• No : 148
  • 公開日時 : 2024/09/02 10:00
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セキュリティ管理ツールを利用して ESET Live Grid®(早期警告システム)を有効、または、無効にするには?

回答

以下の手順で、セキュリティ管理ツールを利用して、ESET LiveGrid®(早期警告システム)の設定を変更することができます。
 
 
● 対象プログラム
 
ESET LiveGrid®(早期警告システム)を搭載しているのは、以下のプログラムです。
  • ESET Endpoint Security
  • ESET Endpoint アンチウイルス
  • ESET Endpoint Security for macOS
  • ESET Endpoint アンチウイルス for OS X
  • ESET Endpoint アンチウイルス for Linux
  • ESET Endpoint Security for Android
  • ESET Server Security for Microsoft Windows Server
  • ESET Server Security for Linux
 
● ESET LiveGrid®(早期警告システム)の役割
 
ESET LiveGrid®(早期警告システム)は以下の機能を持っています。
 
 【 機能1 】 クラウドを利用してより速く、より正確にマルウェアを検出する
 【 機能2 】 コンピューター内で検出したウイルスの統計情報を、ESET社へ匿名で送信する
 【 機能3 】 疑わしいファイルが検出された場合に、そのファイルをESET社へ送信する
 【 機能4 】 実行中のプロセスや、任意の実行ファイルについて、リスクレベルなどを評価する(クライアント用プログラムの基本画面[ツール]→[実行中のプロセス]で確認できます。)
 
ESET LiveGrid®を無効にしている場合、統計情報や疑わしいファイルがESET社へ提出されなくなります。これにより、トラフィック増加に伴うリスクがなくなります。
なお、報告がなくなるため、未知のウイルスに対する早期の検出エンジンへの対応などが遅れる可能性があります。
 
 
● 設定変更手順
  1. 以下の手順でセキュリティ管理ツールにログインします。
クラウド型セキュリティ管理ツールの場合
 
オンプレミス型セキュリティ管理ツールの場合
 
  1. 左側の[ポリシー]をクリックして、[新しいポリシー]を選択します。

  2. [基本]を展開し、任意の名前(例:ESET Live Gridポリシー)を入力します。
    ※ [説明]の入力は任意です。
    ※ [タグを選択]より、新しいポリシーにタグを付けることができます。

  3. [設定]を展開し、以下のように選択します。
    • Windows向けクライアント用プログラム
      ESET Endpoint for Windows

    • Mac向けクライアント用プログラム
      ESET Endpoint for macOS(V7+)
       
    • Linux Desktop向けクライアント用プログラム
      ESET Endpoint for Linux(V7+) 

    • Android向けクライアント用プログラム
      ESET Endpoint Security for Android
       
    • Windows Server向けクライアント用プログラム
      ESET Server /File Security for Microsoft Windows Server(V6+)
       
    • Linux Server向けクライアント用プログラム
      ESET Server/File Security for Linux(V7+)

  4. [検出エンジン]→[クラウドベース保護]→[クラウドベース保護]を展開します。
    ※ Android 対応プログラムの設定を変更する場合は、[ウイルス対策]→[ウイルス対策]を展開します。

  5. 以下のように、設定します。
     
    < 有効にする場合 >
    [ESET LiveGrid® レピュテーションシステムに参加する(推奨)]または[ESET LiveGrid®に参加する(推奨)]を有効にします。
     
    < 無効にする場合 >
    [ESET LiveGrid® レピュテーションシステムに参加する(推奨)]または[ESET LiveGrid®に参加する(推奨)]を無効にして、手順8へお進みください。
    ヒント
    ESET LiveGrid®機能を無効にすると、「ESET LiveGrid®が無効です」のアラートが表示されます。
    本セキュリティアラートを非表示にする場合は、以下の設定変更もあわせて実施してください。
     
    〇ポリシー設定箇所:
    [通知]→[アプリケーションステータス]→[アプリケーションステータス]の[編集]をクリックし、[ESET LiveGrid®サーバーに接続できません]、または、[ESET LiveGrid®が無効です]のチェックを外して、[OK]ボタンをクリックします。
    ※ [通知]の項目がない場合は、[ユーザーインターフェース]→[ユーザーインターフェース要素]→[アプリケーションステータス]の[編集]、または、[ESET管理コンソールに送信]の[編集]をクリックし、[ESET LiveGrid®サーバーに接続できません]、または、[ESET LiveGrid®が無効です]のチェックを外して、[OK]ボタンをクリックします。
     
     

  6. 続けて、以下の項目の設定をします。
    項目 概要
    ESET LiveGrid®フィードバックシステムを有効にする 関連する送信データ、クラッシュレポート、統計情報をさらに分析するためESET社へ送信するかどうか
    匿名で統計情報を送信する コンピュータ内で検出したウイルスの統計情報をESET社へ送信するかどうか
    匿名の使用状況統計情報を送信し、製品の改善を支援する
    サンプルの送信 疑わしいファイルが検出された場合に、そのファイルをESET社へ送信するかどうか

  7. 画面をスクロールして[割り当て]を展開し、[割り当て]ボタンをクリックします。

  8. 管理しているクライアントのグループ(画面上部左側)、および、コンピューター名(画面上部右側)より、ポリシーを適用したいグループ、または、クライアント端末にチェックを入れて[OK]ボタンをクリックします。

  9. [終了]ボタンをクリックします。
 
プログラム
ESET PROTECT(オンプレミス版), ESET PROTECT(クラウド版)
プラットフォーム(OS)
Windows, Windows Server, Mac, Android, Linux Desktop, Linux Server