Windows向けクライアント用プログラムで報告されている脆弱性(CVE-2021-37851 / CVE-2022-27167)への対応についてご案内いたします。
本脆弱性の詳細は以下の通りです。
脆弱性の対象となるプログラムをご利用中のお客さまは、修正モジュールを適用していただきますようお願いします。
◆ 脆弱性の対象となる製品
◇ 個人向け製品
- ESET インターネット セキュリティ(まるごと安心パックを含む)
- ESET スマート セキュリティ プレミアム
◇ 法人向けクライアント専用製品
- ESET オフィス セキュリティ
- ESET NOD32アンチウイルス
◆ 脆弱性の対象となるプログラム
Windows環境でご利用いただける以下のプログラムが対象です。
プログラム名 |
バージョン |
・ESET Smart Security Premium
・ESET Internet Security
・ESET NOD32アンチウイルス
|
V11(※1) |
11.2.49.0 / 11.2.63.0 |
V12(※1) |
12.0.31.0 / 12.1.31.0 / 12.1.34.0 / 12.2.23.0 / 12.2.30.0 |
V13(※1) |
13.0.24.0 / 13.1.16.0 / 13.1.21.0 / 13.2.18.0 |
V14(※1) |
V14.0.22.0 / V14.2.10.0 / V14.2.19.0 / V14.2.24.0 |
V15 |
V15.0.16.0 / V15.0.18.0 / V15.0.21.0 / V15.0.23.0 |
※1 サポートを終了しています。最新バージョンへプログラムをバージョンアップしてください。バージョンアップ手順はこちら。
※2 現在ご利用中のバージョンの確認方法は
こちら。
◆ 脆弱性の情報
対象のプログラムには、インストーラーのローカル権限昇格の脆弱性が存在します。
◆ 想定される影響
< CVE-2021-37851 >
システムにログインしているユーザーがインストーラーの修復機能を悪用して、特権昇格攻撃を実行できます。これにより、より高い特権で悪意のあるコードを実行することができるようになります。
< CVE-2022-27167 >
[修復]および[削除](アンインストール)オプションに影響を与え、それを悪用すると、任意のファイルが削除される可能性があります。
◆ 対応方法
本脆弱性を修正したモジュールを公開しました。
脆弱性の対象となるプログラムをご利用中のお客さまは、修正モジュールを適用していただきますようお願いします。
【 修正モジュール 】
モジュール名 |
: |
ウイルス・スパイウェア対策検査機能
|
バージョン |
: |
1587 |
適用方法 |
: |
修正モジュールは、検出エンジンのアップデートにより自動的に適用されます。 |
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2022年3月31日 21時05分頃に公開された検出エンジン「25031(20220331)」以降が適用されていれば、本脆弱性は修正されています。
- 検出エンジンを手動でアップデートしたい場合はこちら
- 検出エンジンのバージョンを確認したい場合はこちら
- 各モジュールのバージョンを確認したい場合はこちら

ヒント
修正モジュールが含まれているプログラムを公開しました。新規でインストールする場合は、V15.1.12.0 以降 の最新プログラムをご利用ください。
最新プログラムをインストールする場合は、以下のWebページにて、Windows向けプログラムのダウンロードとインストール手順をご確認ください。
◆ サポートセンターへのお問い合わせ
本脆弱性に関してご不明な点がございましたら、弊社サポートセンターにお問い合わせください。
お客さまにはご迷惑をお掛けしますことを、深くお詫び申し上げます。