キヤノンITソリューションズ株式会社
サポート情報 (個人向け製品)
  • 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 175
  • 公開日時 : 2018/05/09 16:00
  • 印刷

ekrn.exeのCPU使用率が100%になるのは?

回答

以下のWindows向けプログラムにおいて、ekrn.exe のCPU使用率が100%になることで動作が遅くなることがあります。
  • ESET Smart Security Premium
  • ESET Internet Security
  • ESET Smart Security 
  • ESET NOD32アンチウイルス
 
■ 原因
原因は複数考えられます。
 
● 原因a. 自動更新によるバックグラウンドでのWindows用更新プログラムが動作している
● 原因b. プロセス svchost.exe と ekrn.exe が交互にCPUを利用して、使用率が高くなっている
● 原因c. スタートアップに多くの実行可能なファイルに対するショートカットが登録されている
● 原因d. ログイン後にネットワークドライブを参照している
● 原因e. 本製品のアップデートがおこなわれている
● 原因f. リアルタイムファイルシステム保護の[検査を最適化する]設定が無効
● 原因g. システムファイル監視系ソフトウェアが動作している
 
 
[ 原因a ]
自動更新によるバックグラウンドでのWindows用更新プログラムが動作している
 
主に毎月10日~20日にかけて、Microsoft社より月例の更新プログラムが提供されます。自動更新を有効にしている場合は、この時期に最新プログラムが自動的にダウンロードされ、修正がおこなわれます。この際、本製品はダウンロードしたファイルおよび修正されたファイルを検査しますので、更新が完了するまでCPU使用率が高くなります。
この原因に相当するかを確認するには以下の手順を実施してください。
  1. タスクマネージャなどでCPU使用率が高くなっていることを確認したら、コンピューター本体などに備え付けられているハードディスクのアクセスランプの点滅状況を確認します。
     
  2. アクセスランプの点滅頻度が多い場合は、利用可能な更新のダウンロードもしくはダウンロードしたファイルによるセットアップがおこなわれていますので、自動更新が完了するまで待ちます。待っている間に次の確認をおこなっておきます。
V9.0 以降の場合
V6.0 / V7.0 / V8.0 の場合
 
[ 原因b ]
プロセス svchost.exe と ekrn.exe が交互にCPUを利用して、使用率が高くなっている
 
最新のWindows Update Agentの未適用によって発生することが確認されています。
 
[ 原因c ]
スタートアップに多くの実行可能なファイルに対するショートカットが登録されている
 
本製品は、ユーザーがログイン後、自動的にスタートアップファイルに対する検査をおこないます。多くのプログラムが登録されている場合は、その登録した数の分だけ検査する数が増加するため、ログイン直後の全体の動作が遅くなったように見えます。
 
[ 原因d ]
ログイン後にネットワークドライブを参照している
 
ログイン後にネットワークドライブを参照するような設定がおこなわれている場合は、ネットワークドライブにあるファイルを検査するため、一時的にCPU使用率が高くなります。また、ネットワークドライブ先のコンピューター(以後リモート側)にウイルス対策ソフトが導入されている場合は、1度のアクセスでローカル側およびリモート側で少なくとも2回以上の検査が発生するため、これによる待ち時間の発生で増加することもあります。
 
[ 原因e ]
本製品のアップデートがおこなわれている
 
本製品のアップデートがおこなわれている場合は、そのアップデートする量に応じてCPU使用率が高くなる場合があります。アップデートが終わり、特定ファイルの再検査が完了すると、CPU使用率は低下していきます。
なお、特定ファイルの再検査の対象となるものは、[ 原因f ]の設定有無に依存しますので、[ 原因f ] もご確認ください。
 
[ 原因f ]
リアルタイムファイルシステム保護の[検査を最適化する]設定が無効
 
リアルタイムファイルシステム保護の[SMART最適化を有効にする]もしくは、[検査を最適化する]設定が無効になっていると、検査の速度が向上しません。このチェックボックスをチェックすると、スキャンの速度を最高に保ちながら最も効率的なスキャンレベルが確保されるように、最適な設定が使用されます。コンピューターのパフォーマンスを優先に本製品と使用する場合は、必ずチェックを入れる必要があります。
 
[ 原因g ]
システムファイル監視系ソフトウェアが動作している
 
例として、ソフトウェア資産管理で未導入のパッチなどを監視するソフトウェアなどがインストールされている場合は、そのソフトウェアが参照するファイルはリアルタイムファイルシステム保護にて検査が実行されますので、その分だけCPU使用率が上がります。
 
 
■ 回避策
 
[ 原因a の現象に対する回避策 ]
 
● 回避策1

自動更新により提供されるmspファイル形式をリアルタイムファイルシステム保護からの検査を除外することにより、若干のパフォーマンス向上が見込めます。
 
V11.1 の場合
V9.0 / V10.0 / V10.1 / V11.0 の場合
V6.0 / V7.0 / V8.0 の場合
● 回避策2
  1. 手動でWindows アップデートもしくはMicrosoft Updateを実行し、最新の状態にします。
     
  2. コンピューターを再起動し、ハードディスクのアクセス状況およびリアルタイムファイルシステム保護の統計グラフにて検査したオブジェクトの合計数の数値の増加傾向を確認します。 
 
[ 原因b の現象に対する回避策 ]
 
この問題を回避するには、以下の Microsoft サポートオンラインにて案内されている内容を解決する必要があります。
自動更新を使用して、更新プログラムをスキャンする、またはWindowsインストーラを使用するアプリケーションに更新プログラムを適用すると、Svchost.exe プロセスによる問題が発生する
(上記リンクをクリックすると、マイクロソフト社のWebサイトが別ウインドウで開きます。)
 
[ 原因c の現象に対する回避策 ]
 
スタートアップにて多くのプログラムが登録されている場合は、次の手順で起動するプログラムを減らすことにより回避します。
 
● Windows 10 の場合
  1. Windowsの「スタート」メニューを右クリック→「ファイル名を指定して実行」をクリック→「MSCONFIG」と入力し、「OK」ボタンをクリックして「システム構成」を起動します。
  1. 「スタートアップ」タブをクリックします。
  1. 「タスク マネージャーを開く」をクリックします。
  1. 常にログイン時に起動する必要のないプログラムを選択し、右下の「無効にする」ボタンをクリックします。
  1. コンピューターを再起動します。
 
● Windows 8 / Windows 8.1 の場合
  1. Windowsの「スタート」メニューを右クリック→「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
  1. 「ファイル名を指定して実行」画面が表示されるので「MSCONFIG」と入力して「OK」ボタンをクリックします。
  1. 「システム構成」画面が表示されるので、「スタートアップ」タブをクリックします。
  1. 「タスク マネージャーを開く」をクリックします。
  1. 常にログイン時に起動する必要のないプログラムに対して、「選択」をおこない、右下の「無効にする」ボタンをクリックします。
  1. コンピューターを再起動します。 
 
● Windows 7 の場合
  1. 「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」にて「MSCONFIG」と入力し、「OK」ボタンをクリックして「システム構成」を起動します。
  1. 「スタートアップ」タブをクリックします。
  1. 常にログイン時に起動する必要のないプログラムに対してチェックを外し、「OK」をクリックします。
  1. コンピューターを再起動します。 
 
● Windows Vista の場合
  1. 「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」にて「MSCONFIG」と入力し、「OK」ボタンをクリックして「システム構成」を起動します。
※「管理者権限」のないユーザーで実行すると、「ユーザー アカウント制御」が起動します。「管理者アカウント」の「パスワード」を入力して、「OK」をクリックしてください。
  1. 「スタートアップ」タブをクリックします。
  1. 常にログイン時に起動する必要のないプログラムに対してチェックを外し、「OK」をクリックします。
  1. コンピューターを再起動します。 
 
● Windows XP の場合
  1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」にて 「MSCONFIG」と入力し「OK」をクリックして「システム構成ユーティリティ」を起動します。
  1. 「スタートアップ」タブをクリックします。
  1. 常にログイン時に起動する必要のないプログラムに対してチェックを外し、[OK]をクリックします。
  1. コンピューターを再起動します。
 
システム構成の詳細な解説は、本ウインドウの右下にある[ヘルプ]ボタンをクリックすると、システム構成ユーティリティのヘルプを参照できます。
 
[ 原因d の現象に対する回避策 ]
 
この場合は、ローカル側でリアルタイムファイルシステム保護の検査対象からネットワークドライブを除外することでパフォーマンスが改善されます。
ネットワークドライブの除外設定手順については、以下をご参照ください。
[Q&A]ネットワークドライブの除外設定手順
 
[ 原因e の現象に対する回避策 ]
 
これは本製品の仕様になります。直接回避する方法はありませんので、アップデート処理が完了するまでお待ちください。
ただし、原因fに絡んだ可能性がある場合は、次の[ 原因f の現象に対する回避策 ]をご確認ください。
 
[ 原因f の現象に対する回避策 ]
 
リアルタイムファイルシステム保護の設定において、[SMART最適化]または、[検査の最適化]を有効にすることでパフォーマンスが改善されます。
 
V11.1 の場合
V9.0 / V10.0 / V10.1 / V11.0 の場合
V6.0 / V7.0 / V8.0 の場合
 
[ 原因g の現象に対する回避策 ]
 
ソフトウェアがファイルを参照することで、検査の必要がないファイルまで検査されることが原因の場合は、ソフトウェアおよびソフトウェアが参照するファイルをリアルタイムファイルシステム保護の除外対象に登録してください。
 
V11.1 の場合
V9.0 / V10.0 / V10.1 / V11.0 の場合
V6.0 / V7.0 / V8.0 の場合
 
 
プログラム : 
ESET Smart Security Premium, ESET Internet Security, ESET Smart Security, ESET NOD32アンチウイルス
プラットフォーム(OS) : 
Windows

【 よりよいサポート情報のご提供のため、アンケートにご協力ください! 】疑問や問題は解決されましたか?

よろしければ、理由をお聞かせください。(手順3がわかりにくかった、手順を実施してもエラーが解消されなかった、など) ご質問をお送りいただいても、回答することができません。ご注意ください。

関連Webサイト

CLUB ESET
Q&A コミュニティ
マルウェア情報局