2020年2月8日9時以降より、Windows向けの一部のESET製品において動作不良が発生しております。
詳細は、以下よりご確認ください。
◆ 現象
以下の現象が発生しています。
■ V5.0 プログラムの場合
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■ V6.5 プログラムの場合 |
- ESET画面が英語表示になる
- 検出エンジンのアップデートができない
- ウイルス検査が正常にできない
- 「ESET Endpoint アンチウイルス」のESET画面のタイトルバーが「ESET Endpoint Security」になる
- 「ESET Endpoint アンチウイルス」がセキュリティ管理ツールで「ESET Endpoint Security」と表示される
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- 「フィッシング対策保護が機能していません」のエラーが表示される
- アクティベーションに失敗する(ECP.4097)
- 検出エンジンのアップデートができない
- ウイルス検査が正常にできない
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◆ 対象OS
◆ 対象製品
- ESET PROTECT Essential オンプレミス(旧名称:ESET Endpoint Protection Standard)
- ESET PROTECT Entry オンプレミス(旧名称:ESET Endpoint Protection Advanced)
- ESET Server Security for Linux / Windows Server(旧名称:ESET File Security for Linux / Windows Server)
◆ 対象プログラム
以下のプログラム、バージョンで発生しています。
プログラム名
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バージョン |
・ESET Endpoint Security
・ESET Endpoint アンチウイルス
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V5.0 |
5.0.2254 / 5.0.2260 |
V6.5 |
6.5.2094.1 / 6.5.2107.1 / 6.5.2118.1 / 6.5.2118.3 / 6.5.2118.4 / 6.5.2123.5 / 6.5.2123.7 / 6.5.2123.8 / 6.5.2132.1 / 6.5.2132.2
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・ESET File Security for Microsoft Windows Server
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V6.5 |
6.5.12007.0 / 6.5.12010.0 / 6.5.12013.0 / 6.5.12014.0 / 6.5.12014.1 / 6.5.12018.0 |
※ 上表に記載のないプログラム、バージョンでは、現象は発生しません。
本障害によりESET画面のタイトルバーに正しいプログラム名が表示されない場合があります。
必ず、以下の手順でプログラム名、バージョンをご確認ください。
本現象は、2月8日以降のOSの再起動後に発生しています。OSの再起動を実施していないことにより現象が発生していない以下の端末向けに、修正モジュールが配信されておりますので、 こちらをご参照のうえ、修正モジュールが適用されているかご確認ください。修正モジュールが適用されていれば、OSを再起動していただいても問題ありません。
- ESET Endpoint Security V6.5
- ESET Endpoint アンチウイルス V6.5
- ESET File Security for Microsoft Windows Server V6.5
なお、オフライン環境にて利用している端末についても、弊社ユーザーズサイトにて公開しているオフライン更新用の検出エンジンを利用して、修正モジュールを適用することが可能です。
オフライン環境における検出エンジンのアップデート手順については こちらをご参照のうえ、実施してください。
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◆ 現在ご利用中の端末で現象が発生しているかの確認方法
以下の条件に該当する場合は、現象は発生しません。
- 「◆対象プログラム」に記載のないプログラム、バージョンを使用している。
- 「◆対象プログラム」に記載のあるプログラム、バージョンを使用しているが、2月8日9時以降からコンピューターの再起動を一度も実行しておらず、修正モジュール([アップデート機能]のバージョン「1074.2」以降)が適用されている。
修正モジュールの確認方法は
こちらをご参照ください。
上記に該当しない場合は、本現象が発生しますので、「
◆対応策」でご案内している内容を実施してください。
◆ 発生日時
2020年2月8日 09:00頃
◆ 原因
今回の不具合は、タイムスタンプの有効確認処理に伴うプログラム上の処理の不具合により、該当バージョンに含まれるプログラムモジュールの正当性確認が取れない状態となり、事象が発生いたします。
<補足事項>
ESET製品では、インストールされたプログラムモジュールにおいて、電子証明書を利用したタイムスタンプの認証をおこなっており、これによりプログラムの提供元、改ざんチェック、存在証明の正当性確認をおこなっております。
◆ 対応策
判定修復ツールを公開しました。
判定修復ツールでは、ご利用のプログラム・バージョンを判定して、本現象の修復に必要な修復ツールをESET社よりインターネット経由で自動でダウンロードして実行します。
また、判定修復ツールの実行方法を以下の3つのモードから選択できます。
・GUIモード |
:実行の開始から完了までの実行状況をダイアログで表示します。 |
・CLIモード |
:実行の開始から完了までの実行状況をコマンドライン上に表示します。 |
・Silentモード |
:実行の開始から完了までの実行状況を表示しません。 |
なお、判定修復ツールで実行される修復ツールは、3月10日より本ページで公開している修復ツールと同じです。すでに修復ツールを実行済みの場合は、あらためて判定修復ツールを実行していただく必要はありません。
本現象を修復するには、以下の判定修復ツール、および、手順書を任意の場所にダウンロードして、手順書(PDFファイル)をご参照のうえ、判定修復ツールを実行してください。
Windows Server OS以外では、判定修復ツールの実行後はOSの再起動を実施してください。
【 2020.04.02 手順書の更新 】 |
事前準備(判定修復ツールのダウンロード)に関しての説明を追記しました。
ESET Remote Administrator V5.3 からの再起動方法を修正しました。
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【 2020.03.17 手順書の更新 】 |
ESET Remote Administrator V5.3 の場合のコマンドライン等を修正しました。
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※ 端末がHTTP(TCP/80)でインターネット上のESET社のサーバーに接続できる必要があります。
※ V5.0 の場合はプログラムが自動で「V5.0.2271.3」にバージョンアップされます。
※「管理サーバから各端末に適用する場合」で指定する「実行するコマンドライン」につきましては、以下よりコピーしてご利用ください。
< ESET Remote Administrator V5.3 の場合 >
(New-Object System.Net.WebClient).DownloadFile('https://download2.canon-its.jp/eset/tool/cfd_0316.exe','cfd_0316.exe');(New-Object -com Shell.Application).ShellExecute('cfd_0316.exe','--silent') |
< ESET Remote Administrator V6.5 / ESET Security Management Center の場合 >
powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted -Command "& {(New-Object System.Net.WebClient).DownloadFile('https://download2.canon-its.jp/eset/tool/cfd_0316.exe', '%temp%\cfd_0316.exe');(Start-process '%temp%\cfd_0316.exe')}" |
ESET社のサーバーに接続せず、オフラインで実行する場合は、以下のdatファイルを判定修復ツールと同じフォルダに置いて、判定修復ツールを実行してください。datファイルから修復ツールを取得します。(zipファイルがダウンロードされますので、展開してご利用ください。)
ESET社のサーバーに接続できない、datファイルでの対応もサイズ的に難しいなど、上表の判定修復ツールが利用できない場合は、以下よりバージョン別の対応策を実施してください。
◆ 現象が発生していない場合の措置について
本現象は、2月8日以降のOSの再起動後に発生しています。OSの再起動を実施していないことにより現象が発生していない以下の端末向けに、修正モジュールが配信されておりますので、以下の手順にて、修正モジュールが適用されているかご確認ください。修正モジュールが適用されていれば、OSを再起動していただいても問題ありません。
※ オフライン環境にて利用している端末についても、弊社ユーザーズサイトにて公開しているオフライン更新用の検出エンジンを利用して、修正モジュールを適用することが可能です。オフライン環境における検出エンジンのアップデート手順については
こちらをご参照の上、実施してください。
- ESET Endpoint Security V6.5
- ESET Endpoint アンチウイルス V6.5
- ESET File Security for Microsoft Windows Server V6.5
◆ 新規でプログラムをインストールする場合について
本現象を修正したプログラムを公開しました。(公開日:2020年3月5日)
新規でV5.0、または、V6.5のプログラムをインストールする場合は、
ユーザーズサイトに現在公開されている以下のプログラムをダウンロードして使用してください。
- ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V5.0.2271.3
- ESET Endpoint Security / ESET Endpoint アンチウイルス V6.5.2132.6(2020年3月5日 新規公開)
- ESET File Security for Microsoft Windows Server V6.5.12018.0(2020年3月5日 更新)
※ 既に現象が発生している場合は、上書きインストールによる本プログラムへのバージョンアップを実施しても現象は解消しません。
※ V5.0プログラムのサポートは、2020年10月31日をもってサポートを終了しました。詳細は
こちら。
本現象に関する最新情報は、本ページに随時公開予定です。
お客さまにはご迷惑をお掛けしていますことを、深くお詫び申し上げます。
[更新履歴]
2020年04月02日更新:「◆対応策」の判定修復ツールの手順書を更新
2020年03月17日更新:「◆対応策」の判定修復ツールの手順書を更新
2020年03月16日更新:「◆対応策」に判定修復ツールを公開(実行モードを選択可能とし、ご利用プログラムを判定して修復ツールを自動で取得・実行)
2020年03月10日更新:「◆対応策」に改良した V6.5 向け修復ツールを公開
2020年03月09日更新:「◆対応策」に問題を修正した V6.5 向け修復ツールを公開
2020年03月06日更新:「◆対応策」に V6.5 向け修復ツールの注釈を赤枠で追加
2020年03月05日更新:「◆対応策」に V6.5 向け修復ツールの注釈を追加
2020年03月05日更新:「◆ 新規でプログラムをインストールする場合について」の項目を追加
2020年03月02日更新:「◆対応策」の V6.5用の修復ツールが利用できないOSを修正
2020年02月25日更新:「◆対応策」に実行手順を簡易化した修復ツールを公開
2020年02月20日更新:「◆原因」を更新
2020年02月18日更新:「◆対応策」に改良した V5.0 向け修復ツールを公開
2020年02月17日更新:「◆対応策」に V5.0 向け修復ツールを公開
2020年02月16日更新:「◆対応策」に V5.0 向け復旧補助ツール(CertFix_mu.exe)が失敗した場合の手順を追加
2020年02月15日更新:「◆対応策」に V5.0 向け復旧補助ツール(CertFix_mu.exe)を公開
2020年02月14日更新:「◆対応策」に V6.5 向け修復ツール(CertFix_6.5_all.exe)を公開
2020年02月13日更新:「◆原因」を掲載、「◆対応策」にV6.5 向け修復ツール(CertFix_Fixable_old.exe)を公開
2020年02月12日更新:「◆対応策」に V6.5 向け修復ツール(CertFix_Fixable.exe)を公開
2020年02月10日更新:「◆暫定回避策」をアンインストールツールを使用した手順に変更
2020年02月09日更新:「◆暫定回避策」に詳細手順を掲載
2020年02月08日公開