ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.0.12018.1 から ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1.12006.1 の変更点は以下の通りです。
■ 追加(V7.0.12018.1 から V7.1.12006.1)
以下の機能が追加・強化されました。
- アプリケーション通知機能の強化
アプリケーション通知の設定に、「デスクトップに表示」と「メールで送信」が追加され、イベントごとに設定可能になりました。
詳細設定画面→[ツール]→[通知]→[基本]→[アプリケーション通知]の[編集]から設定可能です。
- ライセンス情報の定期チェックの間隔を制限できる設定の追加
ライセンス情報の有効性などを定期的にチェックする間隔を、以下の設定より制限することで、ネットワークの負荷を軽減できます。
詳細設定画面 →[ツール]→[ライセンス]→[間隔チェック」 の「制限」を選択することで設定可能です。
- ESET社へ提出したいファイルを、手動で送信できないようにする設定の追加
以下の設定を無効にすると、「分析のためにサンプルを提出」がツール画面上から削除され、ESET社へのファイル送信が手動でできなくなります。
詳細設定画面 →[検出エンジン]→[クラウドベース保護]→[サンプル送信]→[サンプルの手動送信]を無効にします。
※ 本機能は既定で有効となっています。
- デバイスコントロールの詳細なログ取得
詳細設定画面→[ツール]→[診断]→[デバイスコントロール詳細ロギングを有効にする]より、詳細なログの取得を設定可能になりました。
■ 変更(V7.0.12018.1 から V7.1.12006.1)
以下の内容が変更されました。
- 詳細設定画面の「カスタマイズ」の場所が変更
変更前:詳細設定画面 →[ユーザーインターフェース]→[カスタマイズ]
変更後:詳細設定画面 →[ツール]→[通知]→[カスタマイズ]
- 上書きインストール後に表示される「コンピューターを再起動しますか?」のメッセージが、プログラムの画面上ではなくポップアップへ変更
※ ESET Management エージェントがインストールされている端末では、ポップアップは表示されません。
■ 修正(V7.0.12018.1 から V7.1.12006.1)
以下の不具合が修正されました。
- アクティベーション時にプロキシサーバーに接続できない場合は、直接インターネットに接続する設定をおこなっても、設定が有効にならずに失敗する
- コンピューターの検査が完了しても、サウンドシグナルが鳴らない
- スケジューラーのタスクで「実行可能になり次第実行する」を設定しても、設定が反映されない
■ ご利用上の注意事項(V7.1.12006.1)
本メッセージが表示された後、何もせずに放置すると2分後にコンピューターを自動的に再起動するよう動作を変更しました。
コンピューターの再起動を回避するための設定手順は
こちらをご参照ください。
ESET RMM(詳細設定画面 →[ツール]→[ESET RMM])のご利用はサポート対象外です。
- ミラーサーバーからの検出エンジン(ウイルス定義データベース)のアップデートについて
- 本バージョンでミラーサーバーを構築する場合について
■ 既知の不具合(V7.1.12006.1)
以下の不具合を確認しております。
- スケジューラーのタスクで、「実行可能になり次第実行する」を設定した場合、予期せぬタイミングでタスクが実行される
ツール画面→[スケジューラー]にて毎週、または、毎日実行するスケジューラーを作成し、タスクが実行されなかった場合の処理で「実行可能になり次第実行する」を選択していると、以下のように、意図しないタイミングでタスクが実行されます。
・設定した時間に関わらず、作成直後にタスクが実行される
・スケジューラーが意図しないタイミングで実行される場合がある
- 毎日実行するスケジューラーを作成した場合、前回の実行時間から1時間以上経過しないと、設定したタスクが予定通りに実行されない
スケジューラーの前回の実行時間と、設定した実行時間の間隔が1時間未満の場合、設定した時間にタスクが実行されません。タスクが実行されるのは、翌日の設定した時間になります。
以下の画像は例になりますが、設定した時間と前回実行した時間の間隔が30分であることから、タスクは翌日以降の15時30分に実行されます。
- ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1 をご利用の場合、クライアント管理用プログラムのポリシーから一部項目が設定できない
ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1 をご利用の場合、クライアント管理用プログラムのポリシーから、以下の項目が設定できません。項目を設定する場合は、クライアント用プログラムから設定してください。
・詳細設定画面 →[ツール]→[通知]→[基本]→[アプリケーション通知]→[編集]内の「ドライバーとの通信が失敗しました」(※)
・詳細設定画面 →[検出エンジン]→[クラウドベース保護]→[サンプルの送信]→[サンプルの手動送信]
※ クライアント管理用プログラムのポリシー画面から設定は可能ですが、クライアント用プログラムへ反映がされません。
- ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1 で構築したミラーサーバーに対してHTTPS接続のための証明書を指定すると接続ができない
ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1 でHTTPS接続のミラーサーバーを構築する際に、[設定]画面 →[詳細設定]→[アップデート]→[プロファイル]→[アップデートミラー]→[HTTPサーバー]→[HTTPサーバーのSSL]より、[サーバ秘密鍵のタイプ]で[統合]を指定すると、HTTPSサーバーが起動しません。
そのため、このミラーサーバーに対してHTTPS接続をしようとすると「サーバーに接続できません」というエラーが表示されます。
HTTPS接続のミラーサーバーを構築する場合は、[サーバ秘密鍵のタイプ]で[統合]以外を指定してください。
- ESET Remote Administrator V6.5 を利用して ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1 を管理している場合、検出エンジンのバージョンが最新でない場合でも、動的グループ「古いモジュールのコンピューター」に振り分けられない
ESET File Security for Microsoft Windows Server V7.1 では、検出エンジンのバージョンが最新でない場合に表示されるメッセージが「ウイルス定義データベースは最新ではありません」から「古い検出エンジン」に変更になりました。
そのため、ESET Remote Administrator V6.5 の動的グループ「古いモジュールのコンピューター」の条件に該当せず、振り分けられません。
以下の手順を参考に、アップデートに関するアラートが表示されるコンピューターを振り分ける動的グループの新規作成をご検討ください。
その他サポート情報につきましては、
こちらをご参照ください。