ESET Endpoint Security V7.3.2044.1 から ESET Endpoint Security V8.0.2028.1 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V7.3.2044.1 から V8.0.2028.1)
以下の機能が追加されました。
- Windows 10 November 2021 Update(バージョン「21H2」)への対応【 2021.11.24 追加 】
- Windows 11 への対応【 2021.11.15 追加 】
※ OS側の変更により、 ESET Endpoint Security のバージョンアップが必要になる場合があります。
- Windows 10 May 2021 Update(21H1)を適用した Windows 10 への対応 【 2021.5.25 追加 】
- セキュアーブラウザーが追加されました。
[Q&A]セキュアーブラウザーを利用するには?
- オンデマンドコンピューターの検査の対象に、WMIデータベースとシステムレジストリが選択可能になりました。
これらの検査対象の追加により、ご利用環境によってはコンピューターの検査に時間がかかることがあります。
コンピュータの検査にて、追加された検査対象への検査が不要な場合は、こちらをご参照のうえ、検査対象から除外してカスタム検査をおこなってください。
- プログラムコンポーネントアップデート(PCU)機能を利用して、プログラムのバージョンアップができるようになりました。
[Q&A]Windows環境でプログラムコンポーネントアップデート(PCU)機能を使用してバージョンアップをおこなうには?
- セキュリティと安定性のアップデート機能を追加しました。
[Q&A]セキュリティと安定性のアップデート機能とは?
■ 修正(V7.3.2044.1 から V8.0.2028.1)
修正された不具合はありません。
■ ご利用上の注意事項(V8.0.2028.1)
- Windows 7 環境でのご利用について
本バージョンを Windows 7 環境でご利用いただく場合、インストールする前に、Windows更新プログラムKB4490628とKB4474419を必ず適用してください。
- SSL/TLSプロトコルフィルタリングについて
以下の設定で[証明書の有効性を確認する]を選択した場合でも、証明書の有効性が確認できないWebサイトへアクセスした際、確認のダイアログが表示されずにアクセスができる仕様となっています。
詳細設定画面 →[WEBとメール]→[SSL/TLS]→[証明書の有効性]→[証明書の信頼を確立できない場合]→[証明書の有効性を確認する]
該当のWebサイトへアクセスを拒否する際は、Webブラウザーにてご対応ください。
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旧バージョンから上書きインストール後に、「コンピューターを再起動する必要があります」のセキュリティアラートが表示されます。上書きインストール後は、必ずコンピューターの再起動をおこなってください。詳細は
こちら。
- ESET RMM(詳細設定画面→[ツール]→[ESET RMM])のご利用はサポート対象外です。
- 迷惑メール対策保護機能によってメールの件名タグが削除される現象について
ESET製品では、迷惑メール対策保護機能により迷惑メールではないと判定された場合、メールの件名タグが削除されます。
このため、ネットワーク機器等とESET製品で設定した件名タグの文字列が同一の場合、ネットワーク機器等の機能でタグ付けをおこなっても、メール受信時にESET製品で迷惑メールではないと判定されると、タグが削除されることがあります。(ESET製品の既定値:[SPAM])
以下の項目でタグの文字列を変更することで、本現象を回避できます。
詳細設定画面 →[WEBとメール]→[電子メールクライアント保護]→[迷惑メール対策保護]→[メッセージ処理]の[テキスト]
- ミラーサーバーから検出エンジン(ウイルス定義データベース)のアップデートをおこなう場合、以下の資料をご参照ください。
【 アップデート可能なプログラム対応表 】
なお、本資料には以下の内容が記載されています。
- 本バージョンの検出エンジン(ウイルス定義データベース)をアップデートする上で、使用可能なミラーサーバー(※)
- 本バージョンのミラー機能を使用して構築したミラーサーバーから、アップデートが可能なクライアント用プログラム
※ オフライン環境などで利用する場合は、2018年12月19日より
ユーザーズサイトに公開している「バージョン 6.5 以降 のクライアント用プログラム」の検出エンジン(ウイルス定義データベース)ファイルを使用できます。
■ 既知の不具合(V8.0.2028.1)
以下の不具合を確認しております。
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デバイスコントロールの設定で「CD/DVD」に"警告"ルールを作成していると、OS再起動時にポップアップが表示される【 2021.6.8 追加 】
[設定]画面-[詳細設定]-[デバイスコントロール]- ルールの[編集]より、「CD/DVD」に対して"警告"ルールを作成した場合、CD/DVDが入っていない状態でも、OS再起動時に「現在のデバイスコントロールポリシーは接続されたデバイスへのアクセスを制限します。」というポップアップが表示されることがあります。
- 「対話アラートを表示」を無効にしても、「対話アラートのリスト」のアラートが表示される
「対話アラートのリスト」のアラートを表示させないようにするには、[設定画面]-[詳細設定]-[ユーザーインターフェース]-[アラートとメッセージボックス]-[対話アラートのリスト]の編集より、各アラートの「ユーザーに確認する」のチェックを外してください。
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デバイスコントロールの設定で「CD/DVD」にブロックルールを適用している場合、エクスプローラーよりCD/DVDを[右クリック]-[取り出し]をおこなっても取り出せない
[設定]画面-[詳細設定]-[デバイスコントロール]- ルールの[編集]より、「CD/DVD」にブロックルールを適用している場合、エクスプローラーよりCD/DVDを[右クリック]-[取り出し]をおこなっても「取り出し中にエーラーが発生しました」のポップアップが表示されてメディアを取り出せません。
直接ドライブの取り出しボタンでメディアを取り出してください。仮想環境の場合は、仮想管理コンソールより取り出してください。
- 「対話アラートを表示」を無効にしても、「対話アラートのリスト」のアラートが表示される
「対話アラートのリスト」のアラートを表示させないようにするには、[設定画面]-[詳細設定]-[ユーザーインターフェース]-[アラートとメッセージボックス]-[対話アラートのリスト]の編集より、各アラートの「ユーザーに確認する」のチェックを外してください。
- ESET Remote Administrator V6.5で管理している場合、検出エンジンのバージョンが最新でない場合でも、動的グループ「古いモジュールのコンピューター」に振り分けられない
ESET Endpoint Security V6.6 以降では、検出エンジンのバージョンが最新でない場合に表示されるメッセージが「ウイルス定義データベースは最新ではありません」から「古い検出エンジン」に変更されています。
そのため、ESET Remote Administrator V6.5 の動的グループ「古いモジュールのコンピューター」の条件に該当せず、振り分けられません。
以下の手順を参考に、アップデートに関するアラートが表示されるコンピューターを振り分ける動的グループの新規作成をご検討ください。
- 上書きインストールでバージョンアップした際に一部設定が引き継がれない
- ミラーサーバー機能で、HTTPS接続のための証明書を指定するとミラーサーバーに接続できない
ESET Endpoint Security V8.0 でHTTPSのミラーサーバーを構築する際、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」を指定(※)するとHTTPSミラーサーバーが起動せず、このミラーサーバーに対してHTTPS接続をおこなうと「サーバーに接続できません」というエラーが表示されます。
(※)[設定]画面 -[詳細設定]-[アップデート]-[プロファイル]-[アップデートミラー]-[HTTPサーバー]-[HTTPサーバーのSSL]が該当します。
HTTPSのミラーサーバー機能をご利用の際は、「サーバ秘密鍵のタイプ」で「統合」以外のタイプを設定してください。
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。