以下の手順で、Linux Server 環境でコンポーネントプログラムのインストーラーを利用して、セキュリティ管理ツールをバージョンアップすることができます。
■ 対象プログラム
- ESET PROTECT V8.0 / V8.1 / V9.0
- ESET Security Management Center V7.0 / V7.1 / V7.2
- ESET Remote Administrator V6.2 / V6.3 / V6.5
■ 注意事項
セキュリティ管理ツールのバージョンアップをする前に、以下の注意事項をご確認下さい。
- 上書きインストールの可否について
プログラム別の上書きインストールへの対応の可否について、以下のPDF資料よりご確認ください。
上書きインストールできない場合は、ご利用中のプログラムをアンインストールしてから、新規インストールしてください。
バージョンアップ対応表
- 対応OSについて
対応OSに一部変更があります。プログラムのバージョンアップ前に、以下のPDF資料で対応OSをご確認ください。
セキュリティ管理ツール
現在管理しているクライアント用プログラムが、バージョンアップ後も管理可能か、以下のWebページより必ずご確認ください。
必要なソフトウェアに一部変更があります。プログラムのバージョンアップ前に、必要なソフトウェアをご確認ください。
< Apache Tomcat >
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ESET Security Management Center / ESET PROTECT
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Linux Server 環境 |
Apache Tomcat 7 / 9(64bit) |
< Java >
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ESET PROTECT V8.0 / V8.1
ESET Security Management Center V7.1 / V7.2
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Linux Server 環境 |
Java 8 / 11(64bit)
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Java 8(64bit)/ Java 11(64bit)/ Java 17(64bit)
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セキュリティ管理ツールに対応しているデータベースに変更があります。プログラムのバージョンアップ前に、以下のWebぺージより、データベースのバージョンをご確認ください。
■ 事前準備
事前に、以下について実施してください。
- セキュリティ管理ツールのフルバックアップ
- プログラムのダウンロード
ユーザーズサイトより、バージョンアップに使用する以下のプログラムをダウンロードして、「/root/x64」フォルダー配下に保存します。なお、プログラムはZip形式のまま保存してください。
- セキュリティ管理ツールのコンポーネントプログラム(Linux)
※ 「/root/x64」フォルダーを作成していない場合はフォルダーを作成してください。また、セキュリティ管理ツールのファイルが「/root/x64」フォルダー内にある場合、保存時に上書きするかどうか確認されますので、上書き保存を選択してください。
- Java と Apache Tomcat のバージョンアップ、または、64bit版のダウンロード
動作環境のバージョンを満たしていない、または、32bit版を使用している場合は、Java と Apache Tomcat のバージョンアップや64bit版のダウンロードを実施してください。
- 現在の Apache Tomcat をアンインストール
- 現在の Java をアンインストールし、新規に最新の Java をインストールする
- Apache Tomcat をインストール
■ バージョンアップ手順
セキュリティ管理ツールをバージョンアップする際は、セキュリティ管理ツールを構成する以下のコンポーネントプログラムをすべてバージョンアップ、または、移行してください。
バージョン 6 の場合 |
- ERA Webコンソール
- ESET Remote Administrator Server
- RD Sensor
- ERA エージェント
- ERA プロキシ
- Mobile Device Connector(インストールしている場合のみ)
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バージョン 7 の場合 |
- ESMC Webコンソール
- ESET Security Management Center Server
- RD Sensor
- ESET Management エージェント
- HTTP プロキシ
- Mobile Device Connector(インストールしている場合のみ)
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バージョン 8 / バージョン 9 の場合 |
- ESET PROTECT Webコンソール
- ESET PROTECT Server
- RD Sensor
- ESET Management エージェント
- HTTP プロキシ
- Mobile Device Connector(インストールしている場合のみ)
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上述の「■ 事前準備」を実施後、以下を参照し、コンポーネントプログラムがインストールされているすべての端末で、各コンポーネントプログラムをバージョンアップしてください。
なお、セキュリティ管理ツールをバージョンアップする場合は、すべての設定やログ情報が引き継がれます。
< バージョンアップ手順 >
以下の各コンポーネントのバージョンアップ、または、移行する際は、root権限(スーパーユーザー)でおこなってください。
各コンポーネントプログラムのバージョンアップ後、正常にバージョンアップが完了しているかコンポーネントプログラムのバージョンをご確認ください。
※ バージョンアップ後のコンポーネントプログラムのバージョンは、事前準備でダウンロードしたコンポーネントプログラム内にある「コンポーネントリスト.pdf」をご参照ください。

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