ESET Remote Administrator V5.3 を利用してミラーサーバーを構築している環境で、ミラーサーバー自身がウイルス定義データベースのアップデートに失敗している場合は、以下の対応方法を実施してください。
<対応方法>
Step.1 設定を確認する
ミラーサーバーを利用するのに必要な以下の環境・設定が整っているかご確認ください。
- インターネット接続環境(オフライン更新の場合を除く)
- ファイアウォールやプロキシサーバーでウイルス定義データベースのアップデートに必要な通信が遮断されていないこと(オフライン更新の場合を除く)
使用するアドレス・ポート番号は以下のWebページの【 検出エンジン(ウイルス定義データベース)のアップデートに使用 】をご確認ください。
[Q&A]ファイアウォールにて許可するアドレスとポート番号について
Step.2 ミラーフォルダーを再作成する
何らかの原因により、ミラーフォルダーが破損している可能性があります。
以下の手順にて、ミラーフォルダーを再作成してください。
- ウイルス定義データベースのファイルが保存された「updfiles」フォルダー内にあるすべてのファイルを削除します。
※ 既定では以下のフォルダーになります。
Windows Server 2008 / Windows Server 2012 の場合
C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator\Server\Updfiles |
Windows Server 2003 の場合
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\ESET\ESET Remote Administrator\Server\Updfiles |
|
- ミラーフォルダー内にあるすべてのファイルを削除します。
※ IISにてミラー機能をご利用のお客さまは、フォルダー内にある"web.config"ファイルは削除しないようにご注意ください。
"web.config"ファイルはIISの設定ファイルとなりますので、削除した場合、各クライアントからのアップデートができなくなる可能性があります。
※ 既定では以下のフォルダーになります。
Windows Server 2008 / Windows Server 2012 の場合
C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator\Server\mirror |
Windows Server 2003 の場合
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\ESET\ESET Remote Administrator\Server\mirror |
|
- ESET Remote Administrator Console を起動して、ESET Remote Administrator Server に接続後、[ツール]メニュー→[サーバオプション]を選択します。
- [アップデート]タブを選択し、[今すぐアップデート]ボタンをクリックします。
※ ミラーサーバーのウイルス定義データベースをオフラインでアップデートする場合は、[アップデートサーバ]の項目に、ユーザーズサイトから任意の場所にダウンロード・展開したウイルス定義データベースのフォルダーパスが指定されていることを確認してください。

(※ 画面は ESET Remote Administrator V5.3 のものです。)
- 確認画面が表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。

(※ 画面は ESET Remote Administrator V5.3 のものです。)
- ミラーフォルダーが正しく作成されているかどうか確認します。
[Q&A]ミラーフォルダーが正しく作成されているか確認するには?
※ 回線によっては多少時間がかかることがありますので、作成されていない場合は時間をおいて確認してください。
- クライアント端末でウイルス定義データベースのアップデートをおこないます。

ヒント
- Windows環境のクライアント端末がウイルス定義データベースのアップデートに失敗している場合は、こちらをご参照ください。
- アップデートプロファイルが複数作成されている状態でミラー機能が動作しない場合は、こちらをご参照ください。