• No : 5342
  • 公開日時 : 2023/12/12 10:00
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ESET Endpoint Encryption導入時の注意事項

回答

本ページでは、ESET Endpoint Encryption導入時の注意事項についてご案内いたします。

導入できない環境について

以下の項目に該当する環境へは、ESET Endpoint Encryption製品を導入できない、もしくはESET Endpoint Encryption製品による暗号化ができません。

  • クライアントPCはARMアーキテクチャおよびIA-64を使用したプロセッサを搭載している
  • クライアントPCは仮想キーボードもしくは無線キーボードのみ搭載している(※1)
  • クライアントPCがマルチブートで構成されている
  • クライアントPC内のストレージがソフトウェアRAIDで構成されている
  • クライアントPC内のストレージにダイナミックディスクを利用している
  • クライアントPCがインテル® スマート・レスポンス・テクノロジー(※2)を使用してキャッシュするシステムで構成されている
  • クライアントPCでBitLockerおよびBitlocker機能を利用したデバイスの暗号化機能を利用している(※3)
  • クライアントPCでWindowsが標準で備えているドライブ圧縮機能やEFSを利用している
  • クライアントPCで他社製暗号化ソフトウェアを利用している
  • クライアントPCでHDD/SSDのMBR/GPT領域やEFIシステムパーティションに書き込みを行うソフトウェア(パーティション操作やマルチブート管理ソフト)を導入している
※1

フルディスク暗号化機能でPC内蔵のHDD/SSDを暗号化せずに、その他の暗号化機能のみ利用する、もしくはUSB接続形式の物理キーボードを用意できる場合は本製品を導入できます。

※2

インテル® スマート・レスポンス・テクノロジーはSSDとHDDの両方を搭載したPCでSSDをキャッシュメモリーとして設定できる機能です。この機能を使用して構成されているPCについてはESET Endpoint Encryptionを導入できません。

※3

BitLockerおよびBitlocker機能を利用したデバイスの暗号化機能を利用している場合は、BitLockerおよびBitlocker機能を利用したデバイスの暗号化機能を無効化していただくことで、ESET Endpoint Encryptionをご利用いただけるようになります。

Bitlockerの機能を無効に設定する方法につきましては、下記FAQをご確認ください。

 

 ▼BitLockerが検出されてESET Endpoint Encryptionのインストールに失敗する場合の対処策

  https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/16971?site_domain=encryption

相性問題が確認されているソフトウェアについて

以下のソフトウェアが導入されている環境へは、ESET Endpoint Encryption製品を導入できないもしくは暗号化できない、といった現象を確認しております。

  • HP Drive Encryption
ESET Endpoint Encryptionをインストールできません。
  • HP Protect Tools
ESET Endpoint EncryptionでPC内蔵のHDD/SSDを暗号化できません。
  • SS1(System Support best1)
SS1で別途ESET Endpoint Encryption の除外設定が必要になります。
設定方法の詳細につきましてはSS1サポートデスクへお問い合わせください。
  • AMI BIOS 1.07.14TMC
特定の機種などに搭載されているBIOSで、ESET Endpoint Encryptionを導入することができません。
※確認できているバージョンのみ記載しておりますが、類似のバージョンについては、評価版などであらかじめ動作をご確認ください。
  • Insyde BIOS
特定の機種などに搭載されているBIOSで、ESET Endpoint Encryptionを導入することができません。
※2022年3月現在、暗号化を実施するとPC再起動後に、Windowsの修復が実行されます。今後のBIOSアップデートで改善される可能性がありますので、評価版などであらかじめ動作をご確認ください。
Windowsのアップグレードについて

ESET Endpoint Encryptionでハードディスクが暗号化されたPCでのWindowsのアップグレードは、ご利用のOSのバージョンによって対応が異なります。なお、Windowsのアップグレードとは、例えばWindows 7 をWindows 10 にするような操作を指します。毎月更新されるWindows Updateのことではございません。

 

  • Windows 8 からWindows 8.1、Windows 7 / 8.1 からWindows 10 へアップグレードする場合
ESET Endpoint Encryptionでハードディスクが暗号化されたPCで、アップグレードできません。
OSのアップグレードを実施する際は必ず、ESET Endpoint Encryptionをアンインストールしてください。
詳細につきましては、下記参考ページをご参照ください。
参考

▼ESET Endpoint EncryptionがインストールされているWindowsをアップグレードする際の注意事項
 https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/20043?site_domain=encryption

  • Windows 10 からWindows 11 2023 Update(バージョン「23H2」) へアップグレードする場合
ESET Endpoint Encryptionでハードディスクが暗号化されたPCで、特定の条件・方法においてアップグレードは可能です。
詳細につきましては、下記参考ページをご参照ください。
参考

▼Windows 11 2023 Update(バージョン「23H2」)への対応について
 https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/26589?site_domain=encryption

アクティベーションについて

本製品は、Windowsのログオンユーザーごとにアクティベーションする必要があります。
ESET Endpoint Encryptionのインストール後、初回ログオン時に本製品のアクティベーションを促すメッセージが表示されますので、アクティベーションを実施ください。

参考

▼ESET Endpoint Encryptionのアクティベーション手順
 https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/3135?site_domain=encryption

キーファイルパスワードについて

キーファイルパスワードにマルチバイト文字列を指定した場合、ESET Endpoint Encryptionにログインできなくなります。
パスワードは、必ず半角英数字記号で指定してください。
キーファイル パスワードにマルチバイト文字列を指定した場合は、キーファイル パスワードをリセットしてください。

参考

▼キーファイルのリセット方法
https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/14471?site_domain=encryption

次年度更新について

本製品を次年度以降も継続してご利用いただく場合、次年度更新製品の購入が必要です。
本製品は買い切り型の製品ではなく、一年単位の利用権を購入いただくサブスクリプション型の製品です。
製品の利用権の有効期限を過ぎた場合、速やかに本製品をアンインストール頂く必要がございます。

次年度更新の詳細につきましては、下記参考ページをご参照ください。

参考

▼次年度更新について(はじめにお読みください。)
 https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/5372?site_domain=encryption