Windows環境でESET製品のSSLプロトコル検査を有効にした状態で以下のアクセス、または、通信をおこなうと、「暗号化ネットワークトラフィック 信頼できない証明書」などのメッセージが表示される場合があります。
- SSLサイト(「https://~」で始まるWebサイト)にアクセスする
- SSL通信をおこなうアプリケーションを起動する
詳細については、以下をご確認ください。
暗号化ネットワークトラフィック
信頼できない証明書
このコンピュータのアプリケーション(<該当アプリケーション名>)は信頼できない証明書で暗号化されたチャネル上で通信しようとしています。
接続されたサーバー(<該当アドレス>)が表示されているサーバーであることを保証できません。ユーザーを騙す試みまたは通信を傍受する試みである可能性があります。
|
(※ 画面は ESET Endpoint Security V7.0 のものです。)
◆ 対象プログラム
◇ 法人向けサーバー・クライアント用製品
- ESET Endpoint Security
- ESET Endpoint アンチウイルス
- ESET File Security for Microsoft Windows Server
◇ 法人向けサーバー専用製品
- ESET File Security for Microsoft Windows Server
◆ 原因
本現象は、SSLプロトコル検査をおこなった際、サーバーから提示された証明書が有効期限切れや破損している場合に発生します。
また、コンピューターの時刻設定が現在時刻と異なる場合にも発生します。
◆ 対応策 【2020.12.25 更新】
【 対応策1 】ご利用中のプログラムのバージョンアップ
2019年9月19日の ESET Endpoint Security V7.1 / ESET Endpoint アンチウイルス V7.1 / ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1 のリリースに伴い、「証明書の有効性を確認する」を選択している場合でもメッセージを表示しない仕様へ変更しました。
以下のユーザーズサイトより、最新バージョンのプログラムをダウンロードし、上書きインストールでバージョンアップしてください。
なお、バージョンアップ手順は、ユーザーズサイトに公開されているユーザーズマニュアルをご参照ください。
・法人向けサーバー・クライアント用製品のユーザーズサイトは
こちら
・法人向けサーバー専用製品のユーザーズサイトは
こちら
※証明書の有効性が確認できないWebサイトへアクセスした場合にも、確認メッセージは表示されない仕様になります。
メッセージを表示させたい場合には、バージョンアップをおこなわず、以下の【 対応策2 】【 対応策3 】をお試しください。
【 ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V5.0.2271.1 以前のバージョンアップについて 】
ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V5.0.2271.1 以前のプログラムから、V7 へ上書きインストールを実施すると、端末がフリーズする現象を確認しています。
ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V5.0 のサポートは終了しました。
バージョンアップの際は、バージョン 5.0 をアンインストールしていただき、改めて最新バージョンをインストールしてください。
なお、バージョン 5.0 の設定は引き継がれませんので、最新バージョンをインストール後に再設定してください。
※ 再起動が一回発生します。
【 ESET File Security for Microsoft Windows Server V6.3 のバージョンアップについて 】
ESET File Security for Microsoft Windows Server V6.3 から V7 へ上書きインストールでバージョンアップする場合、サーバーがフリーズします。
バージョン V6.3 からバージョンアップする場合は、以下の手順で実施してください。
- ESET File Security for Microsoft Windows Server V6.3 をアンインストールします。
- サーバーを再起動します。
- ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.x を新規にインストールします。
※ ご利用中のプログラムのバージョンを確認する方法は、
こちらをご参照ください。
【 対応策2 】コンピューターの時刻設定
コンピューターの時刻が現在時刻に設定されているかどうかご確認ください。
設定されていない場合は、正しい時刻を設定してください。
【 対応策3 】通信をブロック
有効期限切れの証明書での通信や身に覚えが無いサーバーとの通信をブロックしたい場合は、本メッセージが表示された画面の「この証明書のアクションを記憶する」を選択し、[ブロック]ボタンをクリックしてください。
(※ 画面は ESET Endpoint Security V7.0 のものです。)
なお、上記【 対応策3 】にて通信をブロックするようルールを設定した場合でも、設定した通信のブロックを解除することが可能です。