• No : 19958
  • 公開日時 : 2024/07/26 10:00
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ESET Encryption Recovery UtilityをUSBブートして起動する方法(管理サーバーを使用している場合)

回答

本ページでは、PCが何らかのトラブルでWindowsを起動できなくなった場合に、PC内の暗号化されたHDD/SSDを復号する方法についてご案内いたします。本ページでご案内する方法は、ESET Encryption Recovery Media Creatorを使用してUSBブートできるESET Encryption Recovery Utilityという起動メディアを作成し、Windowsが起動できなくなったPC上でUSBブートして復号する方法です。

!注意!

HDD/SSDの物理障害によってWindowsが起動できない場合は、ESET Encryption Recovery Utilityを使用しても、暗号化されたHDD/SSDを復号することはできません。

なお、本ページでご案内する方法は復号対象のPCが管理サーバーで管理されている場合に利用できる方法です。
復号対象のPCが管理サーバーで管理されていない場合は、下記参考ページをご参照ください。

参考

<PCが管理サーバーで管理されていない環境の場合は、下記FAQをご確認ください>

 ▼ESET Encryption Recovery UtilityをUSBブート/DVDブートして起動する方法
 (管理サーバーを使用していない場合)

 https://eset-support.canon-its.jp/faq/show/19955?site_domain=encryption

また、ESET Encryption Recovery UtilityはPCがUEFIブート環境であるかLegacy(レガシー)ブート環境であるかによって手順が異なります。
Windowsが起動できなくなったPCがUEFIブート環境かLegacy(レガシー)ブート環境か判断する方法として、Windows起動前に表示されるプリブート認証画面(下記)をご確認ください。


 

 
USBブートして復号する手順(UEFIブート環境/Legacyブート環境)

本手順を実施するには、以下が必要になります。

  • 障害が発生したPCとは別にWindows10が正常に起動できるPC1台
    ※ESET Encryption Recovery Utilityの起動メディアを作成する際に使用します。
     
  • USBフラッシュメモリ(容量が600MB~32GB以内)
    ※手順上USBフラッシュメモリをFAT32でフォーマットしますが、Windows上では、32GBを超える領域をFAT32でフォーマットすることができません。
    ※USBメモリ内にデータが保存されている場合は、手順を実施することでデータが削除されます。このため手順実施前にあらかじめ、データはバックアップした状態で実施ください。
!注意!

<ESET Encryption Recovery Utilityを使用する上での注意事項>

  • 復号中の電源断を防ぐため、あらかじめ復号対象のPCをAC電源に接続しておいてください。
  • ESET Encryption Recovery Utilityを起動するには、UEFI(BIOS)の起動優先順位設定で、USBフラッシュメモリの起動優先順位がHDD/SSDより上に設定されている必要があります。
  • ESET Encryption Recovery Utilityはセキュアブートが有効になっていると起動しません。
    本手順を実施する前にはセキュアブートを無効に設定してください。

    起動優先順位の設定およびセキュアブートを無効に設定する手順は、メーカー・機種によりさまざまですので、PCメーカーのサポートセンターへお問い合わせください。
ESET Encryption Recovery Utility 起動メディアの作成
ESET Encryption Recovery Utilityを起動してHDD/SSDを復号する手順