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サポート情報 (法人向けサーバー・クライアント用製品)
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  • 公開日時 : 2025/08/25 10:00
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オンプレミス型セキュリティ管理ツールのWebコンソールで報告されている脆弱性への対応について(CVE-2025-8352)

回答

オンプレミス型セキュリティ管理ツール の Webコンソール で報告されている脆弱性(CVE-2025-8352)への対応についてご案内いたします。

本脆弱性の詳細は以下の通りです。
 
脆弱性の対象となる製品

脆弱性の対象となるプログラム

脆弱性の情報

想定される影響

対応方法
 

脆弱性の対象となるプログラムをご利用中のお客さまは、修正バージョンへのバージョンアップをしていただきますようお願いします。

 


 

◆ 脆弱性の対象となる製品

  • ESET PROTECT Essential クラウド
  • ESET PROTECT Entry(旧名称:ESET PROTECT Entry クラウド)
  • ESET PROTECT Advanced(旧名称:ESET PROTECT Advanced クラウド)
  • ESET PROTECT Complete(旧名称:ESET PROTECT Complete クラウド)
  • ESET PROTECT Essential オンプレミス
  • ESET PROTECT Entry オンプレミス
  • ESET PROTECT Essential Plus オンプレミス
  • ESET PROTECT Advanced オンプレミス
  • ESET PROTECT MDR Ultimate(旧名称:ESET PROTECT MDR)
  • ESET PROTECT MDR Advanced
  • ESET PROTECT MDR Lite
  • ESET PROTECT Elite
  • ESET PROTECT Enterprise

 


 

◆ 脆弱性の対象となるプログラム

プログラム名

バージョン

オンプレミス型セキュリティ管理ツール
(ESET PROTECT on-prem)
V12.1 V12.1.10.0(Web コンソール V12.1.253.0)
V12.0 V12.0.14.0(Web コンソール V12.0.290.0)
V12.0.8.0(Web コンソール V12.0.274.0)
V11.1 V11.1.17.0(Web コンソール V11.1.150.0)
V11.1.15.0(Web コンソール V11.1.145.0)
V11.0 V11.0.15.0(Web コンソール V11.0.194.0)
V10.1 V10.1.29.2(Web コンソール V10.1.278.0)

 ※ ESET PROTECT on-prem にWebコンソールなどのコンポーネントが含まれます。
 コンポーネントのバージョンの確認方法はこちらをご参照ください。

 ※ クラウド型セキュリティ管理ツールは、対象外です。

 


 

◆ 脆弱性の情報

対象の ESET PROTECT on-prem の Web コンソール に、サービス拒否(denial-of-service)の脆弱性が存在します。
 

【 参考 】 

 


 

◆ 想定される影響

本脆弱性は、マルチパートリクエスト(HTTP通信において、ファイルなど複数種類のデータを送信するための方式)の入力データの制限が欠如していることに起因します。

対象のプログラムをご利用の場合、攻撃者によって、細工したリクエストがWebコンソールに送信されることで、CPUやメモリなどのリソースが過剰に消費される可能性があります。
その結果、ESET PROTECT Web コンソール や同じサーバー上の他のサービスが正常に動作しなくなる可能性があります。

なお、本脆弱性による、ESETプログラムの保護機能への影響はありません。

 


 

◆ 対応方法

2025年8月25日に、本脆弱性が修正されたプログラムを公開しています。
脆弱性の対象となるプログラムをご利用中のお客さまは、ユーザーズサイトにて現在公開しております以下の【 修正プログラム 】へのバージョンアップを実施いただきますようお願いします。

【 修正プログラム 】

プログラム名

バージョン

オンプレミス型セキュリティ管理ツール
(ESET PROTECT on-prem)
V12.1 V12.1.12.0(Web コンソール V12.1.261.0、Apache Tomcat V9.0.107)
V12.0 V12.0.16.0(Web コンソール V12.0.307.0、Apache Tomcat V9.0.107)
V11.1 V11.1.19.0(Web コンソール V11.1.160.0、Apache Tomcat V9.0.107)

※ Apache Tomcat にも脆弱性(CVE-2025-48988 / CVE-2025-48976 / CVE-2025-52520 / CVE-2025-52434)が存在するため、Apache Tomcat V9.0.107 以降のご利用をお願いします。

※ 仮想アプライアンス や Linux環境 で ESET PROTECT on-prem をご利用の場合、Apache Tomcat は OS のリポジトリにより管理されています。
そのため、ESETプログラムのバージョンアップとは別に、Apache Tomcat のバージョンが「9.0.107 以降」であることをご確認ください。

 

【 バージョンアップ方法 】

  • Windows Server 環境で、オールインワンインストーラーを利用してバージョンアップする場合はこちら
  • Windows Server 環境、および Linux Server環境で、セキュリティ管理ツールのタスク機能を利用してバージョンアップする場合はこちら

 


 

◆ サポートセンターへのお問い合わせ

本脆弱性に関してご不明な点がございましたら、弊社サポートセンターにお問い合わせください。

 

お客さまにはご迷惑をお掛けしますことを、深くお詫び申し上げます。

[更新履歴]

2025年08月25日:公開

 

 

プログラム
ESET PROTECT(オンプレミス版)
プラットフォーム(OS)
Windows Server, Linux Server

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関連Webサイト

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