本ページでは、フォルダーの暗号化機能に関する不具合についてご案内いたします。
ESET Endpoint Encryptionで暗号化されたフォルダーに対して特定の操作を行うと、暗号化されたフォルダー内のファイルを、アプリケーションから正常に参照することができなくなる現象が確認されております。
本現象は、下記の手順で操作を実施いただいた場合に発生します。
- デスクトップ上など任意の場所に新規フォルダーを作成します。
- 手順1で作成したフォルダー内にファイル(テキストファイルや画像ファイルなど)を作成、またはコピーします。
- 手順2で作成したフォルダーをESET Endpoint Encryptionの機能で暗号化します。
- 手順3で暗号化されたフォルダーをESET Endpoint Encryptionの機能で復号します。
- 手順4で復号したフォルダーをフォルダー名を変更せずにESET Endpoint Encryptionの機能で再度暗号化します。
手順5を実施すると、暗号化されたフォルダー内のファイルは、アプリケーションから正常に参照することができなくなります。
手順5でフォルダー名を変更した場合は、本現象は発生しません。
フォルダー内のファイルが参照できなくなるトラブルを回避するために、フォルダーの暗号化、復号時は必ずバックアップファイルを作成するようご注意ください。
本現象につきましては、今後のアップグレードによる修正が予定されておりますので、修正され次第本ページでご案内いたします。
<参考>参照することができなくなったファイルの例
- テキストファイルの場合
対象のテキストファイル内のテキストが文字化けします。
- 画像ファイルの場合
対象の画像ファイルを開くことができなくなります。