ESET Mail Security for Linux / ESET Web Security for Linux は上書きインストールでバージョンアップすることができます。
※ 上書きインストールでは大部分の設定について引き継ぐことが可能です。ただし、一部の条件に当てはまる設定項目は引き継ぎができません。
バージョンアップについての詳細は、以下の各項目をご確認ください。
◆ バージョンアップ手順
- ユーザーズサイトから新しいバージョンのインストーラーをダウンロードします。
※ インストーラーは、32bit版と64bit版に分かれています。ご利用の環境に合わせてダウンロードしてください。
※ 手順2以降は、本手順で「/root」にインストーラーを保存した場合を例にご案内します。
- コマンドラインで以下のように入力し、[Enter]キーを押して、インストーラーを実行します。
# sh /root/インストーラーファイル名
例)インストーラーのファイル名が「esets.x86_64.rpm.bin」の場合
# sh /root/esets.x86_64.rpm.bin
- 画面にメッセージが表示されます。[Enter]キーを押すと使用許諾契約書が表示されます。[Enter]キーを押し、使用許諾契約書を読みます。
- 「Do you accept Agreement?(y/n)」と表示されたら、同意される場合は[y]キーを押し、[Enter]キーを押します。
- 「Do you want to enable samples submission?(y/n default=y)」と表示された場合は、ThreatSense.Netの有無を選択します。
有効にする場合は[y]キーを、無効にする場合は [n]キーを押して、[Enter]キーを押します。
- インストールが完了したら、以下のコマンドを実行してバージョン情報が更新されていることを確認します。
# rpm -qa esets
◆ 設定の引き継ぎについて
上書きインストールにより、ライセンスや大部分の設定について引き継ぐことが可能です。
ただし、以下の条件に当てはまる設定項目は引き継ぎができません。バージョンアップ後に設定をし直してください。
【 引き継ぎができない設定項目 】
- 設定値が空白の項目
設定値が空白の項目については、バージョンアップ後に既定値が適用されます。
- \(バックスラッシュ)
設定値に「 \(バックスラッシュ)」を使用している場合、「 \(バックスラッシュ)」の部分のみが削除された状態で引き継がれます。
※ ESET Mail Security for Linux をご利用の場合、フットノートの文字列を設定する「av_eml_footnote_template_infected」などに「 \(バックスラッシュ)」が含まれます。
◆ バージョンアップ時の注意事項
◇ ESET Mail Security for Linux V4.0 の迷惑メール対策機能をご利用の場合
ESET Mail Security for Linux V4.5 では、迷惑メール対策機能が変更されています。
ESET Mail Security for Linux V4.5 でも引き続き迷惑メール対策機能をご利用になる場合は、以下のWebページをご参照いただき、記載されている注意事項とプログラムのバージョンアップ後に必要な設定事項をご確認ください。
◇ ThreatSense.NET(早期警告システム)を無効に設定している場合
ESET Mail Security for Linux V4.5.13.0 / ESET Web Security for Linux V4.5.13.0 では、ThreatSense.Net(早期警告システム)が既定で有効となっています。
ThreatSense.NET(早期警告システム)を無効に設定している場合は、バージョンアップによって本設定が有効に変更されますので、バージョンアップ後に再度無効に設定してください。
ThreatSense.Net(早期警告システム)を無効に設定する手順については、
こちらをご参照ください。