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サポート情報 (法人向けサーバー・クライアント用製品)
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  • No : 3361
  • 公開日時 : 2024/03/27 14:54
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弥生製品と併用時、弥生製品にて「サーバーにアクセスできませんでした。」のメッセージが表示される

回答

ESET製品と弥生株式会社の会計ソフト「弥生会計」や販売管理ソフト「弥生販売」を併用時、弥生製品にて「サーバーにアクセスできませんでした。」のメッセージが表示され、子機から親機へ接続できない事例を確認しております。
 
現象が発生する環境は以下の通りです。
 
 

 
◆ 対象ESETプログラム
  • ESET Endpoint Security
 

 
◆ 対象弥生製品
  • 弥生会計
  • 弥生販売
 

 
◆ 原因
 
本現象はESET製品のファイアウォール機能によって、弥生製品のSQL通信がブロックされていることが原因です。
 
 

 
◆ 対策
 
親機のESET製品にて以下アプリケーションの通信許可ルールを作成することにより、本問題を回避することが可能です。
  • sqlservr.exe
  • sqlbrowser.exe
以下の手順に従って設定をおこなってください。
 
< 手順 >
  1. 画面右下の通知領域内のESET製品のアイコンをクリックします。
  1. [設定]→[詳細設定]をクリックし、設定ウインドウを開きます。
  1. [ネットワーク保護]→[ファイアウォール]→[基本]と展開し、[フィルタリングモード]の[ルール付き自動モード]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
  1. 再度、[詳細設定]をクリックして、設定ウインドウを開きます。
  1. [ネットワーク保護]→[ファイアウォール]→[詳細]と展開し、[ルール]の[編集]をクリックします。
  1. [ファイアウォールルール]画面が表示されるので、[追加]ボタンをクリックします。
  1. [ルールの追加]画面が表示されます。[一般]タブを開いて、以下の項目を入力します。
名前 ルールの名前を入力します。(例:弥生製品通信許可1)
有効 [有効]を選択します。
方向 [双方向]を選択します。
アクション [許可]を選択します。
プロトコル [TCPおよびUDP]を選択します。
 
※ 以下の設定は、必要な場合のみ設定してください。
プロファイル 特定のプロファイルでのみルールを使用する場合は、使用するプロファイルを選択します。
ログ記録の重大度 ルールに関連付いた行動をログに記録する場合はチェックを入れます。
ユーザーに通知 ルールが適用された場合に通知を表示する場合はチェックを入れます。
 
  1. [ローカル]タブを開き、[アプリケーション]の[...]をクリックします。
  1. sqlservr.exe を選択します。ファイルパスは以下になります。
■ SQL Server 2019の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL15.YAYOI\MSSQL\Binn
■ SQL Server 2017の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL14.YAYOI\MSSQL\Binn
■ SQL Server 2016の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL13.YAYOI\MSSQL\Binn
■ SQL Server 2014の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL12.YAYOI\MSSQL\Binn
 
※ 64bitOS環境で32bit版SQL Serverをご利用の場合は、Program Files (x86)になります。
■ SQL Server 2012の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL11.YAYOI\MSSQL\Binn
 
※ 64bitOS環境で32bit版SQL Serverをご利用の場合は、Program Files (x86)になります。
■ SQL Server 2008 R2の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_50.YAYOI\MSSQL\Binn
 
※ 64bitOS環境で32bit版SQL Serverをご利用の場合は、Program Files (x86)になります。
■ SQL Server 2008の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10.YAYOI\MSSQL\Binn
 
※ 64bitOS環境で32bit版SQL Serverをご利用の場合は、Program Files (x86)になります。
■ SQL Server 2005の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.○\MSSQL\Binn
 
※ 「○」の数字は環境によって変わります。
※ 64bitOS環境で32bit版SQL Serverをご利用の場合は、Program Files (x86)になります。
  1. 設定を終えましたら、[OK]ボタンをクリックします。
  1. 続けてもう一つのアプリケーションの許可ルールを作成するため、再度[追加]ボタンをクリックします。
  1. 手順7と同様の手順で、[一般]タブの各項目を入力します。
  1. 手順8~手順9と同様の手順で、sqlbrowser.exe を選択します。ファイルパスは以下になります。
■ SQL Server 2019, 2017, 2016, 2014, 2012, 2008R2, 2008, 2005 の場合
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Shared
 
※ どのバージョンでもファイルパスは同じです。
※ 64bitOS環境の場合は、Program Files (x86)になります。
  1. 設定を終えましたら、[OK]ボタンをクリックします。
  1. 2つのルールが作成されたことを確認したら、[OK]ボタンをクリックします。
  1. [OK]ボタンをクリックして、設定ウインドウを閉じます。問題が改善されるかご確認ください。
 
 

 
◆ 参考
 
弥生株式会社の関連サイト
 
(上記のリンクをクリックすると、弥生株式会社のサイトが別ウィンドウで表示されます。)
 
 
プログラム
ESET Endpoint Security
プラットフォーム(OS)
Windows

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関連Webサイト

ユーザーズサイト
マルウェア情報局