• No : 23116
  • 公開日時 : 2024/02/28 15:26
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ESET Server Security for Linux の変更点(V8.1.818.0 → V8.1.820.0)

回答

ESET Server Security for Linux V8.1.818.0 から ESET Server Security for Linux V8.1.820.0 の変更点は以下の通りです。
 
■ 追加(V8.1.818.0 から V8.1.820.0)
 
機能の追加・強化はありません。
 
 
■ 修正(V8.1.818.0 から V8.1.820.0)
 
以下の不具合が修正されました。
  • Linux Server向けクライアント用プログラム がインストールされている一部の環境で、検出エンジンのアップデート後にカーネルパニックが発生する
 
■ ご利用上の注意事項(V8.1.820.0)
 
 以下の注意事項があります。
  • 自動アップデート機能を使用したバージョンアップについて
     
  • インストールにはroot権限(スーパーユーザー)が必要です。
     
  • 以下のパッケージは、OSリポジトリに接続できる場合、ESET Server Security for Linux のインストール時に自動でインストールされます。
    ※ 不足している記載パッケージと依存性関連のパッケージがOSリポジトリから取得しインストールされます。

    オフライン環境で利用していてOSリポジトリに接続できない場合は、手動で以下のパッケージをインストールしてから、ESET Server Security for Linux のインストールを実施してください。
     
    必要なパッケージ Red Hat Enterprise Linux SUSE Linux Enterprise Server CentOS Amazon Linux2
    openssl
    kernel-devel
    gcc
    perl
    kernel-headers
    kernel-default-devel
    kernel-macros
    linux-glibc-devel
     
  • en-US.UTF-8ロケールについて

    en-US.UTF-8ロケールがインストールされていないと、ESET Server Security for Linux のインストールに失敗します。
    en-US.UTF-8ロケールをインストールしてから、ESET Server Security for Linux をインストールしてください。

    なお、ロケールのインストールは、以下のコマンドでインストールできます。
      コマンド
    Red Hat Enterprise Linux 7
    CentOS 7
    # yum install glibc-common
    Red Hat Enterprise Linux 8
    # dnf install glibc-langpack-en
     
  • kernelバージョンについて

    リアルタイムファイルシステム保護機能を有効にするには、以下のkernelのバージョンを揃える必要があります。
    OS
    バージョンを揃える必要があるkernel
    • Red Hat Enterprise Linux
    • CentOS
    • Amazon Linux2
    • kernel
    • kernel-devel
    • kernel-headers
    • SUSE Linux Enterprise Server
    • kernel-default
    • kernel-devel
    • kernel-default-devel
    • kernel-macros
        
  • プロセス除外に登録するパスについて

    プロセス除外で登録するパスにシンボリックリンクが含まれていると除外されません。
    プロセス除外が機能しない場合は、登録したパスにシンボリックリンクが含まれているかをご確認ください。

    設定例:「vi」を登録する場合
    /usr/bin/vi
    ※ 「/bin/vi」だと、パスにシンボリックリンクが含まれているため除外されません。
     
  • パフォーマンス除外の登録について

    [設定]→[検出エンジン]→[基本]→[パフォーマンス除外]より、特定のディレクトリ配下を除外設定する場合は、以下のように登録してください。

    設定例:「/root」配下を除外する場合
    /root/*
 
■ 既知の不具合(V8.1.820.0)
 
 以下の不具合を確認しております。
  • SELinux が導入されていない環境でプログラムをバージョンアップすると、Webコンソールにエラーが表示される

    SELinux が導入されていない環境で旧バージョンからプログラムをバージョンアップすると、Webコンソールに以下のエラーが表示されます。
    /var/tmp/rpm-tmp.wARwrm: line 31: semodule: command not found

    正常にプログラムのバージョンアップは完了しており、動作に問題ありません。そのままご利用ください。
     
  • リスニングアドレスを空欄にしてポート番号を変更すると、ポート番号の変更ができない

    リスニングアドレスを空欄にしてポート番号の変更をおこなうと、変更したポート番号に変更できず、Webインターフェースにアクセスできません。

    本現象が発生した場合は、以下のコマンドにてポート番号を変更してください。
    # /opt/eset/efs/sbin/setgui –i <IP>:<Port>
     
  • 隔離ログをリアルタイム表示するコマンドが正常動作しない

    以下の隔離管理コマンドで、隔離ログをリアルタイムで表示させようとしても表示されません。
     
    /opt/eset/efs/bin/quar --follow
     
    隔離ログを確認したい場合は、Webインターフェースの画面を開き、[隔離]ボタンをクリックしてください。隔離したログが表示されます。
     
    本現象は、2023年1月24日より公開しております ESET Server Security for Linux V9.1.91.0 で修正されています。
    最新プログラムはユーザーズサイトからダウンロードしてください。
 
 
その他サポート情報につきましては、こちらをご参照ください。
 
 
プログラム
ESET Server Security for Linux
プラットフォーム(OS)
Linux Server