オンプレミス型セキュリティ管理ツールからクライアント端末に対して、ポリシーを使用してクライアント端末のアップデートタイミングを分散させる手順は以下の通りです。
■ 設定手順
Step.1 クライアント端末のグループ分け
少数のクライアント端末ごとにアップデートを実施するため、あらかじめクライアント端末を複数のグループに分けます。
< 手順 >
- Webコンソールの画面左のメニューバーより[コンピューター]からグループ分けをしたいクライアント端末が含まれているグループの歯車ボタンをクリックして、[新しい動的グループ…]をクリックします。
- [基本]項目内を展開し、任意の名前(例:グループA)を入力します。
※ [説明]の入力は任意です。
- [テンプレート]項目を展開して、お客さまの作成方法にあったテンプレートを選択します。
- [サマリー]項目を展開して、設定内容を確認のうえ、[終了]ボタンをクリックします。
以上で、動的グループが作成され、自動的にグループにクライアント端末が追加されます。
同様の手順を繰り返していただき、管理しているクライアント端末の規模に応じたグループを複数作成してください。
Step.2 グループ単位でのクライアント端末のアップデート
グループごとに時間をずらしてアップデートを実施するために、各グループに対して、日時を指定したアップデートポリシーを配布します。
本手順の前に、あらかじめ、各グループのアップデート日時を決めてください。
例)グループA:毎日 10:00
グループB:毎日 12:00
グループC:毎日 14:00
グループD:毎日 16:00
ポリシー作成の全体の手順については、以下のWebページより、「ポリシーを「新規作成」「複製」する場合」をご参照ください。
なお、ポリシーの設定(以下のWebページの手順5)については、後述の「●ポリシーの設定」をご確認ください。
● ポリシーの設定
- 上記Webページ内の手順5で、[ツール]→[スケジューラ]→[編集]を選択します。
- スケジューラ画面が表示されるので、[定期的に自動アップデート]の項目のチェックを外して、[追加]ボタンをクリックします。
- [タスク詳細]画面が表示されます。任意の名前(例:新アップデート)を入力し、タスクの種類から[アップデート]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。
- [タスクタイミング]画面が表示されます。[毎日]にチェックを入れ[次へ]ボタンをクリックします。
- タスクの実行時間の設定画面が表示されます。設定をおこなって[次へ]ボタンをクリックします。
- [実行されなかったタスク]画面が表示されます。内容を確認して[次へ]ボタンをクリックします。
- [タスク詳細]画面が表示されます。内容を確認して[終了]ボタンをクリックします。
- [保存]ボタンをクリックします。
- [割り当て]タブの[割り当て]ボタンをクリックします。
- 割り当てたいStep.1で作成したグループを一つ選んで[OK]ボタンをクリックします。
- [終了]ボタンをクリックします。
- 同様の手順で、他の各グループのアップデートポリシーの作成、アップデート時間の設定、グループ割り当てをおこなってください。
● ポリシーが適用されていることを確認する
- 画面左側の[コンピューター]より、ポリシーを適用したクライアント端末、または、ポリシーを適用したグループ内のクライアント端末をクリックし、[詳細]または[詳細を表示]を選択します。
- [コンピュータ詳細]画面より、[設定]→[適用されたポリシー]を選択します。ポリシーの一覧の中に適用させたポリシーが表示されていれば、ポリシーは設定されています。