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法人向けサーバー・クライアント用製品カテゴリー一覧 > 機能・仕様・操作手順 > Windows環境で、ポート番号やIPアドレスを指定して、特定のコンピューター（PCや複合機、ネットワークプリンターなど）との通信を許可するには？

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No : 65
公開日時 : 2024/05/28 10:00
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Windows環境で、ポート番号やIPアドレスを指定して、特定のコンピューター（PCや複合機、ネットワークプリンターなど）との通信を許可するには？

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法人向けサーバー・クライアント用製品カテゴリー一覧 > 機能・仕様・操作手順

回答

ここでは、ファイアウォール機能にて、特定の通信を許可するためのルールの作成方法をご案内しています。

■ 対象プログラム

ESET Endpoint Security
ESET Server Security for Microsoft Windows Server V11.0 以降

ESET製品のファイアウォール機能は、ネットワークプリンターなどの業務で利用しているソフトウェアとの通信や、他のPCとの通信を遮断してしまう場合があります。その場合は、本設定を実施いただき、ファイアウォール機能が遮断している通信を許可するルールを作成してください。

以下では例として、IPアドレスが「192.168.1.10」のネットワークプリンターとの、標準ポートモニタ（SPM）を使用した相互通信を許可する設定手順を記載しています。

※ 標準ポートモニタ（SPM）とは、印刷を要求するコンピューターの使用するポート番号が［1024］～［65535］の範囲からランダムで選択され、ネットワークプリンターの使用するポート番号が［9100］となる印刷プロトコルです。

■ 設定手順

＜クライアント端末で操作して設定する場合＞

ESET Endpoint Security をご利用の場合

V10.1 以降の場合

画面右下の通知領域にあるESET製品のアイコンをクリックして、基本画面を開きます。

［設定］→［詳細設定］をクリックして、設定ウインドウを開きます。

［保護］→［ネットワークアクセス保護］→［ファイアウォール］をクリックして開き、フィルタリングモードの［自動］を選択し、［OK］ボタンをクリックします。

再度、［設定］→［詳細設定］をクリックして、設定ウインドウを開きます。

［保護］→［ネットワークアクセス保護］→［ファイアウォール］をクリックして開き、ルールの［編集］をクリックします。

［追加］ボタンをクリックします。

以下の項目を設定します。

設定項目	設定内容
名前	新規ルールにつける名前を入力します。（例：ネットワークプリンター）
アクション	通信に対するアクション（許可/ブロック/確認）を選択します。（例：許可）
方向	ルールで制御する通信の方向（双方向/内向き/外向き）を選択します。（例：双方向）
IP protocol	ルールで制御する通信のプロトコルを選択します。（例：TCP）
プロファイル	ファイアウォールプロファイルを作成して運用している環境では、ルールを適用するプロファイルを選択します。（例：社内LAN）

［ローカルポート］をクリックし、通信をおこなうコンピューター（ここではネットワークプリンターに接続するクライアント端末）が使用するポート番号を入力します。

例1：ポート番号が［1024］～［65535］の場合

1024-65535

例2：ポート番号が［80］と［443］の場合

80,443

［リモートホスト］と［リモートポート］をそれぞれクリックし、通信相手となるコンピューター（ここではネットワークプリンター）が使用するポート番号とIPアドレスを入力します。
※ IPアドレスの入力方法は以下の例を、ポート番号の入力方法は手順8の例をそれぞれご参照ください。

例1：IPアドレスが［10.1.0.25］～［10.1.0.99］の場合

10.1.0.25-10.1.0.99

例2：IPアドレスが［192.168.1.5］と［192.168.1.10］の場合

192.168.1.5,192.168.1.10

［OK］ボタンをクリックします。

［ファイアウォールルール］ウインドウが表示されたら、作成したルールが追加されていることを確認します。
さらに新しいルールを作成する場合は、手順6～手順10の作業を繰り返しおこないます。
すべてのルールを作成したら、［OK］ボタンをクリックします。

［OK］ボタンをクリックして、設定ウインドウを閉じます。

V10.0 以前の場合

画面右下の通知領域にあるESET製品のアイコンをクリックして、基本画面を開きます。

［設定］→［詳細設定］をクリックして、設定ウインドウを開きます。

［ネットワーク保護］→［ファイアウォール］→［基本］をクリックして開き、フィルタリングモードに［ルール付き自動モード］を選択し、［OK］ボタンをクリックします。

再度、［設定］→［詳細設定］をクリックして、設定ウインドウを開きます。

［ネットワーク保護］→［ファイアウォール］→［詳細］をクリックして開き、ルールの［編集］をクリックします。

［追加］ボタンをクリックします。

［一般］タブにて以下の項目を設定します。

設定項目	設定内容
名前	新規ルールにつける名前を入力します。（例：ネットワークプリンター）
方向	ルールで制御する通信の方向（双方向/受信/外向き）を選択します。（例：双方向）
アクション	通信に対するアクション（許可/拒否/確認）を選択します。（例：許可）
プロトコル	ルールで制御する通信のプロトコルを選択します。（例：TCP）
プロファイル	ファイアウォールプロファイルを作成して運用している環境では、ルールを適用するプロファイルを選択します。

［ローカル］タブをクリックし、通信をおこなうコンピューター（ここではネットワークプリンターに接続するクライアント端末）が使用するポート番号を入力します。

例1：ポート番号が［1024］～［65535］の場合

1024-65535

例2：ポート番号が［80］と［443］の場合

80,443

［リモート］タブをクリックし、通信相手となるコンピューター（ここではネットワークプリンター）が使用するポート番号とIPアドレスを入力します。
※ ポート番号の入力方法は手順8の例を、IPアドレスの入力方法は以下の例をそれぞれご参照ください。

例1：IPアドレスが［10.1.0.25］～［10.1.0.99］の場合

10.1.0.25-10.1.0.99

例2：IPアドレスが［192.168.1.5］と［192.168.1.10］の場合

192.168.1.5,192.168.1.10

［OK］ボタンをクリックします。

［ファイアウォールルール］ウインドウが表示されたら、作成したルールが追加されていることを確認します。
さらに新しいルールを作成する場合は、手順6～手順10の作業を繰り返しおこないます。
すべてのルールを作成したら、［OK］ボタンをクリックします。

［OK］ボタンをクリックして、設定ウインドウを閉じます。

ESET Server Security for Microsoft Windows Server をご利用の場合

※ ESET Server Security for Microsoft Windows Server ではファイアウォールの既定値は無効です。
本手順を実施する場合は、ファイアウォール機能を有効に設定の上実施してください。

画面右下の通知領域にあるESET製品のアイコンをクリックして、基本画面を開きます。

［設定］→［詳細設定］をクリックして、設定ウインドウを開きます。

［ネットワークアクセス保護］→［ファイアウォール］をクリックして開き、フィルタリングモードの［ルール付き自動モード］を選択し、［OK］ボタンをクリックします。

再度、［設定］→［詳細設定］をクリックして、設定ウインドウを開きます。

［ネットワークアクセス保護］→［ファイアウォール］をクリックして開き、ルールの［編集］をクリックします。

［追加］ボタンをクリックします。

以下の項目を設定します。

設定項目	設定内容
名前	新規ルールにつける名前を入力します。（例：ネットワークプリンター）
アクション	通信に対するアクション（許可/ブロック/確認）を選択します。（例：許可）
方向	ルールで制御する通信の方向（双方向/内向き/外向き）を選択します。（例：双方向）
IP protocol	ルールで制御する通信のプロトコルを選択します。（例：TCP）
プロファイル	ファイアウォールプロファイルを作成して運用している環境では、ルールを適用するプロファイルを選択します。（例：社内LAN）

［ローカルポート］をクリックし、通信をおこなうコンピューター（ここではネットワークプリンターに接続するクライアント端末）が使用するポート番号を入力します。

例1：ポート番号が［1024］～［65535］の場合

1024-65535

例2：ポート番号が［80］と［443］の場合

80,443

［リモートホスト］と［リモートポート］をそれぞれクリックし、通信相手となるコンピューター（ここではネットワークプリンター）が使用するポート番号とIPアドレスを入力します。
※ IPアドレスの入力方法は以下の例を、ポート番号の入力方法は手順8の例をそれぞれご参照ください。

例1：IPアドレスが［10.1.0.25］～［10.1.0.99］の場合

10.1.0.25-10.1.0.99

例2：IPアドレスが［192.168.1.5］と［192.168.1.10］の場合

192.168.1.5,192.168.1.10

［OK］ボタンをクリックします。

［ファイアウォールルール］ウインドウが表示されたら、作成したルールが追加されていることを確認します。
さらに新しいルールを作成する場合は、手順6～手順10の作業を繰り返しおこないます。
すべてのルールを作成したら、［OK］ボタンをクリックします。

［OK］ボタンをクリックして、設定ウインドウを閉じます。

＜セキュリティ管理ツールから設定する場合＞

詳細はこちら

以下の手順でセキュリティ管理ツールにログインします。

クラウド型セキュリティ管理ツールの場合

オンプレミス型セキュリティ管理ツールの場合

画面左側の［ポリシー］アイコン→［新しいポリシー］ボタンをクリックします。
※ 既存のポリシーを使用して新しいポリシーを作成する場合は、新規に作成するポリシーの元となるポリシーをクリックして、［複製］を選択します。
［基本］項目の「名前」欄に任意の名前（例：通信許可ルールポリシー）を入力します。
※ ［説明］の入力は任意です。
［設定］項目の「製品を選択…」より製品を選択します。
- Windows向けクライアント用プログラムの設定を変更する場合
  ESET Endpoint for Windows
- Windows Server向けクライアント用プログラムの設定を変更する場合
  ESET Server/File Security for Microsoft Windows Server (V6+)
手順4で選択した製品にあわせて、以下の手順を実施します。
- ESET Endpoint for Windows を選択した場合
  ［保護］→［ネットワークアクセス保護］→［ファイアウォール］→ フィルタリングモードの［ルール付き自動モード］を選択
- ESET Server/File Security for Microsoft Windows Server (V6+) の選択をした場合
  ［ネットワークアクセス保護］→［ファイアウォール］→ フィルタリングモードの［ルール付き自動モード］を選択
続けて、ルールの［編集］をクリックします。
［追加］ボタンをクリックします。

［ルールの追加］ウインドウが表示されたら、以下の項目を設定します。

設定項目	設定内容
名前	新規ルールにつける名前を入力します。（例：ネットワークプリンター）
アクション	通信に対するアクション（許可/ブロック/確認）を選択します。（例：許可）
方向	ルールで制御する通信の方向（双方向/内向き/外向き）を選択します。（例：双方向）
IPプロトコル	ルールで制御する通信のプロトコルを選択します。（例：TCP）
プロファイル	ファイアウォールプロファイルを作成して運用している環境では、ルールを適用するプロファイルを選択します。（例：社内LAN）

［ローカルポート］をクリックし、通信をおこなうコンピューター（ここではネットワークプリンターに接続するクライアント端末）が使用するポート番号を入力します。

例1：ポート番号が［1024］～［65535］の場合

1024-65535

例2：ポート番号が［80］と［443］の場合

80,443
［リモートホスト］と［リモートポート］をそれぞれクリックし、通信相手となるコンピューター（ここではネットワークプリンター）が使用するポート番号とIPアドレスを入力します。
※ ポート番号の入力方法は手順9の例を、IPアドレスの入力方法は以下の例をそれぞれご参照ください。

例1：IPアドレスが［10.1.0.25］～［10.1.0.99］の場合

10.1.0.25-10.1.0.99

例2：IPアドレスが［192.168.1.5］と［192.168.1.10］の場合

192.168.1.5,192.168.1.10
［保存］ボタンをクリックします。
［ルール］ウインドウが表示されたら、作成したルールが追加されていることを確認します。
さらに新しいルールを作成する場合は、手順7～手順11の作業を繰り返しおこないます。

すべてのルールを作成したら、［保存］ボタンをクリックします。
［割り当て］項目の、［割り当て］ボタンをクリックします。
管理しているクライアントのグループ（画面上部左側）、および、コンピューター名（画面上部右側）より、ポリシーを適用したいグループ、または、クライアント端末にチェックを入れて［OK］ボタンをクリックします。
［終了］ボタンをクリックします。