ここでは、ESET Endpoint Security for macOS V8.x 以降 に搭載されたパーソナルファイアウォール機能にて、特定の通信を許可するためのルールの作成方法をご案内しています。
ESET製品のパーソナルファイアウォール機能は、ネットワークプリンターなどの業務で利用しているソフトウェアとの通信や、他のPCとの通信を遮断してしまう場合があります。その場合は、本設定を実施いただき、パーソナルファイアウォール機能が遮断している通信を許可するルールを作成してください。
以下では例として、IPアドレスが「192.168.1.10」のネットワークプリンターとの、標準ポートモニタ(SPM)を使用した相互通信を許可する設定手順を記載しています。
※ 標準ポートモニタ(SPM)とは、印刷を要求するコンピューターの使用するポート番号が[1024]~[65535]の範囲からランダムで選択され、ネットワークプリンターの使用するポート番号が[9100]となる印刷プロトコルです。
< 設定手順 >
ESET Endpoint Security for macOS V8.x 以降 にて、ファイアウォール機能の設定は、セキュリティ管理ツールからのみ設定できます。
- 以下の手順でセキュリティ管理ツールにログインします。
- [ポリシー]→[新しいポリシー]ボタンをクリックします。
- [基本]をクリックし、任意の名前(例:通信許可ルールポリシー)を入力します。
※ [説明]の入力は任意です。
- [設定]をクリックし、[Common features]を選択してください。[ネットワークアクセス保護]をクリックします。
- [ファイアウォール]を展開し、[フィルタリングモード]のプルダウンリストから[ルール付き自動モード]を選択します。
- ルールの[編集]をクリックします。
- [追加]ボタンをクリックします。
- [ルールの追加]タブにて以下の詳細を参考に各項目を設定します。
- [保存]ボタンをクリックします。
- [ルール]ウインドウが表示されたら、作成したルールが追加されていることを確認します。
さらに新しいルールを作成する場合は、手順6~手順9の作業を繰り返しおこないます。
すべてのルールを作成したら、[保存]ボタンをクリックします。
-
[割り当て]→[割り当て...]ボタンをクリックします。
- [Macコンピューター]を選択し、ポリシーを適用するコンピューターにチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックします。
- [終了]ボタンをクリックします。
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