自己防衛機能を無効に設定した ESET Smart Security V4.0 / V4.2、または、ESET NOD32 アンチウイルス V4.0 / V4.2 に対して、ESET Endpoint Security V6.2 以降、または、ESET Endpoint アンチウイルス V6.2 以降を上書きインストールすると、インストール後にHIPS機能が一時停止状態になり、エラーが表示される現象を確認しております。
(※ 画面は ESET Endpoint Security V6.5 のものです。)
※ 上書きインストールする前に、事前に自己防衛機能が無効かどうか確認したい場合は、以下の手順を実施してください。
- 画面右下の通知領域にあるESET製品のアイコンをダブルクリックして、基本画面を開きます。
- [F5]キーを押して、設定ウインドウを開きます。
- 画面左側のツリーから[ウイルス・スパイウェア対策]を選択し、画面右側の[自己防衛を有効にする]の項目を確認します。
チェックが入っていなければ、自己防衛機能は無効です。
本現象が発生した際は、以下の手順でHIPS機能の設定をおこなってください。
- 画面右下の通知領域にあるESET製品のアイコンをダブルクリックして、基本画面を開きます。
(※ 画面は ESET Endpoint Security V6.5 のものです。)
- [設定]→[詳細設定]ボタンをクリックして、設定ウインドウを開きます。
(※ 画面は ESET Endpoint Security V6.5 のものです。)
- [ウイルス対策]→[HIPS]をクリックして、[基本]の中の[HIPSを有効にする]のチェックをクリックして、[×](無効)に切り替えます。最後に[OK]ボタンをクリックして、設定ウインドウを閉じます。
※ この際、[ユーザールールファイルに無効なデータが含まれています。]という警告メッセージが出ますが、問題ありません。そのまま次の手順に進んでください。
(※ 画面は ESET Endpoint Security V6.5 のものです。)
(※ 画面は ESET Endpoint Security V6.5 のものです。)
- HIPS機能を無効にしてご利用になるお客さまは、このままコンピューターを再起動して、手順5に進んでください。
HIPS機能を有効にしてご利用になるお客さまは、再度手順1~2をおこない、設定ウインドウを開きます。
[ウイルス対策]→[HIPS]をクリックして、[基本]の中の[HIPSを有効にする]のチェックをクリックして、チェックマーク(有効)に切り替えます。
HIPS機能を有効にした際でも、自己防衛機能だけを無効にすることも可能です。バージョンアップ前の設定を維持したい場合は、[自己防衛を有効にする]が[×](無効)になっていることをご確認ください。
最後に[OK]ボタンを押して設定ウインドウを閉じたら、コンピューターを再起動します。
※ HIPS機能とは ※
任意のシステムレジストリ / プロセス / アプリケーション / ファイルに対して変更の可否などのルールを定義し、ルールに基づき、操作を許可、または、ブロックします。
(※ 画面は ESET Endpoint Security V6.5 のものです。)
- 以上で手順は終了です。一時停止のエラーが消えていることをご確認ください。
< 参考 >
ESET Endpoint Security V6.3 以前 / ESET Endpoint アンチウイルス V6.3 以前 に、ESET Endpoint Security V6.5 以降 / ESET Endpoint アンチウイルス V6.5 以降を上書きインストール後、「アプリケーションプロトコルの分析は機能しません」などが表示されることを確認しています。詳細は
こちらをご確認ください。