ESET Endpoint Security V7.1.2053.1 から ESET Endpoint Security V7.3.2039.1 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V7.1.2053.1 から V7.3.2039.1)
以下の機能が追加・強化されました。
- Windows 10 October 2020 Update(20H2)を適用した Windows 10 への対応【 2020.10.26 追加 】
- マイクロソフト社が2021年春に提供を予定しているWindows10 大型アップデートに対応見込み
- 高度な機械学習保護機能の追加
リアルタイムファイルシステム保護、および、マルウェア検査で使用するモジュールに「高度な機械学習保護モジュール」が追加され、検出感度を最大、標準、最小から設定できるようになりました。
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除外設定の強化
除外設定が「検出除外」と「パフォーマンス除外」に分かれ、パフォーマンス除外はパス、検出除外はパスに加えて検出名やハッシュ値の除外設定が可能になりました。
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HIPS詳細動作検査の追加
PCで実行中のすべてのプログラムの動作を分析し、プロセスの動作に悪意があるかどうか検査することが可能になりました。
- アップデート配信の最適化を有効にする機能の追加
CDN(コンテンツ配信ネットワーク)からアップデートファイルをダウンロードすることができるようになりました。
既定値は「有効」になっています。
- 対話アラートの追加
リムーバブルメディア接続時 / ネットワーク通信ブロック時 / Webアクセスブロック時 / PC再起動推奨時に、ユーザーに確認する対話アラートの有無を設定することが可能になりました。
- 詳細ログの追加
カーネル詳細ログ / スキャナー詳細ログ / メモリ追跡ログが追加されました。
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タスクを利用したネットワークの制限設定
ESET Security Management Center V7.1 以降のタスク機能を利用して、本バージョンがインストールされているPCのネットワーク隔離が可能になりました。隔離すると、以下の通信以外は遮断されます。
- PCがIPアドレスを取得
- ekrn.exe、ESET Management エージェント、ESET Enterprise Inspector エージェントの通信
- ドメインへのログイン
■ 変更(V7.1.2053.1 から V7.3.2039.1)
以下の内容が変更されました。
■ 修正(V7.1.2053.1 から V7.3.2039.1)
以下の不具合が修正されました。
- スケジューラーのタスクで、「実行可能になり次第実行する」を設定した場合、予期せぬタイミングでタスクが実行される
- 毎日実行するスケジューラーを作成した場合、前回の実行時間から1時間以上経過しないと、設定したタスクが予定通りに実行されない
- クライアント管理用プログラムのポリシーから一部項目が設定できない
■ ご利用上の注意事項(V7.3.2039.1)
■ 既知の不具合(V7.3.2039.1)
以下の不具合を確認しております。
- ESET Remote Administrator V6.5 を利用して ESET Endpoint Security V7.3 を管理している場合、検出エンジンのバージョンが最新でない場合でも、動的グループ「古いモジュールのコンピューター」に振り分けられない
ESET Endpoint Security V6.6 以降では、検出エンジンのバージョンが最新でない場合に表示されるメッセージが「ウイルス定義データベースは最新ではありません」から「古い検出エンジン」に変更されています。
そのため、ESET Remote Administrator V6.5 の動的グループ「古いモジュールのコンピューター」の条件に該当せず、振り分けられません。
以下の手順を参考に、アップデートに関するアラートが表示されるコンピューターを振り分ける動的グループの新規作成をご検討ください。
- 上書きインストールでバージョンアップした際に一部設定が引き継がれない
- ミラーサーバー機能で、HTTPS接続のための証明書を指定するとミラーサーバーに接続できない
ESET Endpoint Security V7.3 でHTTPSのミラーサーバーを構築する際、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」を指定(※)するとHTTPSミラーサーバーが起動せず、このミラーサーバーに対してHTTPS接続をおこなうと「サーバーに接続できません」というエラーが表示されます。
(※)[設定]画面 -[詳細設定]-[アップデート]-[プロファイル]-[アップデートミラー]-[HTTPサーバー]-[HTTPサーバーのSSL]が該当します。
HTTPSのミラーサーバー機能をご利用の際は、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」以外のタイプを設定してください。
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。