ESET Endpoint アンチウイルス for Linux V10.2.2.0 から ESET Endpoint アンチウイルス for Linux V10.3.4.0 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V10.2.2.0 から V10.3.4.0)
追加・強化された機能はありません。
■ 修正(V10.2.2.0 から V10.3.4.0)
以下の不具合が修正されました。
- Linux向けプログラムにてリアルタイムファイルシステム保護機能が動作しない
- イベントログにエラーが出力される現象について
■ ご利用上の注意事項(V10.3.4.0)
- インストールにはroot権限(スーパーユーザー)が必要です
以下のパッケージは、OSリポジトリに接続できる場合、ESET Endpoint アンチウイルス for Linux のインストール時に自動でインストールされます
※ 不足している記載パッケージと依存性関連のパッケージがOSリポジトリから取得しインストールされます。しかし、Ubuntu 22.04 LTS 上の最新カーネルで必要な「gcc-12」については、手動で導入する必要があります。
オフライン環境で利用していてOSリポジトリに接続できない場合は、手動で以下のパッケージをインストールしてから、ESET Endpoint アンチウイルス for Linux のインストールを実施してください。
・gcc
・make
・libelf-dev
・linux-headers-generic
・linux-headers-generic-hwe
セキュアOS「AppArmor」には対応していません。既定で有効になっている AppArmor は、無効、またはアンインストールしてください
※ AppArmorが有効のままだと、ESET Endpoint アンチウイルス for Linux が正常に動作しない場合があります。
- 以下のディスプレイサーバーがサポートされています
・X11
・Wayland
- 以下のデスクトップ環境がサポートされています
・GNOME 3.28.2以降
・KDE
・XFCE
・MATE
- ミラーサーバーを使用したアップデートについて
本製品をミラーサーバー経由でアップデートする場合は、ミラーツールの --updateServerオプションを使用してLinux版のモジュールを取得したミラーサーバーを作成する必要があります。
■ 既知の不具合(V10.3.4.0)
以下の不具合を確認しております。
- 「隔離」から復元したウイルス検体がリアルタイム検査にて即時に検出されない
「隔離」したウイルス検体を復元した際に、リアルタイム検査にて即時に検出されません。
標準出力にエラーが表示される
本バージョンをインストールまたはアップデートする際、標準出力に以下のメッセージが出力されます。
本現象は表示上の問題で、インストール処理は正常におこなわれています。
N: ファイル’<インストーラパス>’がユーザ’_apt’からアクセスできないため、ダウンロードはrootでサンドボックスを賭さずに行われます。 - pkgAcquire::Run(13:許可がありません) |
隔離されたファイルの名前に一部の文字コードで扱えない文字が含まれていると、隔離の一覧を表示するコマンドでエラーが発生する【 2024.10.15 追記 】
隔離されたファイルの名前に一部の文字コード(ANSIやSJISなど)で扱えない文字が含まれていると隔離の一覧を表示するコマンド「quar --list」でエラーが発生します。
※ 本現象は、2024年10月15日より公開しております ESET Endpoint アンチウイルス for Linux V11.1.3.0 で修正されました。最新プログラムはユーザーズサイトからダウンロードしてください。
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。

ヒント
リポジトリへの公開は、日本時間の2024年6月26日以降となります。