ESET File Security for Linux は上書きインストールでバージョンアップすることができます。
※上書きインストールでは大部分の設定について引き継ぐことが可能です。ただし、一部の条件に当てはまる設定項目は引き継ぎができません。
バージョンアップについての詳細は、以下の各項目をご確認ください。
※ ESET File Security for Linux V4.0 に ESET File Security for Linux V4.5.3 を上書きインストールした場合に、一部のモジュールがダウンロードされずに ESET File Security for Linux V4.5.3 の再起動に時間がかかる場合があります。詳細はこちら。
◆ バージョンアップ手順
※ ここでは、「/tmp」にバージョンアップで使用するインストーラーが保存されている場合を例にご案内しています。
- ユーザーズサイトから新しいバージョンのインストーラーをダウンロードします。
※ インストーラーは、32bit版と64bit版に分かれています。ご利用の環境に合わせてダウンロードしてください。
- コマンドラインで以下のように入力し、[Enter]キーを押して、インストーラーを実行します。
例)インストーラーのファイル名が「esets.x86_64.rpm.bin」の場合
# sh /tmp/esets.x86_64.rpm.bin
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画面にメッセージが表示されます。[Enter]キーを押すと使用許諾契約書が表示されます。[Enter]キーを押し、使用許諾契約書を読みます。
- 「Do you accept this End User License Agreement and acknowledge Privacy Policy?(y/n)」と表示されたら、同意される場合は[y]キーを押し、[Enter]キーを押します。
※ V4.5.9 以前にバージョンアップをおこなう場合は、「Do you accept Agreement?(y/n)」と表示されます。
- 「Do you want to enable samples submission?(y/n default=y)」と表示された場合は、ThreatSense.Net機能の有無を選択します。
有効にする場合は[y]キーを、無効にする場合は [n]キーを押して、[Enter]キーを押します。
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インストールが完了したら、以下のコマンドにてバージョン情報が更新されていることを確認します。
◆ 設定の引き継ぎについて
上書きインストールにより、ライセンスや大部分の設定について引き継ぐことが可能です。
ただし、以下の条件に当てはまる設定項目は引き継ぎができません。バージョンアップ後に設定をし直してください。
【引き継ぎができない設定項目】
- 設定値が空白の項目
設定値が空白の項目については、バージョンアップ後に既定値が適用されます。
- \(バックスラッシュ)
設定値に「 \(バックスラッシュ)」を使用している場合、「 \(バックスラッシュ)」の部分のみが削除された状態で引き継がれます。
◆ ThreatSense.NET機能の既定値の変更について(V4.5.11.0 以降)
ESET File Security for Linux V4.5.11.0 より、ThreatSense.Net(早期警告システム)機能の設定が既定で有効となりました。
ESET File Security for Linux V4.5.9 以前から ESET File Security for Linux V4.5.11.0 以降にバージョンアップすると、本機能を無効に設定していた場合も有効の設定に変わりますのでご注意ください。