セキュリティ管理ツールで設定したポリシーがクライアント端末に適用されない

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No : 29624
公開日時 : 2024/07/10 17:11
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カテゴリー :

回答

現在、セキュリティ管理ツールで設定したポリシーがクライアント端末に適用されない現象についてお問い合わせをいただいております。

本現象の詳細は以下の通りです。

◆ 現象

◆ 対象製品

◆ 対象プログラム

◆ 対処方法

◆ 現象

一部の環境にて、セキュリティ管理ツールで設定したポリシーがクライアント端末に適用されない場合がございます。

◆ 対象製品

ESET PROTECT Essential クラウド
ESET PROTECT Entry（旧名称：ESET PROTECT Entry クラウド）
ESET PROTECT Advanced（旧名称：ESET PROTECT Advanced クラウド）
ESET PROTECT Complete（旧名称：ESET PROTECT Complete クラウド）
ESET PROTECT Essential オンプレミス
ESET PROTECT Entry オンプレミス
ESET PROTECT Essential Plus オンプレミス
ESET PROTECT Advanced オンプレミス
ESET PROTECT MDR Ultimate（旧名称：ESET PROTECT MDR）
ESET PROTECT MDR Advanced
ESET PROTECT MDR Lite
ESET PROTECT Elite
ESET PROTECT Enterprise

◆ 対象プログラム

ESET PROTECT（クラウド版）
ESET PROTECT（オンプレミス版）
ESET Management エージェント

◆ 原因

クライアント端末にインストールされている ESET Management エージェントのモジュールが更新されていないことにより発生しております。

◆ 対処方法

ESET PROTECT（オンプレミス版）を最新バージョンへバージョンアップ後、ESET Management エージェントのバージョンアップを実施いただき、本現象が解消するかご確認ください（※）。

バージョンアップ手順につきましては、以下のWebページをご参照ください。

［Q&A］オンプレミス型セキュリティ管理ツールのバージョンアップ方法について

［Q&A］クライアント端末にインストールされたエージェントをバージョンアップする方法

（※）ESET PROTECT（クラウド版）をご利用の場合は、ESET Management エージェントのバージョンアップのみ実施してください。

なお、クライアント端末がインターネットに接続できない環境のため、ESET Management エージェントのバージョンアップができない場合につきましては、以下手順にてバージョンアップを実施いただき、本現象が解消するかご確認ください。

ESET Management エージェントのバージョンアップ手順

※本手順では、ESET Management エージェントのmsiファイルをIISにて公開します。すでに検出エンジンのミラーフォルダーをIISにて公開している場合、以下手順2をスキップしていただき、構築済みのミラーサーバーのフォルダーに読み替えて手順を実施してください。

ユーザーズサイトより、最新の ESET Management エージェント（「Agent_x86.msi」および「Agent_x64.msi」）をダウンロードします。
以下Webページをご参照いただき、IISを構築します。
［Q&A］IISを利用して検出エンジンを公開する手順
※ 上記Webページ内の［2. IIS環境の構築＜ Webサーバーでの作業＞］および［Step.2 IISの設定］-［手順9］までを実施します。

※ 上記Webページ内の［Step.2 IISの設定］-［手順4］で設定する物理パスは、手順1でダウンロードしたmsiファイルを公開するパスを設定します。
手順2に記載のWebページにて［Step.2 IISの設定］-［手順4］で設定した物理パスの直下に、手順1でダウンロードした「Agent_x86.msi」および「Agent_x64.msi」を配置します。
以下の手順でセキュリティ管理ツールにログインします。

クラウド型セキュリティ管理ツールの場合

ESET PROTECT Hub、または、ESET Business Account にアクセスし、クラウド型セキュリティ管理ツールにログインします。

※ ログイン情報（メールアドレス・パスワード）はお客さま自身で作成したものになります。

オンプレミス型セキュリティ管理ツールの場合

Webコンソールを起動して、オンプレミス型セキュリティ管理ツールにログインします。

※ Webコンソールには以下のURLよりアクセスできます。
https://（Webサーバーのサーバー名、または、IPアドレス）/era/
［タスク］→［OS］→［コマンドの実行］→［新規作成］と展開して、［クライアントタスク］ボタンをクリックします。
［基本］を展開し、任意の名前（例：エージェントバージョンアップ）を入力します。
※ ［説明］の入力は任意です。

［設定］を展開し、「実行するコマンドライン」に以下を入力します。

set eset_url=http://< Webサーバーのアドレス >:2221/
Powershell -NoProfile -ExecutionPolicy ByPass -Command "& {$os=Get-WmiObject -Class Win32_OperatingSystem;if($os.OSarchitecture -match '32'){$Agent='Agent_x86.msi'}else{$Agent='Agent_x64.msi'};$fpath=$ENV:SystemRoot+'\temp\'+$Agent;$arg='/i '+$fpath+' /qn';$url=$ENV:eset_url+$agent;Invoke-WebRequest $url -outfile $fpath;(Start-Process 'msiexec.exe' -ArgumentList $arg);}"

例：手順2で構築したWebサーバーのIPアドレスが「192.168.1.2」の場合は以下を入力します。

set eset_url=http://192.168.1.2:2221/
Powershell -NoProfile -ExecutionPolicy ByPass -Command "& {$os=Get-WmiObject -Class Win32_OperatingSystem;if($os.OSarchitecture -match '32'){$Agent='Agent_x86.msi'}else{$Agent='Agent_x64.msi'};$fpath=$ENV:SystemRoot+'\temp\'+$Agent;$arg='/i '+$fpath+' /qn';$url=$ENV:eset_url+$agent;Invoke-WebRequest $url -outfile $fpath;(Start-Process 'msiexec.exe' -ArgumentList $arg);}"

続けて、「作業ディレクトリ」に以下を入力します。

C:\Windows\Temp
［終了］ボタンをクリックします。

［クライアントタスクが作成されました。今すぐトリガーを追加しますか？］画面が表示されるので、［トリガーの作成］ボタンをクリックします。

［新しいトリガーの追加］画面の［基本］項目が表示されるので、トリガーの説明を入力します。（任意）

［対象］をクリックして、［ターゲットの追加］をクリックします。

以下よりご利用方法に合わせて手順を実施し、［OK］ボタンをクリックします。

コンピューターにタスクを実行する場合

［グループ］より、タスクを実行するクライアント端末が登録してあるグループを選択し、該当するクライアント端末にチェックを入れます。

グループにタスクを実行する場合

［グループ］より、タスクを実行するグループにチェックを入れます。

［トリガー］項目を展開し、［トリガータイプ］よりタスクを実行するご希望のタイミングを選択します。

［終了］ボタンをクリックして、タスクを実行します。

※ クライアント端末のリモート管理サーバーへの接続間隔が長い場合、タスクがクライアント端末に配布されるまでに時間を要する可能性がありますので、ご注意ください。
タスクの進捗状況を確認します。［タスク］→［OS］→［コマンドの実行］より、実行したタスクをクリックして、［詳細を表示］を選択します。

［実行］タブの［前回の進行状況ステータス］に［完了］と表示されている場合は、タスクは完了しています。［実行中］と表示されている場合は、タスクが完了するまでお待ちください。

お客さまにはご迷惑をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

［更新履歴］

2024年7月10日：公開

プログラム: ESET PROTECT（オンプレミス版）, ESET PROTECT（クラウド版）

プラットフォーム（OS）: Windows Server, Linux Server

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