ここでは、特定の通信を許可したい場合の、許可ルールの作成手順をご案内します。
Windows向けプログラムに搭載されているファイアウォール(パーソナルファイアウォール)機能は、ネットワークプリンターや他のコンピューターとの通信を遮断する場合があります。その場合は、該当する通信を許可するルールを作成することで、通信ができるようになります。
■ 対象プログラム
- ESET Security Ultimate
- ESET Smart Security Premium
- ESET Internet Security
- ESET Small Business Security
■ 作成手順
ここでは、例として、IPアドレスが「192.168.1.10」のネットワークプリンターとの、標準ポートモニタ(SPM)を使用した相互通信を許可するルールの作成手順を記載しています。
- 画面右下の通知領域内のESET製品のアイコンをクリックします。
- [設定]→[詳細設定]をクリックし、設定ウインドウを開きます。
- [保護]→[ネットワークアクセス保護]→[ファイアウォール]と展開して、[フィルタリングモード]から[自動]を選択します。
- 次に[ファイアウォール]下にある[ルール]の[編集]をクリックします。
- [ルール]画面が表示されるので、「追加」ボタンをクリックします。
- [ルールの追加]画面が表示されるので、以下の項目を設定します。その他設定については手順7~9をご参考ください。
名前 |
ルールの名前を入力します。(例:ネットワークプリンター) |
有効 |
ルールの有効 / 無効を選択します。(例:有効) |
アクション |
通信に対するアクションを選択します。(例:許可) |
方向 |
ルールで制御する通信の方向を選択します。(例:双方向) |
IPプロトコル |
ルールで使用するプロトコルを選択します。(例:TCPおよびUDP) |
プロファイル |
特定のプロファイルでのみルールを使用する場合は、使用するプロファイルを選択します。 |
- [ローカルポート]をクリックし、現在本手順を実施しているコンピューターが該当の通信で使用するポート番号を以下のように設定します。
ヒント
複数のポート番号を設定する場合は、「,」(カンマ)や「‐」(ハイフン)による範囲指定も可能です。(例:「1024,65535」「1024-65535」)
- [リモートホスト]をクリックし、通信相手となるコンピューター(ここでは、ネットワークプリンター)が使用するIPアドレスを設定します。(例:192.168.1.10)
ヒント
連続する複数のIPアドレスの指定や、サブネットマスクによる指定も可能です。
- [リモートポート]をクリックし、通信相手となるコンピューター(ここでは、ネットワークプリンター)が使用するポート番号を設定します。(例:9100)
- [OK]ボタンをクリックします。
- 作成したルールが[ルール]に追加されていることを確認します。さらに新しいルールを作成する場合は、手順6~手順11の作業を繰り返しおこないます。すべてのルールを作成したら、[OK]ボタンをクリックします。
ヒント
作成したルールは、優先順位を設定することが可能です。リストの上位にあるルールが優先度が最も高く、リストの下位にあるルールが優先度が最も低くなります。
ルールの順位の変更は、作成したルールを選択して、画面右下の[△]ボタン、または、[▽]ボタンをクリックすることで変更可能です。
- [OK]ボタンをクリックして、設定ウインドウを閉じます。