以下の手順で、セキュリティ管理ツールを利用して、クライアント用プログラムの検査対象から特定のファイル / フォルダーを除外することができます。
■ 対象プログラム
- クラウド型セキュリティ管理ツール
- オンプレミス型セキュリティ管理ツール V9 / V10 / V11
■ 本設定の目的
本設定は、お客さまにて独自に開発されたアプリケーションやデータベースをご利用の環境にて、誤検出やウイルス検査時のCPU負荷を避けるためにおこなっていただく設定となります。
なお、本設定により検査対象から除外されたファイル / フォルダーは、スケジューラによる定期的なウイルス検査とリアルタイムファイルシステム保護機能によるウイルス検査(ファイルの作成 / オープン / 実行時)の両方において、検査対象外となります。
■ 設定手順
以下の手順は、パスを入力して特定のファイル / フォルダーの除外設定をしたい場合を例にご案内しています。
- 以下の手順でセキュリティ管理ツールにログインします。
- [ポリシー]→[新しいポリシー]ボタンをクリックします。
- [基本]を展開し、任意の名前(例:除外ポリシー)を入力します。
※ [説明]の入力は任意です。
※ [タグを選択]より、新しいポリシーにタグを付けることができます。
- [設定]を展開し、以下のように選択します。
- Windows向けクライアント用プログラムの設定を変更する場合
ESET Endpoint for Windows
- Mac向けクライアント用プログラムの設定を変更する場合
ESET Endpoint for macOS (V7+)
- Linux Desktop向けクライアント用プログラムの設定を変更する場合
ESET Endpoint for Linux (V7+)
- Windows Server向けクライアント用プログラムの設定を変更する場合
ESET Server/File Security for Microsoft Windows Server (V6+)
- [検出エンジン]→[除外]→[パフォーマンス除外]の[編集]をクリックします。
- [追加]ボタンをクリックします。
- 除外対象のパスを設定し、[OK]ボタンをクリックします。
※ テキストボックスに直接パスを入力する場合は、以下をご参考ください。
設定項目 |
設定内容 |
コメント |
パスを除外 |
パス |
以下の例を参考に、テキストボックスに直接パスを入力
■ Windows向けプログラムの設定を変更する場合
例:Cドライブの「TEST」フォルダを除外対象とする場合は、「C:\TEST\*.*」と入力します。
■ Mac向けプログラムの設定を変更する場合
例:tmpフォルダを除外対象とする場合は、「/tmp/*.*」と入力します。
■ Linux向けプログラムの設定を変更する場合
例:tmpフォルダを除外対象とする場合は、「/tmp/*」と入力します。 |
- リストに手順7で設定したパスが表示されていることを確認して、[保存]ボタンをクリックします。
- 画面をスクロールして[割り当て]を展開し、[割り当て]ボタンをクリックします。
- 管理しているクライアントのグループ(画面上部左側)、および、コンピューター名(画面上部右側)より、ポリシーを適用したいグループ、または、クライアント端末にチェックを入れて[OK]ボタンをクリックします。
- [終了]ボタンをクリックします。
ヒント
- Windows 向けのクライアント用プログラムの除外設定をおこなう場合はこちら。
- Mac / Linux 向けのクライアント用プログラムの除外設定をおこなう場合はこちら。
- カスタム検査時に検査対象から除外してコンピューターを検査したい場合はこちら。
- 特定のドライブ / メディアの除外設定をおこなう場合はこちら。