ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V7 以降、定期的にイメージがマスターイメージに復元される環境(VDI環境)でご利用いただけます。
VDI環境でご利用になる際の注意点やご利用手順については以下をご参照ください。
◆ ご利用可能なVDI環境の設定について
ESET製品は以下の組み合わせで構築されたVDI環境をサポートしています。
- 物理マシンで Citrix PVS 7.0 以降をご利用の環境
- Citrix XenServer 7 以降で構築された仮想サーバーで Citrix PVS V7.0 以降をご利用の環境
- Citrix XenServer 7 以降で構築された仮想サーバーで Citrix PVS V7.0 以降と Citrix XenDesktop をご利用の環境
- Citrix XenServer 7 以降で構築された仮想サーバーで Citrix PVS を利用せずに Citrix XenDesktop をご利用の環境
- VMWare ESXi で構築された仮想サーバーで VMWare Horizon 7 以降をご利用の環境
- Microsoft SCCM を使用してコンピューターのマスターイメージを再イメージングしている環境
◆ VDI環境でご利用になる際の注意点
VDI環境のコンピューターを クライアント管理用プログラムで管理する場合は、以下の注意点をご確認ください。
◆ ご利用手順
● 事前準備
当該環境でクライアント用プログラム V7 以降をご利用になるには、事前に申請が必要となります。
なお、当該環境での利用には、以下の注意事項があります。
- 当該環境下でアクティベーションしたコンピューターは、ESET License Administrator に表示されません。
- 次年度更新の際は、マスターイメージ側で、オフラインライセンスファイルの入れ替えが必要になります。
● Step.1 マスターイメージを作成するコンピューターのセットアップ
マスターイメージを作成するコンピューターにクライアント用プログラムをインストールし、[● 事前準備]で取得したオフラインライセンスファイルを使用してアクティベーションを実施してください。
また、インストール後、自己防衛機能を無効にする必要があります。
以下のWebページを参考に、クライアント用プログラムをインストールします。
Windows向けクライアント用プログラムのアクティベーションは以下のWebページをご参照のうえ、[● 事前準備]で取得したオフラインライセンスキーファイルでアクティベーションを実施してください。
なお、VDI環境のコンピューターをクライアント管理用プログラムで管理する場合は、ESET Management エージェント もインストールする必要があります。
● Step.2 VDI製品での設定
クライアント管理用プログラムでVDIのリンククローン機能を使用して復元されたコンピューターを毎回既存のコンピューターと一致させるためには、お使いのVDI製品側のデスクトッププールの設定で復元されるコンピューターのフィンガープリントが更新されないように、以下の設定をする必要があります。
- フルクローンを作成される場合:ログオフ後にマシンを削除しない設定
- リンククローンを作成される場合:ログオフ後にマシンを削除しない設定、または、ログオフ時にマシンを更新する設定
※ インスタントクローンで作成されたVDI環境はサポートされていません。
Step.1でセットアップしたコンピューターを使用して、マスターイメージを作成します。
※ マスターイメージの作成に失敗する場合、クライアント用プログラムの自己防衛機能が有効となっていることで失敗している可能性があります。
以下のWebページをご参照のうえ、Step.1 でインストールしたクライアント用プログラムの自己防衛機能を無効に設定し、再度マスターイメージの作成をおこなってください。
[Q&A]HIPS機能、および、自己防衛機能を有効 / 無効にするには?
● Step.4 クライアント管理用プログラムでの設定(クライアント管理用プログラムをご利用の場合のみ)
クライアント管理用プログラムを利用する場合のみ、本手順を実施してください。
クライアント管理用プログラムを利用していない場合は、本手順は不要です。「Step.5 マスターイメージの展開、または、配信」へお進みください。
クライアント管理用プログラムにマスターイメージとなるマスターコンピューターを登録します。
※ クライアント管理用プログラムにマスターコンピュータ―として登録しているコンピューターの情報を削除した場合、ID(複製)の回復ができなくなりますので、コンピューターの情報を削除しないようご注意ください。
● Step.5 マスターイメージの展開、または、配信
Step.3で作成したマスターイメージを、お客さまの運用に合わせて展開、または、配信します。
● Step.6 自己防衛機能の有効化(無効に設定している場合のみ)
マスターイメージの作成の際に、自己防衛機能を無効に設定している場合は、VDI環境側のコンピューターのクライアント用プログラムに対して、自己防衛機能の設定を有効に戻します。
※ VDI環境上のコンピューターがクライアント管理用プログラムのコンピューターの一覧に表示されない場合 ※
マスターイメージをVDIプールを作成して展開している場合、VDIプールを作成する前にクライアント管理用プログラムにマスターコンピュータ―を登録していないと、展開後のVDI環境上のコンピューターがクライアント管理用プログラムのコンピューターの一覧に表示されません。
その際は、複製の質問の解決をおこなってください。

ヒント
・ESET Endpoint Security V6 / ESET Endpoint アンチウイルス V6 は、定期的にイメージがマスターイメージに復元される環境(VDI環境)でご利用いただけません。
・定期的にイメージがマスターイメージに復元されない環境でご利用になる場合は、以下のWebページをご参照ください。