策機能も動作しなくなるにもかかわらず、フィッシング対策機能の表示が一時停止(赤)にならず、有効(緑)のままになってしまいます。
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インストールオプションの「エクスポート」よりエクスポートしたファイルをインポートすると、インポートに失敗する
V9.0 以前のバージョンから自動アップデート機能 / プログラムコンポーネントアップデート(PCU)機能を使用してバージョンアップした環境で、インストールオプションの「エクスポート」よりエクスポートしたファイルをインポートすると、インポートに失敗します。
設定のエクスポートは、
こちらを参照して、設定画面の「設定のインポート/エクスポート」よりおこなってください。
- [変更された電子メール]機能が単独で動作しない【 2024.7.16 追記 】
詳細設定画面 →[WEBとメール]→[電子メールクライアント保護]→[電子メールクライアント]の[検査対象メール]で[変更された電子メール]を単独で有効にしても検査が正常に動作しません。
現象が発生した場合は、すべて有効の状態でご使用ください。
本現象は、2024年7月16日より公開しております ESET Endpoint Security V11.1.2039.3 で修正されました。
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その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。
ヒント
リポジトリへの公開は、日本時間の2023年2月1日以降となります。