キヤノンITソリューションズ株式会社
サポート情報 (個人向け / 法人向け製品)
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  • No : 22891
  • 公開日時 : 2023/11/08 13:48
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ESET PROTECT の変更点 (V9.0.11.6 → V9.1.19.2)

回答

ESET PROTECT V9.0.11.6 から ESET PROTECT V9.1.19.2 の変更点は以下の通りです。
 
■ 追加(V9.0.11.6 から V9.1.19.2)
 
以下の機能が追加・強化されました。
  • [コンピューター]セクションに、「詳細フィルター」が追加されました。
     既定では最小化されており、画面上部にある[詳細フィルター]ボタンをクリックして展開することで表示されます。
     
  • 以下の古いサーバーコンポーネントを使用している場合、[クイックリンク]→[古いコンポーネント]に表示されるようになりました。
    CentOS 7 でご利用の場合は、古いサーバーコンポーネントのリストが表示されません。

    ・Microsoft SQL Server:15.0.4223.0 以前
    ・MySQL:8.0.0.0 以前
    ・OS(Windows):10.0.0.0 以前
    ・Apache Tomcat:9.0.62 以前
    ・Java Runtime Environment(JRE): 17.0 以前
     
  • Apple M1チップ / Apple M2チップ搭載の端末に Mac向け ESET Management エージェントをインストールする場合、Rosetta 2のインストールが不要になりました。
     
  • [ダッシュボード]→[ステータス概要]の「コンポーネントバージョンステータス」に、「待機中」が追加されました。
    自動アップデート機能を使用してバージョンアップが実行された際の、再起動待ちの端末の台数を確認できるようになりました。
     
  • ESET PROTECT からクライアント端末のOSの再起動を操作する際に、クライアント端末利用者が再起動の延期をできるようになりました。
    再起動の延期設定の可能範囲は、「1時間 / 3時間 / 5時間 / 1日 / 3日 / 7日 / 15日 / 20日 / 30日」です。
    [コンピューター]→該当端末の左側のアイコン→[電源]→[再起動]をクリックし、[延期]のプルダウンリストから設定できます。
    また、ソフトウェアインストールタスク / ソフトウェアアンインストールタスクの再起動オプションでも同様の設定が可能になりました。
     
  • ソフトウェアインストールタスクでバージョン指定なしで最新バージョンの展開ができるようになりました。
    既定で本機能にチェックが入ります。手順の詳細はこちら
     
  • ダッシュボードの「LiveGuard」タブを表示、または、非表示に切り替えができるようになりました。
    右上の歯車のアイコン→[LiveGuardを表示]または[LiveGuardを隠す]より設定できます。
     
  • [コンピューター]セクションに、「OSサービスパック」(21H2等)を表示できるようになりました。
     
  • ヘッダー(左上の ESET PROTECT の横)に、以下のリンクが追加されました。

    ・ ESET Business Account
    ・ サポート情報
    ・ ESET Knowledgebase
     
  • すべての監査ログイベントが、Syslogに転送されるようになりました。
     
  • [ヘルプ]→[ESET PROTECTガイド]が刷新されました。
     
  • ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V9.1 以降を含むオールインワンインストーラーを作成する際、フルモジュールインストーラー / 最小モジュールインストーラーのいずれかを選択可能になりました。
     
  • クライアント用プログラムのバージョンアップ等で再起動が必要となった際に、クライアント端末利用者に再起動の通知を促す通知を表示させる機能が追加されました。
    自動解決に関する設定をした[ESET Endpoint for Windows]ポリシー([設定]→[通知]→[アプリケーションステータス)→[自動解決]の編集)を適用してください。
 
変更(V9.0.11.6 から V9.1.19.2)
 
以下の内容が変更されました。
  • Windows Server 2008 R2 に ESET Management エージェントをインストールする場合、Service Pack1 およびKB4493730 / KB4039648 が適用されている必要があります。
     
  • 必要なソフトウェアについて、Java 17(64bit)のみがサポート対象になります。
     
  • 「ESET PROTECTサーバー(Linux版)」「MDC(Linux版)」「Linux版 EM エージェント」をインストールする際に必要なソフトウェアにおいて、OpenSSL 3.x はサポート対象外になります。
 
修正(V9.0.11.6 から V9.1.19.2)
 
以下の不具合が修正されました。
  • オフライン環境の ESET PROTECT V9.0 でGPOまたはSCCMスクリプト(「install_config.ini」ファイル)を作成できない
 
■ ご利用上の注意事項(V9.1.19.2)
  • 自動アップデート機能「有効」のポリシーの適用について
    クライアント用プログラム「バージョン 9」を管理している場合、自動アップデート機能「有効」のポリシーが自動的に適用されます。
    本機能を使用しない場合は、必ずセキュリティ管理ツールから本機能を無効に設定した[Auto-updates]ポリシー(強制)を適用してください。
    [Q&A]自動アップデート機能・プログラムコンポーネントアップデート(PCU)機能とは?
     
  • ソフトウェアインストールタスクで[リポジトリからパッケージをインストール]よりバージョンを指定すると、以下に既定でチェックが入ります。
     
    最新バージョンのインストール
    エンドユーザーライセンス契約が同意される最新の製品バージョンをインストールできます

    チェックが入ることで選択したバージョンではなく、リポジトリに公開されている最新バージョンがインストールされますので、ご注意ください。
     

  • ご利用の製品によって、アクティベーションに使用するライセンス情報が異なります。詳細は以下の表をご確認ください。
    なお、アクティベーションの手順はこちらをご参照ください。
製品 使用するライセンス情報
  • ESET PROTECT Essential オンプレミス
    (旧名称:ESET Endpoint Protection Standard)
  • ESET PROTECT Entry オンプレミス
    (旧名称:ESET Endpoint Protection Advanced)
  • 製品認証キー
    ※ 製品認証キーの確認方法はこちら
     
  • ESET Business Account のアカウント(メールアドレス・パスワード)
    ※ お客さま自身で設定していただいたものになります。
  • ESET PROTECT Essential Plus オンプレミス
  • ESET PROTECT Advanced オンプレミス
  • ESET Business Account のアカウント(メールアドレス・パスワード)
    ※ お客さま自身で設定していただいたものになります。
  • ESET Management エージェントの自動アップグレード機能については、以下のWebページをご確認ください。
    [Q&A]ESET Management エージェント の自動アップグレード機能を有効、または、無効にするには?
     
  • オールインワンインストーラーを利用してバージョンアップをおこなう場合、バージョンアップ後にOSの再起動を実施してください。

  • 監査ログのレポートを生成するための権限について
     
    監査ログのレポートを生成するためには、ESET PROTECT Webコンソールにログインするユーザーに[監査ログ]の読み取り権限が必要です。

  • 「サーバー検査」タスク実行時に、検査対象として検査プロファイルだけを選択すると動作しない現象について
     
    ESET PROTECT の「サーバー検査」タスクを以下の設定内容で実行した場合、「サーバー検査」タスクは実行されません。
    設定項目 設定内容
    検査されたサーバー
    (検査をおこなうクライアント端末を指定)
    Windows Server向けクライアント用プログラムがインストールされたサーバーを指定
    検査対象 「Hyper-V検査」項目配下に表示される「検査プロファイル」のみを選択
     
    Windows Server向けクライアント用プログラムがインストールされたサーバーに対して、「サーバー検査」タスクを利用してHyper-V検査を実行する場合は、「検査対象」には「検査プロファイル」と「検査対象となるゲストOS」を選択してください。
     
  • ESET PROTECT V9.1 にバージョンアップ後、モバイルデバイスコネクターに以下のエラーが表示される場合があります。
     
    HTTPS証明書はAppleで必要な条件を満たしていません

上記エラーが表示された場合は、管理する端末に合わせて以下の手順を実施してください。
  
iOS 13 / 14 / 15 を管理する場合
 
iOS 13 / 14 / 15 を管理しない場合
 
  • ソフトウェアインストールタスクで ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V8.0(V8.0.2028.1 以降)を選択しても、同時にESET LiveGuard Advanced のアクティベーションができません。
    ESET LiveGuard Advanced のアクティベーションは、別途製品のアクティベーションタスクを実行してください。
 
■ 既知の不具合(V9.1.19.2)
 
以下の不具合を確認しております。
  • スケジュールを利用してレポートを保存する際に、レポート名に特殊文字が含まれていると正常にレポートが保存されない

    レポート名に特殊文字(;*<>|\?)が含まれている場合、レポートが正常に保存されません。
    スケジュールを利用してレポートを保存する際は、特殊文字を使用しないでください。
     
  • コンピューターを選択→[アップデート] → [ESET製品をアップデート]から、ESET Management エージェントとクライアント用プログラムを同時にバージョンアップするとバージョンアップに失敗する

    [ESET製品をアップデート]からバージョンアップを実施する場合は、ESET Management エージェントとクライアント用プログラムを同時にバージョンアップしないでください。
     

  • ESET PROTECT V9.1 からiOS端末にポリシーを配布しても、一部のポリシーが適用されない

  • 以下の設定項目がポリシーでおこなえません。

    ・[制限 - アプリケーション]SAFARIオプション - Cookieの許可
     
  • ESET PROTECT V9.1 から iOS端末にポリシーを配布しても、SafariのCookieの設定を正しく変更できない

    〇 ポリシーの設定箇所:[ESET MDM for iOS & iPadOS]-[制限]-[アプリケーション]-[SAFARIオプション]-[Cookieの許可]
     
    ESET PROTECT
    [Cookieの許可]の
    プルダウンリストの値
    iOS端末側
    [サイト越えトラッキングを防ぐ]の値
    iOS端末側
    [すべてのCookieをブロック]の値
    ESET PROTECT
    設定エクスポート値
    追加しない 有効(変更不可) 有効(変更不可) 追加しない
    現在のサイトから 有効(変更不可) 無効(変更可能) 常に
    アクセスしたサイトから 有効(変更不可) 無効(変更可能) アクセスしたサイトから
    常に 有効(変更可能) 無効(変更可能) 常に
     

  • ARM64プロセッサー搭載の端末に対して、「Log Collectorの実行」タスクを実行するとタスクが失敗する【 修正済み 】

    現在、Log Collector はARM64プロセッサーへ対応していません。
    ARM64プロセッサー搭載の端末でESET製品をご利用の場合は、手動でログ取得をお願いします。
    [Q&A]ログ取得プログラムを使用した各種ログの取得手順
     
    ※ 本現象は、2023年9月19日より公開しております ESET PROTECT V10.1.29.2 で修正されました。最新プログラムはユーザーズサイトからダウンロードしてください。
     
  • ESET Inspect Server インストール時に、事前に作成した ESET Inspect 証明書を選択できない【 修正済み 】
     
    ESET Inspect Server(旧名称:ESET Enterprise Inspector Server)インストール前に、ESET PROTECT V9.1 で事前に ESET Inspect(旧名称:ESET Enterprise Inspector)証明書を作成した場合、ESET Inspect Server インストール時に、事前作成した証明書を選択できません。(証明書が表示されません。)
    ESET Inspect Server インストール時の証明書選択の画面より、新規で証明書を作成してください。
     
    ※ 本現象は、2022年12月20日より公開しております ESET PROTECT V10.0.15.1 で修正されました。最新プログラムはユーザーズサイトからダウンロードしてください。

  • Mobile Device Connector と ESET LiveGuard Advanced を利用できるプログラムがインストールされている端末に対して ESET LiveGuard Advanced のアクティベーションをおこなうと、タスクの実行結果が「実行中」または「失敗」となる
     
    表示上の問題で ESET LiveGuard Advanced のアクティベーションは成功しており、ESET LiveGuard Advanced を問題なく利用できます。
     
  • サーバーログにエラーメッセージが大量に記録される

    Windows Server環境でご利用の場合、[C:\ProgramData\ESET\RemoteAdministrator\Server\EraServerApplicationData\Logs\trace.log]に以下のメッセージが大量に記録されます。
     
    < エラーメッセージ >
    Error: NetworkModule [Thread 2c7c]: Error reported by JobScheduler[Name:Dns job scheduler for network operation]. Error message is:Sending dns request failed with: ネットワークに到達できません。ネットワークのトラブルシューティングについては、Windows ヘルプを参照してください。

    本プログラムの機能については、問題ないことを確認しています。
 
■ 既知の不具合(ミラーツール)
 
以下の不具合を確認しております。
  • 2022年4月19日以降に提供開始のミラーツールで、V4 / V5 用のアップデートファイルが作成されない

    2022年4月19日以降に提供開始のミラーツールで V4 / V5 用のアップデートファイルを作成する際に、「--mirrorFileFormat」オプションを使用してDLLのみのアップデートファイルを作成しようとすると、以下のエラーが発生します。
    Error: Perform full mirror failed with error: File not found on server. Error code is: 8451 Error occured.

    「--mirrorFileFormat」オプションを使用してDLLのみの検出エンジンアップデートファイルを作成する場合は、「--excludedProducts」オプションで「v4」「v5」を除外してください。
 
その他サポート情報につきましては、こちらをご参照ください。
 
 
プログラム
ESET PROTECT(オンプレミス版)
プラットフォーム(OS)
Windows Server, Linux Server

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